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【特大号】真夏のサンクレメンテとサーフィング_ニューヨーク、ヤンキース戦回想&記録記_(3148文字)

こんにちは、西海岸に戻ってきました。

長かったようで短かったニューヨーク旅が終わった。

オレンジカウンティ空港(SNA)に到着したら気温が34度もあり、

真夏に戻っていたサンクレメンテ。

波も南から肩から頭サイズという情報で、

サンオノフレ岬レフトに行くと、

水温も20度まで上がっていたので、

トランクスと空港通過のTシャツでサーフウオッシュ。

ひさしぶりのサーフィンは最高で、

街でのストレスを全て波壁に落としてきた。

クヌヤロ度も高く、

斜面が切り立つと、レイルを強く傾けて、

高速切り返しを楽しんだ。

ようやく自分に戻れた気がします。

良かった。

自然の遊びは最高ですね。

ポンパドール・ラウンドもどんどん足の一部となってきた。

ほとんど寝ずに空港に行き、

機内で一時間ほど寝ただけだったのに、

こうして体が動いたこともこの歳になってくるとうれしいものだ。

時間をさかのぼっていくと、

到着寸前のアーバイン。

よく使う405FWYが眼下に見えた。

夜明け頃のニューアーク空港(EWR)。

使用空港をJFK空港とどちらにしようか迷ったが、

ニューヨーク周辺はキャッチサーフのジョージが詳しく、

彼はEWR派だったのでそれにならいました。

EWR便も悪くはないのだけど、

マンハッタン地区からが距離があるので早朝便に間に合わせるのは修行に近かった。

というのは、

マンハッタンからは、

まずはニューヨーク・ペン・ステーションに向かい、

そこからNJトランジット社の

『ノース・イースト・コリドー線(North East Coridde Line)』

で空港を目指すわけだが、

調べると、朝5時から運行とあったが、

実際に5時前に行ってみると、

空港方面に向かう始発便が5:26発便でしかなく、

ペンステーションで夜を徹した人たちと時間つぶしをして、

それからエアトレインに乗り換えて空港まで着いたら出発間際だった。

予定だと、1時間前に到着するはずだったのにかなり焦ってしまった。

ただ、ユナイテッドカウンターの人が親切で、

ゲートに近く、

空いているセキュリティチェックゲートを教えてくれたので、

すんなり間に合った次第であります。

この方法だと、

NYペン・ステーションから空港までは12.50ドル。

タクシーだと、

85ドル+チップだから105ドルもするので経済的に良いが、

早朝便には向いていないということを記録のために書いておく。

深夜4時過ぎのマジソンスクエアガーデン。

昭和40年生まれの俺にはマジソンバッグを反射的に思いだした。

こんなところにあったのですね。

ゲーム終了後のヤンキース駅。

マンハッタンまではD線で戻りました。

まずは目的地区を選び、

数字かアルファベットの路線、

そしてその鈍行か急行、

下り(DOWNTOWN)か、

上り(UPTOWN)の選択という簡単なものでした。

運賃は2時間まで2.50ドル。

一区間だと高く感じ、こうして遠くまで来ると安いと思う。

ヤンキース駅では、

駅長さんが率先して乗客に道案内をしていた。

カリフォルニアではあまり見られない風景である。

その地下鉄D線、

夜10時半のマンハッタン行きの車内風景。

ニューヨークの夜の地下鉄と聞くとちょっと怖そうだが、

いまでは危険は少ないのだそうで、

無人はNGだが、こうして人が乗っていれば安心だという。

タイムズスクエア到着。

今回はタイムズスクエア泊で、

おかげさまで大都会を味わい尽くしました。

謎のW氏、ありがとうございました。

このビルのどこかに自分がいるという大都会。

摩天楼という愛称は伊達ではありません。

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アップルストアにラジオシティ・ミュージックホール。

1932年開場で、世界最大のホール(5933席収容)で、

トニー賞やMTV関連の授賞式はここで行われる。

いにしえのミュージックホールですね。

