フィンレスでサーフするようになって、
それは修行のような日々だと感じている。
けれど、華やかな瞬間もあって、
それはこの波で最も強く感じた。
まっ逆さまに落ちるようなテイクオフ。
アウトサイドレイルをつかみ、
波壁にレイルを入れられるだけ入れる。
落下モーメントを使い、
食い込ませ、切れこませて、
もはや斜面ではなく壁にまで切り立った波に張り付く。
はて、これはいつかどこかで。
それはパイプラインかフィジーのヴィナカか、
そんなフィーリングを得た。
ミニマルフィンやフィンレスは、
千葉波をバックドアやイナリーズに変えてくれる。
あの高速で飛ばされそうなほど硬斜面を滑るような摩擦感覚。
堤防から堤防までの長く強い波。
それは美しい海の斜面。
全ての迷妄や不安が吹き飛ぶような瞬間でありました。
冬波のすばらしさをここに。
最近、「道の駅」とか、物産店に興味が湧き、
つい寄って地元産の食べものを求めている。
これは買わなかったけど、
美しい細工寿司というか祝い巻を見た。
上にあったカルメ焼きは、
漫画アクションの名作「じゃりん子チエ(©はるき悦巳)」
の作品内に良く出てくるお菓子。
関東ではほとんど見なかったし、食べたかったカルメラ。
で、一号二号のカルメラ兄弟を思い出した。
紅芋。
ほっこり上品な味に土から湧き出た宝石のようなパワーを知る。
加齢してくると、こういう味に深く感じいってしまうことに気づいた。
@clubfinlessは、
バリー・マッギーが所属している。
そのつながりではないが、
RVCAにバリーのコラボバージョンがあった。
で、届いたのがドレスシャツにスウェットシャツ。
エリ周りにあるトリミングにもバリーを感じ、
彼にタグ付けをして、インスタグラムに投稿するにいたった。
バリーのアカウントはニセモノも多いのですが、
これは(インスタグラム見てくださいね)本物であります。
マニアやファンは知っているでしょうね。
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さてさて、昨日の続きです。
【バレンタインデーフェア記念パック詳細】
その五枚中2枚は昨日ここにご紹介したので、
今日はあと三枚をここに。
“California Dreaming”
サンクレメンテの春。
暖かな夕陽の中、
自由なーーウナクネーーサーフィングをしている人がいて、
どうにもたまらなくなってシャッターを押したのがこの作品。
ここにはサーフィングの美しさのエッセンスがたっぷりと詰まっていて、
忘れることのない感動が迫ってきます。
横でパドルアウトしているのは、
タイラー・ウォーレンの親友シェーン・マクファーソン。
「HD高細密プリント」
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“Pelicans”
『編集長』というニックネームのトミヤマさん。
彼がNALU編集長だった時代の、あれ、あれは海楽だったか?
どちらかは失念したが、
とにかく編集長は、
枻出版社の名著を紡ぐためにカリフォルニア取材に来られた。
その大切な取材を「私の写真で」と任命してくれて、
彼と同行して各地、各サーファーを撮って歩いた際に、
地元サンクレメンテに王子邸前という名門ブレイクに行くと、
ご覧の通りの美しい波。
そこにペリカンの群れがやってきて、
オフショアに吹かれたセット波にふわりと浮き立ったのでありました。
波斜面の上の煌めく二つの光の星に、
ちょっとした示唆を受けたことも思い出しました。
「HD高細密プリント」
最後は、古典というか、
こちらも私のトップ10に入るベストセラーです。
2006年の感謝祭の朝陽作品。
こちらもイナリーズ。
11年前になります。
当時、波写真を撮ることを極めようと、
かなり没頭していて、一年で8万枚くらい撮っていた。
なので、
あまりの酷使だったようで、
カメラのシャッター幕が摩耗で壊れてしまった年でありました。
その中でもドキリとするほど気になった一枚が出現したのがこの作品です。
感謝祭は11月の終わり。
で、翌年ーーちょうど今くらいの季節に
グリーンルーム・フェスティバル主宰のカマヤチさんが、
大変この作品をお気に入りになられて、
めでたく、永遠のメインビジュアルとなったのは今は昔。
そのグリーンルームさんがデザインしてくれたのは、
横位置と縦位置のダブルトリミングイメージでした。(上画像)
これがオリジナルです。
「銀塩プリント」です。
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こちらが昨日のと併せまして、合計五枚のバレンタインセレクトです。
波乗りに愛を感じている方はぜひ。
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“Calafia Gold”
New York’s Theatre District
で、私のカラフィアゴールドが、
こうしてオフィス入口に飾られている。
海のパワー、朝陽や夕陽の燦めき。
Life is good.
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