サンクレメンテ・ピアに行くと、
このシボレー・ブレーザーが駐まっていた。
幌が付いていて、
リムとボディカラー以外は自分の理想に近い個体だと感動した。
車内もこの美しさ。
さらにはスティックシフトも併せてスペシャルな車ですね。
今日のピアはセットでこのサイズ。
あれだけあった南うねりは下がってしまった。
風もなく、うつくしい波でしたよ。
水温17度。
これはちょっとぬるめの白ワインくらい冷たいです。
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フォードアーズに行くと、
いつものように隙間もないほど大混雑の駐車場だった。
盛夏ですね。
隣のスペースが空いて、
ここに誰が入って来るのだろうか?
気にしていたらタイちゃんことタイラー・ウオーレンがやってきました。
奇遇はいつものことだけど、
こんな偶然もあるのですね。
駐車するための車列が50台くらいだったので、
1/50の確率でしょうか。
今度はローレンス・ワックもやってきた。
波が小さいので、
のんびりとサーフ観戦と決め込んで、
JJやタイラーのグライドに魅入っていたローレンス。
クリスくん(クリスチャン・ワック)の実父です。
タイちゃんのサーフバン。
波が小さいからか、
1本だけボードが積み込まれていました。
さらにはジャッキー・バクスターまで現れて、
大西と一緒に記念撮影してくれました。
ジャッキーは俺がサンクレメンテに引っ越してきた頃、
それはよく面倒を見てくれた人で、
あれから20年経つけど、
何も変わっていなくて驚きました。
彼は1960年代の後半、
招待選手だけで開催されるデューク・クラシックの権利を得ようと、
パイプラインやサンセットでそれは美しいグライドを見せて、
その名を広めたサーファーなのです。
ちょうどその当時の有名な写真があるのでここに。
強いトレードウインド、ソリッドなパイプライン。
短くなり始めたばかりのボード。
もちろんノーリーシュ。
カリフォルニアの若者が夢を見て、
冬のノースショア波に必死に向かっていった時代のショットです。
今では飛行機代も安くなって、
カリフォルニアから簡単に行けるようになったけど、
金銭的にも肉体的にもかなり大変だったと聞きました。
サーファーがまだ見ぬ波に情熱を持っていた時代の話です。
それでは今日の陽が沈んできました。
みなさんもどうぞすばらしい夏の日をおすごしください。
あ、日曜日はサザエさんですね。
まだ見ている人は何人いますか?
かなり好きです。
そして科学忍者隊ガッチャマンを突然思い出した。
ジャッキー青年が波に挑んでいた頃、俺はまだ3歳。
佳い時代でした。
今日この日もいい時代のヒトコマとなりますように。
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