美しいサンクレメンテの本日。
しかし明日から嵐だと天気予報は言う。
このすばらしい天気がどう崩れるのかはわからないが、
それも自然の不思議ということだろうか。
波写真を見ていて気づいたが、
波は魔性の美しさを持ち合わせているようだ。
だからこそ世界中の人たちを魅了しているのでしょうね。
話は変わって、
映画ブルースブラザーズを再び観た。
本も映画も音楽も好きなものは何度でも繰り返す性格なので、
おかげで台詞もおぼえてきた。
同じくブルースブラザーズ好きの凛太郎さん(インスピレーション展主宰)に
「あの作品の何がいいのでしょうか?」
とぶつけてみると、
「限界を超えるということです。
アメリカ人は限界を超えるということを夢見て、
そしてそれを愛する性格のようです」
という明快な意見が返ってきた。
「では、あのブルースモビールのダッジモナコはマッスルカーだったのですか?」
「あれは、ポリスカスタムなので、きっとマッスルと呼べるでしょうね」
マッスルカーについて調べてみると、
いろいろと細かい規約があるようで、
これを書くにあたり、
日本でのマッスルカー第一人者の池谷さんに取材してみた。
池谷さん:
「マッスルカーが広まり始めたのは、ご存じのようにアメリカです。
それは1960年代初期でして、中型車に巨大なエンジンを付けちゃおう、
というのが元々のコンセプトでした。
そして1960年代初頭、
アメリカの自動車業界は空前のマッスルカーブームとなりました。
クライスラー系列が強く、
ポンティアックのGTO、テンペストから始まり、
オールズモビル442、プリムス・ロードランナー、
フォード・マスタングボス302、
ダッジ・チャージャー、フォード・トリノ、
シボレー・シェベル、
マリブ、
コルベット・スティングレイ、
ノバ、
マーキュリー・サイクロンCJ、
ビュイック・グランスポートがマッスルカーの一軍であるようです」
それはなかなか深い世界であるようで、
そんな会話をしていたら今年の『デトロイトモーターショー』で、
「マッスルカーの復活」という記事を思い出した。
前出の池谷さんによると、
2000年代後半にGM、
フォード・クライスラーからマッスルカーのディティールを受け継いだ車を
「モダンマッスルカー」と言い、
その「モダンマッスルカー」の人気が急上昇しているとその記事にはあった。
さらには、アメリカン・マッスルカーの象徴、
シボレー『コルベット・スティングレイ』が復活したと続いていた。
このゼネラルモーターズ製のコルベット・スティングレイは、
新開発の6.2リットルV8エンジン「LT1」を搭載。
7速マニュアルシフト、450馬力、最大トルクは610Nm。
0-96km加速は4秒という速さ。
このエンジンは気筒休止システム
「アクティブ・フューエルマネジメント」を採用し、
予想燃費は約11km/L。
ボディ、内装にはカーボンファイバーを多用し、
徹底した軽量化を実現したとあって、
現代のマッスルカーはスーパーカーのようである。
フォードの新作トラック。
こちらはGMCの同サイズ。
GMのシボレートラック。
ふと気づいたのだが、
マッスルカーって、色も剛性もAVISOみたいで、
さらに言うと、アメリカ製ということと、
タフネスで速いということが重なった。
ではサーフボードでのマッスルカーを紹介すると、
まずはロケットフィッシュだろうか。
https://www.nakisurf.com/brand/aviso-model.html#rocketfish
上が5’9″、
下が6’6″。
あまり知られていないが、
ロケットフィッシュはかなりの人気で、
昔も今もこれを指定して購入される人は後を絶たない。
そして乗った人は口を揃えて、
「最高です!」を連呼するというのも昔から。
友人のふたりはロケットフィッシュをほとんど全てのサイズで収集しているほど。
これも全て人気のなせる技でしょうね。
“The Rocket Fish Club”
こちらタンカーチェイサー。
https://www.nakisurf.com/brand/aviso-model.html#TankerChaser
マッスルボードの最右翼がこれだろうか。
恐ろしく速く、そして強烈なトルクが特徴であります。
このタンカーチェイサーやロケットフィッシュで
マッスルカーのように波の上を走らせる、
というのもパワフルで楽しそう。
それではまた明日!
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