【サーフィン研究所渾身号】ブライト・ロマンチカ版サンディエゴ・フィッシュの由来_雨のドラグラ会館_(1369文字)

Cosmos Surfboards Leverage Fish 6634 (199cm)w/ Groovy Cut Keel Twinzer TAB-00

私たちは、

レバレッジ・フィッシュに夢中になっていた。

それは土佐でも、

伊豆でも、

そして千葉でも同じだった。

じつはかなり前に、

自身のフィッシュ回帰を予想して、

前田博士にフィッシュのシェイプをお願いしていた。

数あるフィッシュの中でもサンディエゴ・フィッシュを選んだのは、

やはり伝統的なもの、

そしてもはやや伝説となったボードを所有したかったからだ。

1967年、

サンディエゴのオーシャンビーチに住む16才の少年は、

ロングボードのブランクスを半分にし、

短い物体を削り出した。

これがフィッシュ誕生の瞬間であり、

それ以来、

世界中のサーファーたちを魅了するボードデザインとなった。

私はミニボード中毒患者であったが、

更生していまにいたる。

ノースハワイでも短いレイルラインのサーフボードの魅力を伝え、

このボードしか乗れなくなっていた。

数年かけて、

なんとか原点回帰し、

のみならずタイラー・ウォーレンとクリスチャン・ワックの手ほどきを受け、

温故知新ということもあり、

長いサーフボードに夢中になっていた。

その心持ちで、

このサンディエゴ・フィッシュに乗ると、

「ターンの斬れ」

ということが感覚的に思い出せた。

のみならず、

あの日の自分やできごとまでがオーロラのように浮かび、

ノースハワイを思い出してターンしていった。

ここに居合わせた先生(目覚めた人)と、

SS氏、

そしてほんたうの山崎さんへ、

「10年ぶりくらいに、

上手にサーフィンができました」

ラインナップでそう伝えた。

サーフィンをしていると、

こんな感動もある。

感動のまま、

NAKISURFに戻ると、

こんなロゴデザインが寄せられていて、

これも原点回帰だと目を細めた。

前述したほんたうの山崎さんがやってきて、

ちょうど完成したTheOne64(190cm)の納品となった。

それはまるで空海が恵果より法灯を受け継いだように、

TheOneが山崎さんの胸に抱かれたのだ。

【湘南回想記】

雨の中ドラグラ会館に行った。

「雨に煙る」

という表現そのままだった。

雨のウェンズデーという大瀧詠一さんの楽曲があるが、

作詞は松本隆さんである。

「壊れかけたワーゲンの〜♬」

大瀧さんは、

そう歌いかける。

「海が見たいわ」

主人公たちはそう言って、

「降る雨はすみれ色」

となっていく。

こちらも雨が上がり、

総料理長が来られるはずのレンバイ方面に歩いていくと、

日産サニー・カリフォルニア(B310)が駅の方に走り抜けていった。

すると今度は、

山口百恵さんの楽曲が浮かんだ。

あの時代に戻りたければ、

この50年近く前の車を探して乗ればいいのだとわかった。

土佐から持ち帰ったものでおかずが揃った日は、

サバの干物と

冨永さんの漬けた梅干しと、

裏山のレモンと森田さんの畑で育ったブロッコリーに視界がうるんだ。

【巻末リンク:スティーブ・リズの偉業】

【サーフィン研究所:立春特大号】コスモス・サーフボード『サンディエゴ・フィッシュ』本当の歴史_(3069文字)

【巻末リンク*2:サンディエゴ・フィッシュ到着】

【サーフィン研究所】湘南編続きとサンディエゴ・フィッシュ初乗り後の論文風味_(1026文字)

【巻末リンク*3:その雨のウェンズデイ】

Happy Surfing and Happy Lifestyles!

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