ピアボウルの駐車場に行くと、

必ずと言っていいほど名車が駐まっている。

1960年代のフォード・マスタング。

オリジナル・ライセンスプレートが付いていた。

とすると、ワンオーナーの逸品。

普段はガレージ内にある車をここピアまで乗りつけて、

散歩して食事していくというハレの場なのでしょうね。

ダックダイブする瞬間には波はこう見える。

美しい斜面に一瞬包まれる瞬間。

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キャッチサーフのジョエル親子とサンオノフレに。

ロングやミッドレングスではなくて、

ミニボードでロング波を滑らせてみようと思い、

乗ってみたら予想よりもかなり楽しめた。

ここでカットバックと、

リッジバウンスのシークエンスを得て、

それを見ていたらあることに気づいた。

まずはこのカットバックのシークエンスですが、

不思議なのは、

ここまで平らな斜面なのにレイルがひっかかっていないこと。

乗っているときは、

もし途中でレイルが引っかかったら、

ターンをあきらめてホッピングして、

波に乗り継ごうと用意していた。

だが、喜ばしいことに

ーーターンの方向に「あれー」とすんなり進んでいったので、

そのまま波のトップにリエントリーして、

理想通り弧を描きながらターンが決まった。

下のシークエンスに移ります。

カットバックリエントリーして、

すぐ次のターンであります。

緩斜面なので、

トップに上げるほどスピードがない状態でした。

前からのセクションが切り立ってきたので、

反射的にそこに行かねばならないと感じて、

なんとかトップまでボードを引き上げ、

リッジ（稜線）を使ってレイルを切り替えたのです。

ここでも速度がない（スプレイを参照）のに、

スピードがついているときと同様な返り方をしている。

速度がないからステップバック（後ろ足をテイル側にずらすこと）もせずに、

そのままターンして、きれいにターンアウトしていた。

これもBD3の魔力というか、じつに不思議なことです。

大波のときもすごいけど、

こうしたロングボード小波でも楽しくサーフできるというのは、

やはり武器と言えるほどの銘剣であります。

ジョエルの娘たちがパドルアウトしていく。

最近どこに行ってもNATIONボードを見ない日はなく、

大増殖している。

これもやはりコンピュータシェイプを極めたライアン・イングルのリワード（獲得）で、

新時代というとあっさりと聞こえるけど、

実際は大変なことであります。

2000万円近いシェイプマシンを購入し、

画面上のデザインと、

実際のシェイプを直結させられるのはライアンだけであろう。

彼は世界中のマジックボードを集めて、

それをスキャンインして、

全てのライン、角度、フォルム、体積等を収集保存している。

不思議なことにそれらの数値には合致するものがあるらしく、

それらを用いて、

彼のNATIONボードやCANVASが製作されている。

広告も出せず、

ライダーも持てない低予算型のメーカーでありますが、

ここまで順調にユーザーを増やしているのがすごい。

気づいているとは思いますが、

有名メーカーはプロライダーの他に、

上手ライダーというのを設定して、

彼らに廉価でボードをごっそりと配っているのです。

だからやたら見かけるのですね。

これはマーケティングの一種ではありますが、

ライアンのような零細工場にはなかなかできないことであります。

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さて、BD3（5’0″）の走りを見て、

「それ、貸してください」とジョエル。

「ドーゾドーゾ」とお渡しすると、

「ボクには小さいかも？」と言うが、

「200kgまで乗れるので大丈夫ですよ」

と嘘呪文と一緒に渡すと、

80kg近い体重なのに、ロング波を乗りまくったジョエル。

「最高デス！今まで乗ったどのボードよりも調子いいです！！」

と本日オーダーしてきました。（本当）

あげくの果てには娘と一緒に波に乗ったり、

最高の日曜日だったようです。

娘ミーア。

こちらはミーアの友だちミーア。

平均台に乗るようなスタンスですね。

みんなオディシーで楽しく乗っていました。

大満足のお父さん。

80kgで5’0″は小さいので、5’1″をオーダーしておきました。

お楽しみに?！

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（おまけ）

ジャワにいるD先輩からメールがあって、

「WBCで日本が優勝する夢を見たぞ。正夢かな？」

「あ、すごいです！ちょうど今朝、

先輩が杉本さんとお立ち台に登っている夢を見たんですよ。

イメージ画像を添付しておきますね。

右手がグーなのと、王宮風サテがポイントです」

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王宮風サテについてはこちらを↓

http://blog.nakisurf.com/naki/archives/42818

勝負は時の運です。

勝負せずに自分流に楽しく波乗りをしましょう。

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