サンクレメンテ・ピア。
大波が来て、
この先端でブレイクしたこともあるそうです。
そんな波が来るのが海です。
「週末に届く」
予想されていた南からのうねりがやってきた。
昨日とは明らかに違う波。
ちょうどトレッスルズではWCTコンテストも始まるので、
どこか違うところに行こうか計画中です。
マリブとベンチュラのあたりはどうだろうか?
ズマビーチが良さそう。
サーフ業界にいて、
コンテスト嫌いというのも変な話だが、
「波乗りを競う」
ということに痛み、
穢(けが)された結果なのかもしれない。
誰も見ていないところで、
自分の好きなようにサーフするというのが主流となればいいのに。
いまだにコンテストが崇められているのも事実だし、
なかなかむずかしいものがある。
この話はまたいつか。
これは王子邸前の沖にある岩。
『Seal Rock(アザラシ岩)』と呼ばれていて、
以前はトレーニングでここまで泳いだり、
パドルで行ったりしていた。
陸から1kmくらいだろうか。
名前の通り、
茶色く見えるのは全てアザラシ。
それとペリカン。
近くに寄ると、
威嚇するアザラシの吠え声がすごいのです。
□
ライアンのNATION/CANVAS工場に行く。
ちょうどランチ休憩で、
フリスビーで真剣に遊んでいた。
小波に特化したコンピュータデザインが完成したというので、
拝見させてもらうと、それはこんなアウトラインだった。
ワイドなアウトラインは、
極限まで波のパワーを拾えるのだそうで、
膝から頭までの波で滑ることを想定して創ったデザインとなる。
さらに大きな波には、
装着フィンを大きくするなどして調節できるのだそうだが、
そんなことをしなくてもこのアウトラインなら
かなりのサイズまで乗れることを俺は知っている。
もっとギザギザしたテイルデザインを想像していたが、
シンジツはこんなすっきりとしたものだった。
ライアンがこだわったのは、
ボトムのコンケイブで、
その中にショートボードのボトムが浮き出るように存在していた。
上の画像の下の図形は、
ボードの中央部分を輪切りにしたもの。
これによると、
いかにコンケイブが複雑化しているかがわかる。
そして下の画像がこのデザインの前身というか、
ベースモデルとなった『クリックチップ』。
ちょうどクリスチャン・ワックがオーダーしていて、
これと、新作を乗りくらべようということになり、
すぐにシェイプマシンに入れてくれるそうだ。
急ぎのボードはこのNATION工場で巻けるので、
それは早く仕上がる。
ただ難点があって、
急がせると仕上がりが荒いといいうこと。
製品にはならないけど、乗るには問題ないので、
急いでもらうこととした。
見てくれは悪いだろうけど、
乗るには何の問題もないだろうから。
レーサーもそうですよね。
名前を付けようということになり、
暫定的に『The Crystal Ship』と名付けてみた。
□
こちらにカズノコ・ツナくんが来ているのをブログで知った
D先輩からメールがあって、
「あのね、ツナくんを偲んでみんなでカズノコ寿司を食べたぜ。
どこから攻めてもカズノコだからさ、
細かいことは言えないんだぜ。へへー」
という文面が添えられていた。
カズノコ・ツナくんについての由来ブログはこちらです↓
http://blog.nakisurf.com/naki/archives/29158
でも、
ツナくんは先ほど日本に向かって帰っていきました。
仕事が忙しいそうで、週末を使っての休暇だったので、
駆け足サンクレメンテでした。
でも、彼のご厚意でフライングタートルと、
レッキンボールを千葉に持って行ってもらいました。
どうぞお楽しみに!
□
昨日のコスタメサで、
俺が15才のときからいまだに聴いているアルバムがありまして、
そのアナログ版を発見した。
ちゃんと当時と同じく二枚組(当たり前だが)で、
俺は”Hey You”から始まるC面(Disc-2のA面)が好きだった。
この盤の重さに感動しながらそんなことを思い出していた。
ブラ師匠によるトロイ号はそろそろ完成です。
ボックスに乗るストゥポットも描かれていて、
うらやましいほどかっこいい。
夕陽が思いがけないほど西に動いていて、
移りゆく季節を知りました。
少し前は夕方サーフしていても、
目が痛くならなかったが、
今は水平線の後ろに陽があるので、
まぶしく見てうねりを見ている。
太陽の後ろには、決心があり、大きな希望がある。
明日もいい日だろう。
ぜひ、そうあってほしい。
■