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naki's blog

サーフィン半生記まとめ_新サービスと新価格、そして新送料のお知らせです!_(3150文字)

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サーフィングとは不思議なものです。

「ボード一枚で波に乗る」

ということに出会ってから人生が変わった。

まずは体の調子を第一に優先するようになり、

夜遊びや暴飲暴食には興味がなくなってしまった。

朝陽前に起きて、波を見に行き、

風や潮加減で一日の予定を決めるという生活がはじまった。

まだ見ぬ波を夢見て、

飛行機や船を乗り継ぎ、

世界地図に散らばるいくつかのブレイクで、

忘れられない波に乗りました。

これはコスタリカのカリチェ岬。

奇しくも弊社ヤザワ、

そしてマットアーチボルドと一緒に行った旅でした。

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ボードはCOLEのHPSです。

他社のボードも持っていったのですが、

電光石火のように切り返せるCOLEシェイプがどうにも楽しくて、

最後には、

他のボードを全てコスタリカの友人に譲ってしまったのを思い出していた。

こうして「波乗りだけしていればいい」

というプロサーファーに憧れ、

1980年代にノースショアの波に乗り、

それからカリフォルニアはサンクレメンテにやってきて、

当時のUSAプロツアーであったPSAAに参戦しました。

最上位は7位。

ここでは旅費程度の賞金を得た。

ちょうどマット・アーチボルドがフリーサーファーとなり、

シェーン・ベッシェンやディノ・アンディーノが活躍していた時代です。

ドノバンもまだソロではなく、サンチャイルドのギタリストでした。

それから日本のプロ資格を取り、

その後やはりUSAでの活動の可能性が捨てきれず、

1994年にサンクレメンテに越してきました。

2005年に究極波を求めてノースハワイに。

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イナリーズ、ソフトサンドリーフ、

そしてホワイトハウスと、

大好きな波とかけがえのない時間を得た。

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ちょうどAVISO社が新進気鋭だったので、

多くのテストボードの開発に参加しました。

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ネバダ州にまで小型飛行機で試作BD3を取りに行き、

そのノースハワイ波を経て、

再びコスタリカに今度はBD3の亜種であるBD3-bを持って行くと、

以前は手もつけられなかった無人のデビルズダンジョン波が俺を誘っていた。

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ここはホワイトハウス類な波だったので、

バレルを完璧にメイクすることに成功し、

自身の挑戦に一区切りをつけることができた。

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さらに冬のノースハワイで、

ミニボードの極限に挑みました。

5’0″のボードでこんな美しい斜面を駆け上がるというのは、

自分の究極の夢だった。

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これは先週。

自分のサーフィングのルーツであるサンクレメンテピアに戻り、

COLEの最新デザイン&先端技術であるケアハナボードで、

最小半径のトップターンを楽しみました。

波乗りの半生記みたいになりましたが、

ここにまとめておきます。

そしてNAKISURF。

おかげさまで今年の12月に8周年を迎えます。

この活動のおかげでさまざまなすてきな人たちに出会いました。

そしてサーフィングを表現することも。

バードロゴのまとめ。

2011_two head eagle

 

そして、

NAKISURFは創業当時からお客さまとのつながりの中で、

「最高のサーフボードをお求めやすい価格で」

をモットーに業務展開をしてきました。

しかしながら昨年末あたりからの急激な円安推移や、

さらには輸送コストや素材価格の高騰の影響により、

サーフボードの価格にそれらが反映されてきました。

これら不本意な理由の価格改定を

なんとか打開できないものかと思案し続けていました。

そこで、

まず仕入れから販売までの流れをあらためて確認してみました。

今までは全てをボード価格に含めてワンプライスで展開していたのですが、

ショールーム千葉ピックアップ割引

アメリカピックアップ割引

フィンなし割引

そんな割引がそのワンプライスの中に存在していて、

一見するとユーザー向けでわかりやすいと思っておりましたが、

それは逆で、

ボード価格のみを表示した方がわかりやすいですし、

お客さまにとって何が価格なのかがわかるようになると思います。

ワンプライス価格に隠れていたのは、

1)

