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naki's blog

全米オープン・オブ・サーフィングで優勝する夢を見たか_ニュー(テンポラリー)オフィス_アートプロジェクト第一弾『Voyage(航海)』_(1412文字)

 

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Photo by Zack

ジェイミーオブライエンのダブルキャッチサーフ。

ボードを2本使って波に乗る時代となりました。

それにしてもバックドアのこの景色。

インサイドの泡地帯付近を良く見ると、

激浅箇所の海面が盛り上がっていて、ここがどれだけ危険かがわかる。

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昨日USオープンで大原洋人くんが優勝してから、

なぜか電話やSMSでの「おめでとう」がたくさん届いた。

同じ祖国というだけだが、日本人サーファーとしては素直にうれしい。

ちょうど「コンテスト=お祭り」と例えて、競争だけではなく、

自分たちが愛していることへの尊敬や感謝だと、

ここで書いたばかりなのでさらにうれしく感じる。

少年時代からサーフコンペティションへ傾倒し、

自らも選手となり、

そして今は選手へのサポートを続けながら

メディア活動をするヨゲさん(カラーズマガジン)に電話すると、

「ヒロトやりました!」

感激のあまりに涙声になるほど喜んでいた。

日本のメディアでも大きく扱われていて、

それらを読むと、

この優勝は東京五輪の追加種目への加速事項となりそう。

 

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全米オープン(オブ・サーフィング)で日本人が優勝するということは、

夢にも思わなかったほどすばらしいこと。

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夕陽と、ジョンon the 改造オディシーが撮れた。

それにしても美しい日でありました。

 

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金網バレルに入る私たち。

ジョン↑

兒玉さん↓

 

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それぞれのスタイルが出ておもしろい。

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サンクレメンテのニューオフィス(一時的なものだが)から見えるNAKISURF号と朝陽。

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この下にはサンクレメンテ・スケートボードパークがあり、

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ここはノアがスケートボードを始めたところでもあります。

さてさて、

金曜日の夜からアート・ウイークエンドと称して、

ジョンと一緒に「一枚のアートを完成させる」というプロジェクトにかかっていた。

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まずは、

ハンティントンビーチの内陸にあるウエストミンスター市に巨大な画材屋があり、

そこで「アーチ・ペーパー」と、木炭や消しゴム等を求めた。

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ジョンはキャッチサーフのアートディレクターで、

前職ではマーク・ゴンザレスのアシスタントをしていたり、

さらにはバリー・マッギーと親交があり、

さらには↓グレッグ・クレヨラ・シムキンをも収集しているアートマニア。

http://www.imscared.com/

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私はそのグレッグ・クレヨラ・シムキンの「サイ王」の木炭画に触発されて、

クジラが描きたくなり、

さらには、

「(自分が一番欲しい)キャンパーを背中に載せて、クジラのお母さんを捜す旅をする」

という母からはぐれてしまった赤ちゃんクジラと、

50歳になる男(私かも)が交流するストーリーが浮かび、どんどん描き進めていった。

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第一段階の完成↑

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ほぼ最終版。

「光の反射は影の中にもある」

そんなありがたい啓示があった。

それを描き足しての完成です。

タイムラプス動画を撮ったので、

完成までをコマ送りでご覧になってみてください。

絵を描くことって、とっても楽しく、

食べることを忘れてしまうほど没頭できるもの。

そして今までは一人で描いていたのだが、

達人ジョンの意見を取り入れてみたりもし、とても満足できるものとなった。

「週末が終わって作品が手に入った」というボーナス感覚もいい。

これは来年の個展に出品する第1品目となります。

どんな額装にしようかと、クジラの名前を思案中であります。

それではまた明日ここで!