こんにちは、母の日ですね。
自由にさせてくれた母を思い出しました。
すばらしい日になりますように。
日本語がぺらぺらのマックスと、
「どのような日本語を使えばいいのか」
について話していました。
敬語。
これはかなりむずかしいですよね。
とりあえず今は「いつも敬語で話しましょう」
ということになった。
もしマックスが破天荒な性格なら敬語は必要ないのでしょうが、
上品で穏やかな人なので、
敬語なら間違いないと思いました。
そしてマックスは日本語が書けます。
そして読める。
なので、メールやテキストが日本語が送られてくるのだが、
ここでも漢字のやっかいさがある。
なんでも漢字で表記すればいいというわけでもない。
「ありがとうございました」
なんていうのは典型で、
ひらがなのすばらしさがこの11文字に表現されていると思う。
有名編集者兼作家のコラムで言及されていたのが、
漢字が多い、
たとえば「ございます」を漢字で書くのは、
「道路標識文体」といって、
文章の中で最も下に位置するほど蔑まれているという。
そんな中で「ぜひ」は、なぜひらがななんですか?
という質問があった。
これは明確で、
「漢字とひらがなでは意味が違う」のです。
漢字で書く「是非」とは、
読んで字のごとく物事の善し悪しを問う場合に使用します。
「是非を論じた」
こんな使い方をします。
そしてひらがなの「ぜひ」という場合は副詞となります。
あることを強く希望する場合や、
「どうしても」という気持ちを強調する際に使用します。
使用例は、
「ぜひお願いします」「ぜひ!」となります。
「ぜひ」の歴史を紐解くと、明治文学以前の文章は、
漢字のみの表記となっているのだが、
それから旧仮名遣いが終了し、新仮名遣いとなり、
そしてタイプ一つで簡単に漢字に変換できる世の中になった今、
すぐに表記される「漢字」をあえて使わずに
「ひらがな」を使うことによって
よりわかりやすい表現ができるのです。
私は「しんの○○」
という表現をたまに使用しますが、
これは「真」「心」「芯」「新」
「神」「信」「進」「深」「慎」
という意味を複数使いたいときにあえてひらがなとしています。
そんなことをマックスに伝えていました。
ちょっと閑話。
日本から何冊かのサーフ雑誌が届いた。
で、ちらりと読むと、
「サーフポイント」
という表現を使っている編集者が多いことに気づいた。
以前、
インテリで音楽にも詳しく、サーフマスターで、
釣りもプロ級というレジェンド岡田修平さんとお話ししたときに
「サーファーがさ、
波の場所のことをポイントって使ってるけどかっこ悪いよな」
という「ポイント」の話となった。
日本では、「ポイント」
とは、釣りやスクーバダイビングの場所を表すのに用いています。
英語で岬のことを表す単語がポイント(Point)。
サーフィンだと、
ポイントブレイク(岬波)という有名な言葉があって、
それと混同してしまうので「ブレイク」とか「スポット」
というのが正しいとされている。
サーフポイント(岬に沿って崩れる波)というのは世界でも数少ないです。
湘南でも2〜3、千葉でも5〜6箇所だけをそう呼べる。
しかしそれも全部一緒にして「ポイント」となっているのはかっこ悪い。
というのが岡田さんのご意見です。
サーファーが何も考えないで、
釣り用語を使っているのはいかなるものだろうか。
しかも大事な言葉と混同する恐れがある単語「ポイント」。
一般サーファーはまだいいが、専門誌を編集するプロたちは、
そんなことを考えてしっかりと言葉をピックアップしてほしい。
そんなことを話したことを思い出しました。
サーフスポット
サーフエリア
サーフブレイク
(サーフを省略していいと思います)
微妙な使い分けもありますが、
まずは「ポイント」と言わないようにしてみましょう。
□
Coast Line誌が届き、
その中に故大野薫さん特集があった。
それは横山泰介さんと芝田満之さんが、
薫さんのことを回想しているというものだった。
薫さんは本当にかっこいい人でした。
ロアのダブルアップのストールとか、
みんなビールなのにアロハシャツを着てワインを飲んでいたり、
エスプリも効いていて最高な人でした。
もし薫さんが生きていて、
これを読まれたらどう思うのだろうか?
そんなことを考えながらインスタグラムのフィーダーを開くと、
肉ちゃんとUskeさんの本日ポストは、
『泰介さん個展』という内容だった。
なんという偶然、
本当に不思議です。
Uskeさんのハッシュタグから場所を推定すると、
どうやらOff Season Galleryのオープニングパーティのようでした。
(違っていたらごめんなさい。
すぐに修正しますので shop@nakisurf.comまでお知らせください)
https://www.facebook.com/pages/Off-season/446286338757650
波乗りを始めたときにお世話になったのが泰介さん。
1980年代当時に1960年代のブルーバードだったかな、
そんな古い車で吉浜まで波乗りに連れていってくださったり、
今は懐かしいホットドッグプレス誌の取材と称して、
岸さんとフェリーで南房総までにもご一緒しました。
泰介さんもどこまでもかっこいい人で、
その彼が撮る作品のすばらしいこと。
その横山泰介さん個展にぜひいらしてください。
これも推測ですが、場所は鎌倉極楽寺だと思っています。
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昨日波が小さかったので、
カラちゃんとジョニーたちのキャッチサーフ一家は、
Tストリートでハッピーサーフ三昧。
「カラニロブがオディシーで新しい動きを練習している」
というキャプションがいい。
他にもオディシーの上で波に乗りながら腕立て伏せをし、
その回数を競っていたりと、
「ゆる波乗り系マニア」にはかなりたまらない内容です。
詳しくはインスタグラム内の @catchsurf までぜひ!
最近見た写真の中で一番好きなのがこれ。
波に乗った感動が伝わってきます。
自分もこの初感動を忘れないようにしていきます。
それではどうぞすばらしき日曜日となりますように!
Have a wonderful beautiful Sunday!
HAPPY SURF!!
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