昨日の嵐だが、夜半ものすごい風が吹き、
南カリフォルニアでは記録となる70ノット(およそ風速36m)が吹いた。
この風によってサンクレメンテ市の大木が10本も倒れ、
そのうちの1本は電気施設を破壊したそうで、
いまだに停電が続いている地域もある。
そんな風の日に写真を整理していると、
前回行った千葉北ノースタイガー(北東浪見)でこんな作品を得ていた。
ピークする波と、そのパーフェクション。
しかも冬色が映り込んだのもうれしい。
こちらはNationのGoRideキャンペーンが始まり、
それに押し出されるようにライアンが忙しくしている。
彼のボードに対するセオリーは確実で、
蓄積された数値とフォルムを具現化できる世界でも数少ないシェイパーだ。
蓄積された数値とは、『マジックボードの数値』。
ライアンはこの魔法の数値を幾千も持ち、
それをサーフボード上に精細に表現できる技術者/名匠でもある。
先週の波が良かったときに、
抽象的ながらサーフボードの芯を感じたので、その話をしてみた。
「ねえ、ライアン。サーフボードを1/3以下にそぎ落とすとしたらどうなると思いますか?」
「前足と後ろ足をつないだ線で、足裏の長さが幅になると思います。けれどなぜそんなことを聞くのですか?」
「金曜日の午後にミドルスで、それは良い波に乗ったのだけど、セクションの連続でとても高速になりました」
「ふむふむ」
「その際にボードコアが硬かったらもっと速くて、操作しやすいのでは?そんな直感を得たのです」
「なるほど、その通りですね。コア部分を硬くすれば、ターンの動線の反応がよくなるから機能は高まります」
「それで、他の部分を柔らかくしたらいいのだと思いました」
「でもあまり柔らかくすると、今度はその芯部分からレイルにかけて、トルクというかパワーが付きづらくなります」
「そうなの?てっきり柔らかくすることで許容範囲が拡がると思ったのですが」
「ターンのためにボードを踏んだとき、その芯からレイル、そしてテイルに水が抜けていきますよね」
「はい」
「その全てがバランスよく取れていないと、マジックボードにはならないのです」
「こんなイメージをイラストにしてみました。芯部分はカーボンとハイデンシティコアです」
「うわ、これは完璧ですね。
(じっとイラストをながめて)カーボンとSDS、
そしてハイデンシティコアの良いところどりができますねこれは」
「そんなことを感じたので図解してみました」
「早速次のボードで試してみましょう」
「お、楽しみです!」
そんなことになりました。
こちらまたここに追ってポストしていきます。
実験してみますね。
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今日はサンディエゴ方面。
大好きなエンシニータスに行きました。
このメイン通りにあるホールフーズ・マーケットに行き、
軽いランチを求めた。
ベンチュラで採れたすばらしいイチゴ。
とすると、セイジの葡萄畑付近であるのでしょうね。
完熟手積みぽい大きさと色でした。
先日私が日本に持っていったスタンプタウンのコーヒーは、
ブルーボトルと一緒にサードウエイブの代表格としてマーケティングされているが、
その味の個性と豊潤な風味がすばらしいと思う。
現在コーヒーは健康にも良いということが注目されていて、
自分でもとても興味を持っている。
週末は紅茶のことを調べていた。
茶葉が発酵する際に酸化酵素が発生することを知った。
それが人体に有効なクロロフィルやカテキン(ポリフェノール)、
そしてペクチンとなるという。
お茶、紅茶も健康飲料だということがよくわかった。
湯に溶かすように飲むものだからつい安全な茶葉を探してしまう。
逆に言うと、有害な茶の多いこと。
ヨギティー大好きです。
ホールフーズ・マーケットのジェラートが、
モチアイスに変身していて驚いた。
アメリカの健康ブーム人たちは、
現在「米」に注目していて、
それによってのモチ米だと思うのだけど、
情報が偏るのと、
やたらと展開が早いのもアメリカのブームの特徴であります。
いつものパニキン・カフェで会うのは、アンディ・デイビス。
彼とは、いつもアート話をしにくる。
今日は本物(オリジナル)、
ニセモノ(コピー)ということを話しこんできました。
それではすばらしい日に!
友人のSさんによると、
「明日は節分です。南南東の方角(丙の方角、南微東)ですよ」
そんな注意があった。
方角を大切にしなければ、そう感じた2月のはじまり。
もうすぐ春ですね。
Happy day to you!!
今日もNAKISURFにお越しくださってありがとうございました。
明日もまたここで!
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