こんにちは、
また新しい週が始まりました。
今週もどうぞよろしくお願いします。
さて、先週末に日本の沿岸を低気圧が通過し、
その後、各地の水温が温まったと聞きました。
弊社ショールームがある、
千葉北一ノ宮、東浪見周辺でも
「ブーツが脱げました!」と聞き、
こちら南カリフォルニアはすっかり春景色だが、
ついに日本も春に入り始めたのだと実感しています。
サーファーはむきだしの自然の中にいるので、
いち早く季節を感じられますね。
NATION工場。
今日もボードがシェイプされ、
グラッシング、フィンボックス、リーシュプラグ設置、
ホットコート、サンディング、グロス、
そしてポリッシュという各工程が行われています。
で、私のハイパーソニックが、
ついにボトム面がホットコートされ、
強度を高めるクロスパッチがフィンプラグ部分に封入されました。
これは特別なものに見えますが、
NATIONでは全てのボックスフィンに施行されています。
カーボンストリップをレイルラインと、
フィンラインに沿って剛性を高めたネクストレベルの試作品。
今回はロイが、
私のプラグパッチ作業をしてくれ、
それを見てジェイソンがうれしそうな顔をしていた。
私はここでほぼ毎日彼らと工程を共にしているので、
なんとなく家族のような気がしてきました。
職人たちのチームワークは、
「最高のサーフボードを作ること」
というテーマがあり、
さらには職人たちはプライドが高い人が多く、
時にはお互いの衝突もあるし、
資材が期日に届かなかったり、
長期間欠品というドラマもあり、
それは笑いと涙の物語の連続であります。
映画化できたらおもしろそう。
いよいよ、ホットコートが終わりました。
これが8時間ほどすると硬化するので、
サンディング工程が終われば、ついに完成です。
このボードを今週行く日本に持っていき、試乗してみます。
初乗りが日本だなんて、国際色豊かなハイパーソニックです。
その新開発のショートボードの詳しくはこちらをご覧ください↓
これはキンちゃんからいただいた写真で、
乗っているのは岡本さん。
岡本さんには、
私が20歳半ばの頃にウエットスーツをスポンサーしていただき、
それはお世話になりました。
岡本さんは泰介さんや、
大野薫さん(故人)たちの仲間で、
とてもスタイルを大切にする人でした。
「波乗りがどんなに上手くてもスタイルが悪ければ、おれは認めない」
そんなことを良く言われました。
当時はスタイルという概念がよくわからず、
ガニ股とか?と思っていたのですが、
今では、「波の待ち方の品」だったり、
波乗りをしていないときの姿勢、
または運転の仕方だったり、
食事作法だったりするということを学ばせていただきました。
さすが湘南の大先輩です。
そしてその岡本さんが今最も愛するボードが、
キャッチサーフのオディシーなのは、
今が2016年だということでしょうね。
お待たせしました。
明日よりキャッチサーフ先行予約がスタートします。
予定では先週に実行するはずだったのですが、
あまりの人気で、追いつかなくなったというのがその理由です。
これはカラニ・ロブがショビットをして、
ワイプアウトしたのだが、
次の波にそのままボディサーフして、
またボードを取って、
そのままテイルとノーズを逆に乗り、
ショビットで前後を直すという小技の連続の伝説技を連続写真で撮れた。
こういうのは、よく見ることだが、
なぜかこうして映像画像で残せないので、
とても珍しいと思える。
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それでは、今週もすばらしいものに、
そしてすてきで優しい月曜日にしてください。
Have a wonderful day to you!!
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