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naki's blog

暗き蒼き波_波乗りの島と俺_海賊ウエット!?_サマータイム・ブルース_NAKISURFアパレルのショールームがサンクレメンテに!_(2507文字)

200°という南南西うねりが届いているサンクレメンテ。

日没は8時だが、

仕事が終わると陽が沈んでいることが多い。

それでも

「一本だけ」

といそいそとサーフしにいく。

本当なら1時間はサーフして、

6本は乗り、

マンライ(満足ライディング)を得たいところだが、

こんなクイックなるサーフもまたいい。

一本乗って、

「もう一本」と沖に出ていき、

暗い斜面に向かって滑走していくのはロマンだろうか。

昔に読んだ片岡義男さんの

「波乗りの島」の一文を突然思い出した。

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丸みをおびたその波の頂上が、朝陽を受けて輝いていた。

波頭は砕けては飛び散るので、

波が近づいて来るにしたがって、

熱く溶けた黄金が空中に舞い昇っているかのように見えた。

サーフボードの先端を岸に向け、

波とボードとが直角に交わるようパドリングで調節しながら、

僕たちは振り返ってその大波を見ていた。

海底そのものがいきなり高く持ちあげられるような錯覚とともに、

サーフボードに乗った僕たちの体は空中にほうりあげられた。

そのとき大波の波頭は、僕たちのボードのすぐ下にあった。

「波乗りを文にするということは、

こうやって命をかけて書かなくていけないのだ」

17歳の俺は強くそう感じたのを思い出した。

あの島の波に俺も乗った。

同じ時間を共有できた。

時間をかけて、こころを据えて、

サーファーとして何かを書きたい想いがやってきたセッションだった。

来て良かった。

海はインスピレーションの源だと思う。

アイディアもたくさん出るし、

何よりも健康的な思想になるのがいい。

海は、

そしてその海に直に浸っていられるサーファーは最高です。

結局4本も波に乗ることができて、

3本ものマンライを得た。

打率ならぬマンライ率は.750だぞ、

と先日の野球のことを思い出していた。

マンライは満足ライディングのことなので、

自分で決められるのもいい。

全部にマンライをマークすれば、

夢のマンライ10割達成率だって可能だからね。

サンオノフレは、

こうして焚き火ピットがあり、

めいめいにこうして火を灯してのんびりしている。

波乗り後にこういうのっていいな。

ふと焚き火セラピストの園田さんを思い出した。

現代人にとって火は大事ですものね。

そして夏であっても海上がりは冷えますし、

火の揺らぎを見て、

一日を回想するのってすてきです。

日が代わり、

撮影仕事があって、

日中にサンオノフレに行けることとなった。

明るいのもいいなぁ、

とフィンを撮ってみた。

夏の日差しのコントラストがボードに浮き出ている。

それぞれのボードを見て歩くと、

みんなどこかしら壊れていて、

それを直そうともしていないのもリアルサーファー的でいい。

クリスチャンのパーチェス。

そうだ!

リユニオンのりょうさんが

「”海賊ウエットスーツ”を作ったので着てください」

と日本から友人分と一緒に持ってきてくれたのがこれです。

独自のカッティングなのか、

それともデザインがいいのか、

スタイルがよく見えるのはなぜだろうか?

この日はシングルフィンとオディシーと、

ビーターツインで遊びました。

友だちとサーフして、

ボードを交換して乗るというのは、

いつもフレッシュで楽しい。

最近再びバイクに興味が出てきて、

そうすると、

やたらとバイクが走っていることに気づいた。

今日はラックをつけたサーファーがトレッスルズに向かっていた。

こんな旅もいいなあ。

さて、

友だちからのプレゼントをブライアンに渡してきた。

クラッシュの稀少アルバムと、

エディ・コクランのメモリアルLP(1959)。

どちらも新品同様で、

そのすごさにブライアンは驚いていた。

http://youtu.be/MeWC59FJqGc

エディ・コクランの『サマータイム・ブルース』。

この歌い方、音も全てがあの時代そのものですね。

今なお佳き時代に生きるブライアン師匠。

このモーターサイクルは何年式なのだろうか?

CLのようなマフラーが付いている。

シェーンのクイバー。

黒いフィッシュは半自作というブラックジェイズモデル。

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今年版のオリジナルSURF-Tが大人気です。

https://www.nakisurfshop.com/SHOP/7158.html

昨日のNAKISURF千葉は、

この発送業務に一日追われていたようです。

ご注文いただいた方、

決済順に発送しております。

到着までもうしばらくお待ちください。

こちらUSAでは、

サンクレメンテのゲットーハウス内で全てのカラー、

サイズが販売されています。

先日も日本の方が見えて、

「これは本物ですか?」

と店長のディーンに何度も念押しして、

かなりの数を購入していかれたと聞きました。

ありがとうございます。

はい、ここにあるのは全て本物です。

ゲットーハウス、サンオノフレサーフ内に、

NAKISURFアパレルのショールームがあるのです。

アメリカで製作しているので、

日本より7?10日間早く販売開始しております。

いわゆる「ジャンプの早売り」状態でしょうか。

昨日ここで

「NAKISURFが、

Eストアー・ネットショップ大賞を受賞しました」

という内定報告を書きました。

こんなバナーもあったのですが、

デザインの奇抜さにおののいて使用しなかったら、

事情通の人に

「あのトロフィーバナーを必ず使いなさい」

と指導されたので、

いまだに恥ずかしいが、ここにおいておきますね。

それにしてもこのデザインって、

ベルサイユのばらの公開結婚式みたいです。

あ、おめでたいことだからいいのか。

NAKISURFを支えてくださっている方、

お客さま、本当にありがとうございました。

これからもしっかりと精進していきます。

今日もこのブログに来てくださって、

ありがとうございました。

ツイッターでもフェイスブックでも読めるのですね。

すごい時代のすごい週末としましょう!

2012年7月最後の週末です。

すばらしい日に!

また明日。