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naki's blog

冥土級の乗りもの_野球ブログ・MLB観戦_(2739文字)

こんにちは、

今日のサンクレメンテ地方は電波が弱いようで、

なかなかブログ管理画面につながらず難儀している日です。

なので、書きながらアップしている次第でして、

メールもままならず、

仕方がないので波乗りに行ってきたが、

帰ってきてもあいかわらずの遅さの苦行実行中。

上の写真は、

チャボさんを訪れて、

SR500をかっ飛ばした日。

空気抵抗の魔力。

http://blog.nakisurf.com/naki/archives/31543

3回目の邂逅(かいこう)日には、

Dセンパイもここにいて、

「こりゃ冥途級(*)の日だぁ」

を連発していた。

*冥土級=冥土の土産になるようなレベルのできごと。

冥途系も同意語。

レッキングボールでうんならかして、

こちらも冥土級。

俺たちは自分で傾けて、

高速で乗るものに目がないようです。

しかもサーフィングは、

転んでもちょっとやそっとでは怪我をしないときている。

早くマンティスが来ないかなあ。

NAKISURFで発売開始以来、

ものすごい人気となっているPenny Skateboards.

週明けには倉庫が空になりそうです。

メーカーの在庫がなくなる前にドーゾ!

https://www.nakisurfshop.com/SHOP/1700.html

これも冥途系ですね。

昨夜はreunionウエットスーツのリョウさんの計らいで、

エンジェルスのボールゲーム観戦に招待されました。

Reunionさんのページはこちらです↓

https://www.nakisurf.com/wetsuits/reunion/

野球観戦は大好きだったのだが、

最近は忙しかったりして、なかなか行けなかったので、

ゲームスタートが19時なのに早起きしてしまうほどだった。

グローブを持って、

いざいざとホームプレートゲートに向かった。

到着して驚いたのが、

今夜の席が、

なんとダイヤモンドクラブ席(バックネット裏)という。

これまでは8ドルだか15ドルの外野席に座ることが多く、

そんなお大尽的な観戦はしたことがなかったので、

しばし放心してしまった。

こんなレストランの中を通ってフィールド側に行く。

おー!

こんなレストランがあって、

野球と言うよりは、

ハイ・ソシエティ的なベースボールという様相であります。

こんな景色のベースボール観戦。

あっけにとられながら俺たちの席に進む。

俺たちを招待してくれたおふたり。

左がエンジェルスファン日本代表の横田リョウさん、

このブログで最近登場するリユニオン・ウエットスーツのオーナーであります。

右がエリックで、

彼のエンジェルスファン度は、

静かに、そして内側に向けて燃えるような、

というような好きっぷりで、

誰も知らないような野球談議が楽しい人でありました。

俺と同じように昔からエンジェルスを見ているようで、

往年の選手話にもしっかりと反応してくれてうれしかった。

相撲で言うところの「かぶりつき」に陣取って、

ゲーム前のメンバー交換を目の当たりにした。

対戦カードはダイヤモンドバックスなので、

バッティングナンバー1(先頭打者)のクリス・ヤングが、

目の前でウオーミングアップしていた。

「初生クリスヤングだ…」

とエンジェルスファンのエリックにバレないように興奮していた俺。

ちなみに俺はベースボールファンなので、

どのチーム隔たりなく好きで、

どちらかというと選手の良いプレイを見ることが好きなんです。

なので、

好きな選手が多いチームを応援するという日もあります。

初回裏エンゼルスの攻撃。

俺が見たかった一人、

マイク・トラウトが打席に入っていた。

彼は高卒のスーパールーキーとしてつい先日メジャー入りしたばかり。

将来のスーパースター候補。

これは野球を知らないとあまりわからないことだが、

彼の出塁率と、長打率を足した数字OPSが.922(今日現在)。

(OPS=On-base plus sluggingの略)

これがどれほどの数字かというと、

イチローさんで知られるシアトル・マリナーズのレギュラー陣で、

OPSが.800に達している選手は誰一人もいない。

今や近代野球の重要なスタッツとして認識されているOPSの9割越えは、

「Aクラス」としてランクされるほどすばらしい数字なのです。

それほどまでのルーキーが、

斬り込みをする重要な一番打者として活躍するのもメジャー流。

日本だとルーキーは、

チームの下位打線からプレッシャーを与えないように育てていくが、

メジャーは将来その選手が担(にな)う打順と、

ポジションで最初から起用していくようだ。

その期待に応えているだけでなく、

メジャーレベルで記録的な結果を出しているマイクも半端ではない。

実際彼がメジャー昇格してからのエンジェルスは、

連勝連勝で、優勝戦線に復帰してきたほどなんです。

盛り上がるエンジェルス・スタジアム。

相撲の枡席のように食事付きという席まであるという。

食べ放題だったら俺は何を食べるのだろうか?

そんな野球以外のことを考えてしまうほど絢爛(けんらん)な場所。

今年FAでエンジェルスに入ったアルバート・プホルス。

ご存じMLB界の主砲です。

エリックは選手の年俸まで詳しく、

プホルスの平均打席数を年俸で割ると、

なんと一打席6万ドルなのだそうで、

彼が入団したおかげで、

スタジアムはビール1杯が9ドルから13ドルに4ドル値上げし、

そんなファンが各4ドルも余計に払って応援しているのは知っているのか、

または知らずか、37,096人の期待むなしく4打数0安打。

なので、エンジェルスオーナーは、

本日プホルスだけで24万ドルを失った計算となる。

24万ドルは現在の貨幣価値でいうとおよそ2千万円なので、

「今日だけで邸宅の頭金になるね」

とエリックは皮肉を言っていたが、

もしかしたら本気だったのかもしれない。

ゲームはエンジェルスが、

トレバー・カヒルにたった三安打に抑えられて、

エリックは「今日を忘れたい…」と消沈して、

「これから花火があるからね」

となだめても、

「負けた日の花火は見たくもない」

といじける試合でありました。

でも花火が上がると、

それはきれいで、負けムードを一掃するような気持ちとなった。

ブルース・スプリングスティーンの

『ボーン・イン・ザ・U.S.A.』

の楽曲を大音量でかけての花火大会。

これもじつにアメリカ的だ、

と思いながら見た夜の花。

タマヤー

カギヤー。

ハート屋もありました。

あー、

冥途Dセンパイをここに連れてきてあげたら良かったな、

と思って球場を後にする。

リョウさん、エリック、

すばらしい席と時間をありがとうございました。

サーフブログで野球な内容の日でしたが、

サーファーが見る野球目線ということでお許しください。

それではまた明日!