こんにちは、
もうあっという間に8月2度目の週末ですね。
日本もたっぷり波があるようですが、
こちらも196°角の南南西うねりが入っていて、
ピアや王子邸前は腰程度だが、
コットンズ、ローワーズ、
そしてフォードアーズはオーバーヘッドサイズになっています。
下の写真はインドネシアの夏波に乗る私だが、
これだけのサイズとなると、
まるで海の爆発のようにとてもパワフル。
Photo by umicafe Ippei-kun
COLE HPS 5’11”
視界と体感からか、
興奮物質が脳内にたくさん出るようで、
それは叫び出したいほどみなぎった感覚となる。
日本は大きな台風うねりが届いていて、
フェイスブックを見ていたら
「リーシュが切れて命を落としそうになりました」
という怖ろしい投稿を発見しました。
波サイズが上がると、
リーシュというのは簡単に切れてしまいます。
それはフィンの後ろにリーシュが引っかかって切れることがほとんどですが、
劣化やほんの少しの亀裂からでもプツリとあっさり切れてしまうのです。
私が人に伝えているのは、
どんな波に入るのも自分次第で、
さらには、
「もしそのブレイクの沖でボードを失ってしまっても
泳いで帰って来られる自信がありますか?」
ということを質問します。
泳げなくてもウエットスーツを着ていたら浮いていられます。
浮きながら波を喰らい続けたら、たいていは岸に戻れます。
そんなことも予測して、
最悪のときにも確実に戻ってこられるようにルートや、
潮の流れ、波数、潮位、風向き等々を常時確認して、
どうぞすばらしい波に乗ってください。
リーシュは命綱でもないし、
サーフボードは浮き具でもありません。
大きい波、強い波のときは、
突然あなたの手の中から消えていきます。
残るのは自分自身だけ。
そこでしっかりと気を入れて浮かび続け、
たくさんの波に巻かれながら、
ゆっくりと着実に、
そして安全に泳いで戻るのです。
これも大切な波乗りの技術です。
サーファー=ウオーターマンということですね。
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ウナクネ党員になることが夢だというのは、
ウエストウッドのケイイチSKYさん。
彼は高名なヘアカットアーティストで、
CANVASミニノーズライダー6’12”
マヨネーズティントで大マンライしていました。
かわいい子と一緒にNATIONのシャンパン・シングルフィンがやってきて、
ピンクティントという凝った仕様がとてもキュートだった。
この子は9’2″NATIONで、
こうして波の大きいときにもパドルアウトしていくのがすごい。
カリフォルニアの人たちは、
初心者の頃からオーバーヘッドサイズ波に平気で入ります。
何が違うのかというと、
こっちの子どもたちは小さな頃からショアブレイクで遊んでいて、
その初期トレーニングが功を奏しているのではないかと思っています。
なので最近サーフを教えるときは、
ボディサーフも必ず取り入れているのです。
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みなさんもご存じのゲーテ誌のエグゼクティブサーフチームが、
サンクレメンテに来られました。
これは去年のハワイ特集。
今年版はカリフォルニア特集となるのだそうで、
みなさんはオールドマンズとTストリートで、
ニコリンサーフされていきました。
50歳代でサーフィングを始めた高島さん。
体幹もしっかりと、
体の均整が取れていることに驚きました。
世界のエグゼクティブは体力勝負ということですね。
スキッパー6’0″に乗るのは、
コーディネーターのブライアン・ヨシオカ。
少し昔に青森でサーフしていたので、
ご存じの方も多いのではないでしょうか?
彼の本業は南カリフォルニアでのサーフガイドサービスなんです。
SURF RXの特製ロングボードですね。
サンオノフレを見渡せるビュースポットで、
みなさんはブレイク研究に余念がなかったようです。
左から稲本健一さん、本田直之さん、高島郁夫さん。
品があって、体力たっぷりの
グレイトサーファー&ハッピーサーフの人たちでした。
表紙写真でしょうか。
サンクレメンテでご一緒できて良かったです。
こちらが編集チームを加えたみなさんです。
写真家の福森さん、副編集長の米澤さん、そしてライターの今井さん。
濃い内容の誌面を創り出すパワーピープルです。
全盛期のポパイを思い出しました。
ありがとうございました。
それではみなさんもすばらしい土曜日をお過ごしください!
また明日ここでお会いしましょう。
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