台風が発生したと聞いたのが先週。
本州の真東にあるので、
どうせ最接近するまで波が来ないだろうと、
タカをくくっていたら、
日曜日にうねりが入ってきてグングンとサイズを上げていった。
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台風5号。
英語では台風を数字ではなく、
名前で表示するので、
何という名前かと調べてみると、NORU、ノルであった。
波乗りのノルかな?
そんなことすら思えるほど、
サーファーには親和性が高い名前。
これからの予想進路を見ていたら、
ノルはもしかすると、
たぶんきっとずっとこの東海上に停滞するようで、
とすると、
太平洋側にはずっと波があるようになるのではないか、
そんなうれしい推察をした朝。
梅雨中はずっと波がなくて、
かろうじて台風3号がSURFER岬に炸裂し、
波らしい波はそれだけ。
そろそろグルグル巻きだったり、
逆さ落としみたいなプロレス技を波にかけられたい、
風と共に水壁を滑り降りる、
ということをしたくなってきたときの恵みのノル。
いつものエックス北側に行くと、
エックスは10人くらい入っていたが、
こちらのピークは見事に無人でありました。
UNK-S 6’1″
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レフトの波質は、
稲村のセンターか、
サンクレメンテのコットンズのようで、
ライトは、
先日WSLが開催されたジェフリーズベイの波質。
それは潮が上げてくるのと合わせて、
つまり夕方にかけ、
みるみるとパーフェクトになってきた。
いつまでも無人。
自分がジョンジョン皇帝になりすまして、
フェイスのトップでレイルを立てて、
波が切り立ってくるのを待つ愉楽。
日曜日のように最終波は大セットを狙おうと、
沖で待ち構えること45分。
ついにやってきたのが、
ジェフリーズベイ系のパーフェクトライト。
一宮川河口に向かって開いていく南東うねり。
これだけ長いビーチブレイクが世の中にあるのだろうか?
そのくらいの波質だった。
しかも無人。
そしてここをエックス北から一宮ジェフリーズと名付けるにいたった。
本日土用の丑の日は、
『一宮ジェフリーズがエックスから独立したことを記念する日』となりました。
ライト(レギュラー)側に乗ると、
たいていはこうして堤防付近まで乗れてしまう。
グーグルマップで計ってみると、その距離およそ300m。
3セッションも入ったので、疲労困憊であります。
寒くならずに波を待てるようにフルスーツにしたのも疲れた原因であります。
これで水温が高かったら最高だったのだが、
「完全なものは波乗りに存在しない」
そんな誰かの言葉を思い出していた。
夜は自家製ロコモコ。
たっぷりのタンパク質を摂って早めに休みました。
おかげで深夜0時、2時、3時に目が覚めてしまった。
湿気がすごくて、やたらと寝苦しいが、
折からの南風が続いているので、
窓から入る風は真夏の歓びですね。
それではそれでは、
続くであろう波に想いを馳せる週としましょう!
明日はどんな波になるのか?
◎