Many Rivers To Cross – Jimmy Cliff
Many rivers to cross
たくさんの川、河
But I can’t seem to find my way over
ぼくは向こう側へは渡れることができない
Wandering I am lost
自分を失い、さまよい
As I travel along the white cliffs of Dover
ドーヴァーの白い崖の海岸線を歩く
Many rivers to cross
たくさんの川、河
And it’s only my will that keeps me alive
ただ自分の意志だけでぼくは生きている
I’ve been licked, washed up for years
何年も打ちのめされ
And I merely survive because of my pride
なんとか生きていられるのは誇りがあるから
And this loneliness won’t leave me alone
孤独がぼくからなくなることはないだろう
It’s such a drag to be on your own
そうやって一人で生きてきた
My woman left and she didn’t say why
愛した人は何も言わずに去った
Well I guess I have to cry
泣かないといけないのだろう
Many rivers to cross
この先にもいくつもの河や川がある
(1969©Jimmy Cliff)
波乗りを始めた頃、
この曲が大好きだった。
仕事が夜2時頃に終わるので、
終わってそのまま伊豆に行き、
多々戸浜の駐車場で、
カセットテープから流れてくるこの曲を繰り返して聴いていた。
ときには涙が流れ、
ときには夢を見て、
そしてこの歌詞の意味も知らずにいた30年前の自分。
こんにちは、
グリーンルーム・フェスティバルにようこそ。
初日の昨日は満員御礼というか、
ものすごい人出でした。
発表では7万人!
サーファーのパーティで、
横浜にそんなに人が集まるイベントが、
このグリーンルーム・フェスティバル。
開場と同時にお越しくださってのは、
冒頭のジミー・クリフと同じ年の横山泰介さんとさえさん、
そして大先輩の文筆家の岸さん。
銘編集者で知られる川本ゆうすけさん。
各社の代表ボードを持ち込んだら大人気でした。
マックスも来日してムービーを製作しています。
アンディ・デイビスのブースで対談する泰介さん。
湘南の大野薫さん流派を今に継ぐ方です。
キャッチサーフとタイラー・ウオーレン人気がすごいです。
さすらいの寿司職人ルーディさんは遙かコスタリカから。
ハコにお寿司屋さんを構えたそうで、
それは大繁盛店となっているのでしょうね。
おめでとうございます!
□
「NAKI!」
大声がするので振り向くと、
それはフォーちゃんことフォード・アーチボルド(右)で、
それは見事に大きな青年になっていました。
種子島に旅をしたのは今は昔。
https://www.nakisurf.com/blog/naki/column/column-17
さらにはウナクネ総帥アレックス・ノストさまもご一緒にいらして、
「ウナクネの教え日本編」
をありがたく受ける。
ウナクネ総帥についてはこれが一番詳しいです↓
https://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/53497
フォードが俺よりも、
アレックスよりも大きくなっていてびっくり。
アレックスが私の着ているこの
『American Ravenラグラン』を見て、
「どうしても欲しい」
とおっしゃるので、
総帥のいらっしゃるブースにお届けに行くと、
総帥とフォーちゃん、
そしてそのお友だちがチルアウトしていた。
総帥はクーラーボックスからシャンパンを抜き出して、
ラッパ飲みでグビグビ。
さすがワイルドであります。
ビールとシャンパンのちゃんぽんで、
歩き方までウナクネになった総帥にシャツを進呈すると、
それはお気に入りになってくださった。
早速着用されて笑顔で、
「あとでライブにきなさい」と去られていく総帥。
総帥のウナクネミュージックはいかに。
ちなみにアレックス総帥は、
自然体のニコリンサーファー師範でもあります。
宴もたけなわの夕陽後、
ジミー・クリフのライブに行くと、
なんとなんと、
Many Rivers To Crossが始まった。
イントロの数秒間で、
波乗りをはじめた頃の日々、
あのときの自分や、月に照らされた海、
乗っていた1977年式のいすずジェミニの内装まで浮かび、
あのころの鎌倉の部屋から友人たちの顔まで走馬燈のごとく浮かび上がった。
サビにさしかかったとき、
今までわかることすらなかった深い歌詞の意味を知ることとなり、
涙がとめどもなく溢れてきて、
横を見ると、
同じように頬を濡らすD先輩の姿がステージからのライトで浮かびあがり、
先輩もまた自由だった時代の中に戻っているようだった。
自分の愛した楽曲というのは歌詞でもなく、
もちろんリズムや技術でも流行でもなく、
心の琴線に触れたが最後、
それは永遠に自分の体のどこかに宿すものだと知り、
さらには、
「生でオリジナルの人が歌う感動」
という満潮に満たされることを知った。
グリーンルームフェスティバル。
これは元々ニコリンサーファーたちのパーティだけど、
メインに音楽があって、
そして夢の祭宴だということを知った2014年。
そして自分が48歳の初夏。
ありがとうグリーンルームフェスティバル。
今日も行きます。
本日ドノヴァン・ダイセンセですね。
お会いする人たち、
お会いするのを楽しみにしております。
どうぞよろしくお願いします。
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