ご注文から納品までのご案内に人員をさいていたこと

2)

そしてサンクレメンテで完成したボードは、

日本の基準だと、ピンホールや細かなキズも容認されないこと

3)

日本製品に向けて、

ブランクス厳選やグラッシング工場を確保して、

その工場のみで製作していたこと

これら3点を取り除いて、

『アメリカンストックボード』として、

それらはもちろん廉価として値段に反映しました。

今後は「ブランド直送価格」として販売いたします。

一方で、

『通常オーダー(既存の品質管理されたオーダー)』は、

完成までのご案内をし、

しっかりとボードを追跡し、

納期に仕上げ、

仕上がり後にカリフォルニアで検品、

さらには日本到着後に再検品し、

細かなキズやクロス目を貫通するピンホールを、

弊社の指定工場にてチェックと修正をする、

という公正価格のダブルプライスとしました。

これでサーフボードのクオリティより、

数多くのボードを乗りたいラフなサーフマニアから、

せっかくのボードだから納得したものが欲しい、

という両極まで到達できると自負しております。

さらにだぶつくフィン価格を除去し、

これらは本場アメリカ同様のオプション価格として、

ノーフィン(フィンなし)、グラスフレックス、

USプレミアムフィン、

そして最上級である日本製Prosフィンまでをご選択いただけるようにしました。

fedex plane

加えてサーフボード輸送方法も見直し、

現行価格の骨組みとなっていた根本部分にもメスを入れ、

コストの削減と再構築に徹底的に取り組みました。

その結果、お客さまにはより自由度のある選択肢のご提供と、

よりお求めやすい価格での販売を実現しました。

具体的にいえば、従来の「エア便」に加えまして、

リーズナブルな船便での発送、

さらにはカリフォルニアからご自宅まで、

最短3日でお届けできる「最速のフェデックス便」も加わります。

弊社千葉倉庫からのお届け方法の選択も可能な上、

USAのサンクレメンテ事務所での直接手渡し(送料無料)も可能といたしました。

fedex-logo

新しく加わったフェデックス便。

なんと最速3日間(全国主要都市周辺)で、

サンクレメンテからご自宅のドアまでお届けします。

お値段は高めですが、

いざというときと、

ご存じ世界最大ロジスティック網を誇るフェデックス発送のご安心。

またはフェデックスアカウントをお持ちでしたら送料着払いも選択できます。

logo_mapcargo

そして通常エア便は、既存のマップカーゴ便で。

業界最速と最上のサービスを使用した運送業者です。

NAKISURFとは(前身のUPSIDE DOWN時代を含め)、

19年の信頼関係がある業者ですので、

安心かつ、

最もコストパフォーマンスが高い輸送方法です。

通常は毎週木曜日に発送後5〜8日間で千葉倉庫まで到着いたします。

弊社千葉倉庫で検品後、

ご自宅までお送り(国内送料別)するか、

千葉ピックアップ(無料)をご選択いただけます。

そして新サービスが『船便』です。

これは6〜9週間で到着しますが、

日本までは最安値です。

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こちらは混載便なので、

事故や通関検査で到着が遅れることが懸念されます。

こちらはTranscontainer Inc.さんが用意した定期便、

ロングビーチ港出発日ー大井埠頭に向けて発送可能です。

到着後、通関審査、

ローディング、アンローディング、

大井倉庫までの移動があって、

そこから千葉までの配送があります。

なので最大9週間の猶予があるのです。

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これで、

いつもNAKISURFをサポートしていただいている、

お客さま、ユーザーのみなさまに、

最高のサーフボードをお求めやすい価格で提供できますよう、

アメリカからの輸送料、日本の送料を選択制にすることで、

価格の高騰を抑えることができると思います。

日本は猛暑となっているようですね。

お盆、花火、かとり線香、

そんな言葉が浮かびます。

どうぞすばらしい夏をお過ごしください。


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