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CL350を発見。

朝のタイムズスクエア。

スターバックスは大繁盛で、

いつ行っても行列が途絶えることはなかった。

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国連総会も同時に開催されていた。

国連ビル群を表現したレゴ群。

すごい作品だ。

セントラルパーク沿いの青空本屋が気に入ってしまった。

貴金属通り、

5THアベニューのようにブランド通りもあれば、

こうして楽器屋通りもあった。

シェーンとも蕎麦を食べに行き、

ニューヨークで納豆を見つけてご満悦の図。

納豆は超健康食品なのだそう。

なるほど!

だから納豆好きのシェーンは健康そのものなんですね。

さて、昨日のヤンキースタジアム戦。

ワールドシリーズ出場40回、

WS制覇を27回しているMLB屈指の名門球団。

そして2009年から新球場『ヤンキー・スタジアムⅡ 』となり、

伝統的で美しいボールパークです。

野球ファンなら一度は来たい場所であります。

別名「ベーブルースが建てた家」。

試合前の練習から見に行きました。

カメラ片手に場内をあちこち歩く。

やはり前回のワールドシリーズ制覇の立役者である

松井さんの人気は高く、

ユニフォーム900ドル、バット1000ドル。

ヘルメット800ドル、

サインボールが500ドルから600ドルで売られていた。

WSMVPという文字が入ると100ドル増すのがその価値のようだ。

サインボールも販売されていて、

レジー・ジャクソン300ドル、

リッキー・ヘンダーソンの3055安打サイン350ドル。

ジーターや後述するリベラたちの看板選手クラスが500ドル台で、

バーニー・ウイリアムス300、

アンドリュー・ジョーンズ140という相場の中、

松井さんの500?600というのはすごいことだと思う。

バックネット裏。

そして試合開始。

イチローさんのヤンキースユニフォーム。

しかもホームのピンストライプ。

エンジェルスやドジャースと違うのは、

球場全体の観客の質が高いこと。

応援が理にかなっていて、統制が取れていた。

ライトスタンドからの観戦だったが、

外野手のイチローコール、

グランダーソン、

そしてスイッシャーコールがちゃんとあり、

スイッシャーはそれにすべて応えていたのが印象的だった。

実際来てみると、

ライトはやたらと狭く、

レフトはものすごく広いので、

守備範囲が伝説的に広いイチローさんがレフトを守るのは必然なのであります。

(実際に7回にフェンスポール際への大飛球のスーパーキャッチがありました)

それと、

イニング中に誰も観客席にやってこないことでゲームが見やすく、

「さすが伝統のある球場は違う」

と感激していたら、

各列の前にこのプラカードが掲げられていて、

イニング中には降りていけないのでした。

あらかじめの配慮は大事です。

イチローさんを三塁側から見ました。

自席に戻ると、

ブルペンにはマリアノ・リベラがいて、

係員に聞くと、

ちょうど今日からチームに帯同しているということだった。

ヤンキース一筋、伝説のクローザー42。

以前リベラと相対した中村紀洋さんが、

「投げた球が見えないから当たらない、

もし当たっても球の威力がありすぎて、

打ったボールが前に飛ばなかった」

と述懐している記事を思いだした。

その自席からの視界。

イニング終了時に突然ブルペン方向からボールが飛んできた。

しかも俺の眉間めがけてやってきたので、

反射的にそれをキャッチすると、なんと試合球だった。

なぜこのボールがあるかを検証すると、

2回裏にロビンソン・カノーがバックスクリーンに打ち込み、

それを拾ったブルペン投手が、

前にいた熱心なファン(彼の友人か親類?)にプレゼントとして放ったのだが、

なぜかその黒人の彼を飛び越えて、

俺にやってきたというのが真相のようだ。

なので、

これは暫定的にカノーのホームランボールとしておきます。

満月の初ヤンキースタジアム観戦日は、

これ以上ないプレゼントがやってきました。

野球好きのきんちゃんに自慢しようっと!