カリフォルニアは砂漠気候みたいで、
強い太陽に乾燥した大気。
よって朝晩は冷え、今夜の予想最低気温が2℃。
明日の最高気温が28度という予想。
よって温度差が26度と、
日本人にとってはとんでもないことになっている。
冷たい大気を切り裂くように走るのは、
AVISOプレミアムゴールドレーベルBD3。
ずっと波が小さかったのと、
ボックスやCANVASパーチェス等のロングボードに夢中となり、
ボードケースに入れっぱなしだったマジックボードを出してみると、
そのスピード感に視界が潤み、ほおが緩んだ。
ただ高速滑走のスリルと比例して、自身の脚力の減退に気づいた。
まじめにトレーニングしないと。
淡い色なのか、
それとも鮮やかな色なのか理解に苦しむ色彩。
サンクレメンテは不思議なところです。
ここのところ毎日コールのシェイピングベイに詣でて、
彼の仕事を見続けている。
新しいモデルのディスカッションと、
彼のシェイプ論理と哲学を学んでいる。
なぜコンケイブなのか、VEEなのか、
アウトラインの幅が拡がるとどうなるか、
テイクオフの際にノーズロッカーだけに目をやるのではなく、
テイルキックも重要であるということをしった。
ルースキャノンのテイルロッカーが、
先月からほんの少しマイナーチェンジされていることを知った。
寡黙なコールから情報を聞き出すのは、
時間を共有するしかないということを知った。
こうして彼の哲学と理論が詰まったボードが世に出て行くのですね。
さまざまな波に自在に乗れ、
夢を共有できるサーフボードは世にも数少ない。
さて、
イタリアからやってきたデザイナーのアマンダ。
日焼けに困っているというので、
ココサンシャインを試用してもらった。
「オッティーモ!これは世界一の日焼け止めよ!」
と海上がりのランチの際に大喜びしていた。
日本製イチバンです!
と俺は胸を張ったのは言うまでもない。
アマンダの家。
サンクレメンテの南側にあります。
彼女は夫ブライアンと
“サーファーのためのおしゃれ水着メーカーSEEA”
を主宰していて、
ちょうどインハウスのディスプレイを製作していたところだった。
センスあふれるデザインです。
ちょうどデザイン界の奇才、
コルト(colt bowden)が遊びに来ていた。
さよなら?。
とみなさんとお別れし、
そのままブライアン・ベントのユナイテッド50に行く。
ここにも毎日来ているが、いつも表情が違う、
クラブハウス(ショールーム)なのにまるで生きもののようだ。
ブライアン・ベントが主宰する
『ファーストサーフボード』
速い=Fastなんだけど、
古い言葉好きなブライアンのことですから、
裏の意味を調べると、
古期英語で、
「しっかりした、真剣な」の意味がありました。
La Vie(命)
そんな言葉をスクリーンプリントしていた。
俺はというと、
彼の描く鳥のような飛行機を模写していた。
やたらと深いところにブライアンは行き着いている。
ブライアンのカスタムライナーを見て、
驚喜していた歩行者。
彼にはこの車のすごさがわかるようだ。
すてきな車と色です。
ユナイテッド50の向かいは、
ジョニー・マンソンがオリジナル風味のサーフショップをオープンさせるべく、
内装デコレーションに勤しんでいた。
公衆電話と、電柱が入って、
路地裏の雰囲気となった彼のセレクトストア。
NAKISURFもここに参加するのです。
ホットロッド続きなので、
1929 Ford model-Aの写真がやってきた。
どうしょうもなくかっこよく見えるのはどうしてだろう?
この車を復刻させれば大人気となるのだろうけど、
「安全基準とかあって、それはむずかしいのですよ」
とカーデザイナーのノブさんに聞いたことを思い出した。
サーフボードもそうです。
機能的に現在の方が格段優れているが、
「ノスタルジーというのもスタイルには重要だ」
と感じ始めてきたこの頃であります。
□
【お知らせ】
「お友達をぜひNAKISURFにご紹介ください」
https://www.nakisurf.com/campaign/campaign48.html
というキャンペーンを開始しました。
NAKISURFではこれからやってくる季節に向けて、
サーフボードだけではなく、
アメリカオリジナル製品の展開をはじめます。
要は小物、ファッション系、
もしかしたらアメリカで見つけた掘り出し物、
レトロ品、中古家具も扱うかもです。
それらのお買いものにも割引可能なニコリンポイントを受け取って、
貯めておいてください。
ブライアン・ベントたちといいものを探してきます!
サンクレメンテの夕陽。
このどこまでもノスタルジアなる色彩が、
メランコリアを霧散させたような気になった。
明日は金曜日。
こちらの土曜日にはジョニーが、
ショールームをオープンさせたりと大忙しの模様です。
明日も半日はコールにいます。
それではまた明日!
暖かくしてお過ごしくださいね。
■