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言葉の勉強_横山泰介さん個展が鎌倉極楽寺で_ゆる波乗り系マニアから初乗り感動編_(2539文字)

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こんにちは、母の日ですね。

自由にさせてくれた母を思い出しました。

すばらしい日になりますように。

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日本語がぺらぺらのマックスと、

「どのような日本語を使えばいいのか」

について話していました。

敬語。

これはかなりむずかしいですよね。

とりあえず今は「いつも敬語で話しましょう」

ということになった。

もしマックスが破天荒な性格なら敬語は必要ないのでしょうが、

上品で穏やかな人なので、

敬語なら間違いないと思いました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

そしてマックスは日本語が書けます。

そして読める。

なので、メールやテキストが日本語が送られてくるのだが、

ここでも漢字のやっかいさがある。

なんでも漢字で表記すればいいというわけでもない。

「ありがとうございました」

なんていうのは典型で、

ひらがなのすばらしさがこの11文字に表現されていると思う。

有名編集者兼作家のコラムで言及されていたのが、

漢字が多い、

たとえば「ございます」を漢字で書くのは、

「道路標識文体」といって、

文章の中で最も下に位置するほど蔑まれているという。

そんな中で「ぜひ」は、なぜひらがななんですか?

という質問があった。

これは明確で、

「漢字とひらがなでは意味が違う」のです。

漢字で書く「是非」とは、

読んで字のごとく物事の善し悪しを問う場合に使用します。

「是非を論じた」

こんな使い方をします。

そしてひらがなの「ぜひ」という場合は副詞となります。

あることを強く希望する場合や、

「どうしても」という気持ちを強調する際に使用します。

使用例は、

「ぜひお願いします」「ぜひ!」となります。

「ぜひ」の歴史を紐解くと、明治文学以前の文章は、

漢字のみの表記となっているのだが、

それから旧仮名遣いが終了し、新仮名遣いとなり、

そしてタイプ一つで簡単に漢字に変換できる世の中になった今、

すぐに表記される「漢字」をあえて使わずに

「ひらがな」を使うことによって

よりわかりやすい表現ができるのです。

私は「しんの○○」

という表現をたまに使用しますが、

これは「真」「心」「芯」「新」

「神」「信」「進」「深」「慎」

という意味を複数使いたいときにあえてひらがなとしています。

そんなことをマックスに伝えていました。

ちょっと閑話。

日本から何冊かのサーフ雑誌が届いた。

で、ちらりと読むと、

「サーフポイント」

という表現を使っている編集者が多いことに気づいた。

以前、

インテリで音楽にも詳しく、サーフマスターで、

釣りもプロ級というレジェンド岡田修平さんとお話ししたときに

「サーファーがさ、

波の場所のことをポイントって使ってるけどかっこ悪いよな」

という「ポイント」の話となった。

日本では、「ポイント」

とは、釣りやスクーバダイビングの場所を表すのに用いています。

英語で岬のことを表す単語がポイント(Point)。

サーフィンだと、

ポイントブレイク(岬波)という有名な言葉があって、

それと混同してしまうので「ブレイク」とか「スポット」

というのが正しいとされている。

サーフポイント(岬に沿って崩れる波)というのは世界でも数少ないです。

湘南でも2〜3、千葉でも5〜6箇所だけをそう呼べる。

しかしそれも全部一緒にして「ポイント」となっているのはかっこ悪い。

というのが岡田さんのご意見です。

サーファーが何も考えないで、

釣り用語を使っているのはいかなるものだろうか。

しかも大事な言葉と混同する恐れがある単語「ポイント」。

一般サーファーはまだいいが、専門誌を編集するプロたちは、

そんなことを考えてしっかりと言葉をピックアップしてほしい。

そんなことを話したことを思い出しました。

サーフスポット

サーフエリア

サーフブレイク

(サーフを省略していいと思います)

微妙な使い分けもありますが、

まずは「ポイント」と言わないようにしてみましょう。

Coast Line誌が届き、

その中に故大野薫さん特集があった。

それは横山泰介さんと芝田満之さんが、

薫さんのことを回想しているというものだった。

薫さんは本当にかっこいい人でした。

ロアのダブルアップのストールとか、

みんなビールなのにアロハシャツを着てワインを飲んでいたり、

エスプリも効いていて最高な人でした。

もし薫さんが生きていて、

これを読まれたらどう思うのだろうか?

そんなことを考えながらインスタグラムのフィーダーを開くと、

肉ちゃんとUskeさんの本日ポストは、

『泰介さん個展』という内容だった。

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なんという偶然、

本当に不思議です。

Uskeさんのハッシュタグから場所を推定すると、

どうやらOff Season Galleryのオープニングパーティのようでした。

(違っていたらごめんなさい。

すぐに修正しますので shop@nakisurf.comまでお知らせください)

https://www.facebook.com/pages/Off-season/446286338757650

波乗りを始めたときにお世話になったのが泰介さん。

1980年代当時に1960年代のブルーバードだったかな、

そんな古い車で吉浜まで波乗りに連れていってくださったり、

今は懐かしいホットドッグプレス誌の取材と称して、

岸さんとフェリーで南房総までにもご一緒しました。

泰介さんもどこまでもかっこいい人で、

その彼が撮る作品のすばらしいこと。

その横山泰介さん個展にぜひいらしてください。

これも推測ですが、場所は鎌倉極楽寺だと思っています。

昨日波が小さかったので、

カラちゃんとジョニーたちのキャッチサーフ一家は、

Tストリートでハッピーサーフ三昧。

IMG_3335

「カラニロブがオディシーで新しい動きを練習している」

というキャプションがいい。

他にもオディシーの上で波に乗りながら腕立て伏せをし、

その回数を競っていたりと、

「ゆる波乗り系マニア」にはかなりたまらない内容です。

詳しくはインスタグラム内の @catchsurf までぜひ!

IMG_3340

最近見た写真の中で一番好きなのがこれ。

波に乗った感動が伝わってきます。

自分もこの初感動を忘れないようにしていきます。

それではどうぞすばらしき日曜日となりますように!

Have a wonderful beautiful Sunday!

HAPPY SURF!!