「波を横に滑ることができるらしいよ」
「え、そうしたらずっと乗っていくことができるね」
「波の上を昇ったり下ったりできるらしいよ」
「どんどんスピードがつくだろうな」
波乗りをはじめたときの会話です。
波乗りのことは何も知らない俺だった。
おぼえているのは、
初めての日は、
朝5時から午後2時までぶっ通しでサーフして、
すかいらーくで大盛りランチを食べたこと。
ラジオからサザンオールスターズの
「マチルダBABY」
がかかっていた1983年の夏。
あれから29年。
波乗りの本場カリフォルニアで、
一流シェイパーが自分のために作ってくれたサーフボードで、
サンクレメンテ波を思いのままに横に滑るのは、
“It’s just a fantasy”
夢よ覚めないで、
そんなことを思っていた夏の夜であります。
ドッキーから伝え聞いた
Flying Turtle V12のスペックを昨日ここに書いたが、
実際にシェイプ後のサインをしているときの写真が出てきたそうで、
それを見ると、4’10” x 20.63″ x 2.40″というサイズだった。
夢のように滑るボードです。
ボードケースに隙間があれば、
日本に持っていくので、
千葉波で乗ってみましょう。
かなり走るので、スタッフたちは驚くだろうなあ。
Dセンパイもわんちゃんも乗るかな?
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初のトレードショーを終えたユナイテッドフィフティ。
ブライアン・ベント師匠はしっかりと役目を果たしましたね。
JJも楽しそうでした。
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日常に戻った俺は、
キャッチサーフ本社に行き、
インターナショナルミーティングと、
自身のオディシー7’0″の新調をしてきた。
ビーターが大人気で、
一般の方が「買いたいのですが」
と押し寄せるようになってしまったので、
「ここでは販売しません」
という案内が貼られたのは、
最近のキャッチサーフ人気を反映している。
ビーターとは別の、
来年のサーフボード型モデルとなる『ONE』。
FCSクアッド装着が可能な新時代スポンジボード。
中央が国際営業部長のジョエル、
そして主宰のジョージ・アルゼンテ。
オドロキのFTV12をジマンすると、
純粋なみんなは本当に感動してくれて、
このボードのオーナーとして、
それはうれしいものだった。
感動することは大事ですね。
こんなに幸せな気持ちとなりますから。
RATIOのコールクアッドにまで興奮してくれて、
同じサーフボード業界とは思えないほど、
それはいい人たちでありました。
この少年のような人が、
サーフボードを年間2万本も流通させる会社の社長だとは誰も思わないだろう。
いや、こうして新鮮で純粋な気持ちだからこそ、
ビジネスが生まれているのかもしれませんね。
また勉強させていただきました。
キャッチサーフはアパレルも手がけていて、
そのチーフデザイナーのジョン。
昨日ビーターが入荷したというので、
倉庫に写真を撮りに行ってみた。
すでに全量予約分で完売状態だという。
これはまるでたまごっちか、
ダッコちゃん人形状態か。
古いですね。
エアグライド。
俺予約の7’0″ライムグリーン。
うれC
工場をしばし見学した。
フィン装着歴自称千本というジョエル。
2分53秒で三本全て付けてしまった。
職人技であります。
今日も美しい日でした。
明日はクリスちゃんこと、
クリスチャン・ワックがUSオープンに行くというので、
同行できたらしてきます。
コンテストは苦手だけど、
友だちが出るのなら別です。
たっぷりと応援します。
今日もオリンピックでしょうか?
『なでしこモデル』
『サムライ魂』
というサーフボードを公平さんに作っていただきたくなりました。
がんばれニッポン!
それではまた明日!
今日もお越しくださって、ありがとうございました。
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