伊豆の波は続いていて、
件の爆弾低気圧からのうねりは、
限定的ではあるけれど、しっかりと届いていた。
UNK-S 6’1″ Self Shaped “Personal”
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伊豆、下田市吉佐美に大浜あり、
その南側に良波多数、
地の友人たちとの忘れることのないセッション。
深夜2時22分の弓ヶ浜。
珍しい虹色の半月を探しに、
伊豆半島の先までやってきました。
その弓ヶ浜で一番愛されているローカルは、
おとなしいネコの姿をしたメチャポンタ(♂)。
夏日の太陽を浴びて、草花の上でゴロゴロ。
砂浜でゴロゴロ。
じつは今回、
「自分の波乗りを見つめる」というテーマが出現し、
それを発見するため、
湘南に住んでいた頃、
移住したいほど大好きな伊豆に行って、
その「波乗り愛」のかけらは何なのかを探しに来た。
そういえば、
ほんの少し前は総帥ことアレックス・ノストたちと一緒にいた。
それはNALU誌に詳しくを書くだろうから詳細は割愛するが、
自分にとって実り多い、
大切で忘れられない時間だった。
さらには人のご縁、地の力、魂を感じることができた。
ああ、
波乗りを始めた日に戻りたい。
あの感じたことのない感覚、スリル。
その興奮で眠れない夜を幾度も、
何千回も通過してなお焦がれる感覚。
波に乗るという永遠。
輪廻か。
キャッチサーフの本店が、
今週末ラグナビーチにオープンします。
お近くにいらしたらぜひお越しください。
これはボスのジョージが住む地で、
ある意味キャッチサーフの発祥地であるともいえる聖地。
(実際にはサンクレメンテのオフィス内に工場があった)
伊豆須崎での、
ありがたい地元の幸。
桜は散り始め、
波はあちこちにあり、
美しい景色をたくさんいただいた。
Real Surf Shop
1612-1 Kisami Shimoda
Shizuoka
Tel. 0558-27-0771
ここは波乗り人生の盟友である鈴木直人さんのお店。
しばし波乗り談議。
リンコンや、
ハワイ、
そしてミッキー岬の波のことについて熱く語り、
やはりサーファーならではの言葉が存在していると再確認する。
さらにその大浜南では、
アッチーこと今村厚さんにも再会できた。
厚さんとはカリフォルニア以来なので、
あの日のカリフォルニア、
レンタカーや紀藤さん家でのフライドチキン、
さらにはブルックハーストの激烈だったビーチブレイクを回想していた。
記憶というのは、
そこにまとわりついたことも思い出され、
そんなこともあって厚さんに感謝していたら、
先ほど多々戸で佐々木宏さんにお会いした。
彼ともひさしぶりでありました。
さらにヒラクこと小川啓さんとも。
彼のことを小学生から知る私にとって、
なんだか時代をさらにさらにさかのぼっていき、
20歳の私までが登場するほどだった。
Atsushi Imamura
この大浜南のテイクオフは、
コミットメント、
角度、
静止する瞬間が合致させないとならない。
いわゆる難易度S級の波。
伊豆神話の場所だけあって、
底知れないすごさがあった。
その昔、
この浜出身の渡辺フー(文好)さんと、
平山考継さんのことを思いだしていました。
直人さんからいただいた下田名物の田舎寿司。
しいたけ
玉子
かんぴょう
ツナ缶
お魚がなくてもお寿司は成立するということだが、
伊豆は海と山の対比がすばらしいということなのだろう。
美しい波。
こんなシリンダー状の波壁を滑ることになった。
旅先で最上波に出会い、
自分がシェイプしたボードで乗る興奮。
そして懐かしい伊豆サーファーたち。
とても良い旅となりました。
本当にありがとう。
これもハッピーサーフ法王のご加護だ。
これから湘南に向かいます。
波のこと、
他のこと、
たくさんの積み残しがありますが、
それはここか、
または各誌に書いていきますので、
どうぞよろしくお願いします。
今日もNAKISURFにお越しくださって、
そして最後まで読んでくださってありがとう。
また明日ここで。(希望をこめて)
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