さてさて、金曜日がやってきました。
週末の予定は立てられましたか?
台風からの東うねりが届いているようですね。
こちらはあいかわらずの夏日で、
今日は少し風が強いかな、という日です。
仕事柄サーフボードの質問をされることが多いのですが、
「大事なのはトータルバランス」ということ。
長さと比例してボード体積があり、
そこからレイルのフォルム、
そしてセンター(ストリンガー)の厚み、
全体的な肉厚、
ロッカー、テイルキック、エントリーエリアの幅、
コンケイブ、フィンの位置、
テイルブロックの幅があるので、
いくらカスタムオーダーといえどもこれらを全て指定するのは不可能だろう。
そこで「モデル」というあらかじめシェイパーが出してきたレシピがあって、
その中で自分に合うように調理していくのがカスタムオーダー。
またはそのモデルをシェイパーの好みのサイズと、
フォルムで仕上げられたのがストックボード。
これらにフィンが装着されてサーフボードの完成です。
大事なのは、
「自分の適正モデルを知ること」でしょうか。
よく前足荷重型のサーファーにとっては、
ワイド系ボードが良く、
後ろ足加重する人は細いボード、
とカテゴライズしてお伝えしてきましたが、
最近はワイド系ボード、
つまり少し前のミニボードが主流になりつつあるので、
これも当てはまらなくなってきてしまったようだ。
今から25年前も前にさかのぼるが、
湘南に伝説的なサーファーがいて、その方の名を勝又さんという。
ミニボードの話になるたびに、
彼が短いボードを好んで乗っていたこと思い出す。
当時の俺は、185cm(6’1″)から178cm(5’10″)
というマジックサイズを見つけたばかりで、
当時の潮流としてはとても短い部類に入っていた。
だが、勝又さんは、
5’6″程度という当時では信じられないサイズのボードで、
それはラディカルにサーフしていた。
今思うと、先見の明があったのだろう。
先日の静波でひさしぶりに彼にお会いしたときも、
最新鋭のミニボードをご自身でシェイプされていて、
そんなクリエイティブなことにも驚かされました。
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「短いボードは乗ったことがないので怖いです」
とは良く聞くフレーズだが、
怖い=スリルで、
俺たちはそれに魅せられてサーフィングをしていることを忘れてはならない。
サーフィングは地面と違って、
ワイプアウトしても相手は水なので怪我をしづらい。
転んでこそ得る感覚というものもあるので、
どんどん挑戦してほしいと思っている。
それと、ちょっとした確認テストがあるので、
ご自身のサーフボードをもっと軽く、
速い乗り味にされたい方は、
次回のサーフセッション時に試してみてください。
まずはみなさんの立っている状態を確認していただきたい。
ステップバックというのですが、
強いターンをする際に後ろ足をサイドフィンより後方に踏めない人は、
リアフィンを小さく、
または取っ払ってしまうとターンが速く、クイックになります。
これは例えばトライフィンだったらサイドのみの2枚、
クアッドでも2枚ということです。
一度これでサーフしてみて調子が良ければ、
バックフィンを小さくすればいいわけだし、
フィンが抜けすぎるのでしたら、大きくすればいいとわかります。
まあ、サーフボードの話は尽きないので、
また詳しく書いていきます。
上の写真は大きなラウンドハウスカットバックを求めて、
速度をつけたまま、
フックから遠くの緩斜面まで行き、
そこからレイルを入れているところ。
これは大波の日のボトムターンと通じるものがあって、
ポイントは少しずつレイルをかたむけていくこと。
でないと、緩斜面でレイルを立ててしまうと、
必ず失速してしまいます。
柔らかく入って、
波のパワーゾーン(フック)に近づいたら
膝をねじりこむように加重してみてください。
大きなラインでサーフできるようになると、
重力の移動を長く楽しめます。
波からのパワーをより感じるサーフィングというのもあります。
ボードの性能が試されるのもこの緩斜面ですね。
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https://www.nakisurf.com/blog/showroom/archives/45692
さて、先日のTV放送ですが、
「加山雄三さん番組で、
AVISO BD3ゴールドレーベルが取り上げられた」
とあったのですが、これはその撮影風景。
真夏日のことでした。
弊社スタジオでBD3の詳細映像を撮られていたTVクルー。
こうして番組ができていくのですね。
日本で最初にサーフィンに魅せられた加山さんが、
最新鋭AVISOボードをご覧になったときのお顔が今でも忘れられません。
永遠の若大将ですからね。
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ブライアン・ベント師匠のユナイテッドフィフティ。
最近はカスタムシャツの製作に力を入れていて、
日産一枚程度作っている。
これからのアメリカンブランドだが、
いままでどこも出せなかったテイストがここにはある。
ブライアンはちょうど俺たちがNYに行っていたときに
『ミルク&カップケーキ』
というクラシックなパーティをしていたとクリスちゃんから聞いた。
Photo by Christian Wach
これがそのままムーブメントとなっていくのだろう。
いくつかのTシャツをウエブで販売しはじめました。
日本へも発送できるはずなので、どうぞチェックしてみてください。
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街角にはフルーツの屋台があった。
フルーツだけでいただいたり、
ジューサーでスムージーにして販売していた。
屋台もより健康的になってきましたね。
そういえば日本でもパイナップルを凍らせた
『アイスパイン』というのがありました。
こちらはマーケットの石鹸コーナー。
こうして様々な石鹸を切り分けて量り売りしていた。
これだけの種類があるのですね。
知らなかった。
iPhone5のニュースがメディアを賑わせていますね。
iPhone 5 は、
発売日から3日間で計500万台以上を販売したということですが、
そんなに待ち望まれていた端末なんですね。
調べてみると、
思わず笑ってしまう動画を発見したのでここにおいておきます。
「”永六輔チップ”が入っていて、
いっちゃん薄くて、いっちゃん軽いiPhoneじゃ」
すばらしい週末になりますように!
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