こんにちは、
どんな週末でしたか?
こちらはとても冷えこんだ週末となりました。
明日の予想最低気温がまた零下。
例年よりも冬の始まりが早いような気がする。
日本はいかがですか?
サーフボードに関するご質問をたくさんいただき、
コールやライアン・イングル、
はたまたクリスチャンたちに聞いたりしながら、
100%ご満足いただけるように返信しています。
その中から今日は、
「ダックダイブについて」
をピックアップしてみました。
ダックダイブとは、
日本だとドルフィンスルーとも呼ばれていて、
波の下にサーフボードごと沈ませて、
沖に出ていくテクニックであります。
カイラの実演。
水中から見るとこうなっています。
ノア。
膝ではなく、
つま先でテイルを押し込むのが深く潜るコツです。
慣れてくると、
9’6″幅23インチという、
巨大なボードもこうしてダックダイブできるのです。
クリスチャン・ワック。
ノーズを斜めに入れていますね。
ダックダイブの究極。
さて、本題です。
Q.こんにちは、(前略)ダックダイブがしやすくて、
テイクオフも早いボードが欲しいのですが〜(後略)
A.はい、ダックダイブはそこまで重要でないので、
乗ることに集中するボードがいいと思います。
ビーチブレイクで沖に出ることが大変なときは、
それはきっと潮目に乗っていないからです。
潮目、つまり流れに乗ると、
例えダックダイブで戻されようと沖に出ていくことができます。
探し方は、まず砂浜をじっくりと眺めて、
浜が海に向かって大きく凹んでいるところに沖に出る潮目があります。
その流れをそのまま沖にまで結んでいくと、
たいていは流れを見つけられます。
ライディング技術と同じように
潮目を見つけられる眼術を会得されると生涯重宝します。
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Q.テイクオフとダックダイブを考えて、
両方をしやすくするためにボードを短くしました。
でもテイクオフやパドリングが遅くなってしまい、
壁にぶち当たっています。
ちなみに私はオーバーヘッド波までしかサーフしません。
A.ご存じでしょうが、
ダックダイブとテイクオフはシーソーのような関連性があります。
どちらを取るか、
または公平とするかという決定をされなくてはなりません。
ダックダイブのためにテイクオフが遅くなってしまうのは、
本末転倒という感があります。
オーバーヘッド波は入られないということですので、
それならば、この際ダックダイブは無視しても良さそうです。
きちんと沈められなくても、ノーズを波に対して直角に合わせて、
少しでも海面と平行に沈められたら、そこまで後に戻されることはありません。
浮力のあるボードで波乗りを楽しんでください。
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実際にダックダイブは有効だが、
あれが上手にできる人を見ていると、
魔法のように沖に行けると思ってしまう。
実際にダックダイブをサクサクできる人は、
やはり沖に出るのがとても早い。
じつのところ、
そのダックダイブ達人たちは、
パドリングも上手だから沖に出るのが早いのですね。
なんでもそうですが、バランスが大事です。
まとめると、
ダックダイブがパドルアウトの全てではありません。
3mくらい岸に戻されたとしても、たかがしれています。
ダックダイブができなくてもボードから降りて、
ノーズを両手でしっかりと持って波の下に入って、
波から外れたらすぐにパドリング。
そしてセットが終わったら全力でパドリングできたらたいてい大丈夫です。
私たちもダックダイブしても後に引きずられています。
だからそこまで気にしないでくださいね。
でもできると便利なので、練習方法をここに。
波のない場所、
つまり沖でボードを沈める練習をして、
慣れてきたらダックダイブの動きを毎回してみてください。
さらには沖に向かっているときに崩れない波、
つまりうねりに向かってダックダイブをする。
その練習をしていれば、すぐにできるようになりますよ。
□
さて、昨日完全にお伝えできなかった
“Brian Bent / Surfindian”個展の模様です。
サンクレメンテを午後に出発し、夕方頃に到着。
嵐の日だったので、道路も大混乱していた。
ダブルレインボウのかけらがお出迎え。
サーフインディアン前にも出現。
サーフインディアン主宰のクリスをジョエルに紹介した。
クリスの後ろには、花井祐介さんのアートボードが見える。
サーフインディアンはすっかりクリスマス模様でした。
新しいアパレルもたくさん入荷していて、
すばらしいセレクトのサーフインディアン。
キャッチサーフ・クロージングを置いてはいかがでしょうか?
ジョエルと俺で営業しました。
開始前にお隣のギャラリーに行く。
そのアート群にジョエルは大満足。
ブラ師匠の新レーベル
「ホットロッド・ガレージセール」
新作ロングスリーブがたくさん出展されていた。
ブライアン・ベントの世界にようこそ!
今回新しかったのが、
段ボールを切り抜いて、
それをキャンバスとしていたこと。
斬新というか、
奇天烈はブラ師匠の真骨頂であります。
クリスはこの革ジャンをいたく気に入ったようで、
ガールフレンドにプレゼントしていた。
個展開始。
ミッション大通りからのギャラリーと、
サーフインディアン外観。
ブラ師匠の車が横付けされていますね。
奥からのアングル。
いつものようにサーフインディアンからドリンクと軽食がふるまわれた。
昨日書いたように酒豪ジョエルは、
この右下にある白ワインをたくさん飲んだのです。
自己申告10杯。(実際には20杯?)
会場ではなんと、
サンディエゴ在住のNAKISURFユーザーの熊木夫妻にお会いしました。
グラスホッパーとビーターの武蔵二刀流。
渡米二年半となるそうで、
南カリフォルニアの南端をエンジョイされている。
今度波乗りをご一緒する約束をしました。
ぜひロッキーショアかグラブルズにいらしてください。
1960年代のハーフサイズカメラを持ったマニアな人。
ミノルタなのだそうで、それはイカしていた。
主役のブライアンとクリス。
牧師である彼のアートはいつも神々しい。
8時。
ブライアンバンドの説教、
じゃなかったライブが始まった。
長女エスターがドラムとなったのです。
フロアタム、
スネアとライドシンバルだけというシンプル派。
演奏された音楽は、いつものすばらしさでした。
はじめてブラ師匠の音楽を聴いた全員が、
いたく感動するという結末となり、
とてもうれしいライブだった。
アンコールでは、
ダンスが始まるほど盛り上がる。
こういう性質のライブではとても珍しい。
そんなこんなで、
真性酔っぱらいのジョエルを連れて、
はるばるサンクレメンテまで戻ったのでありました。
それではすばらしい週にしましょう。
Happy Life!!
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