【サーフィン研究所渾身号】ブライト・ロマンチカ版サンディエゴ・フィッシュの由来_雨のドラグラ会館_(1396文字)

Cosmos Surfboards Leverage Fish 6634 (199cm)w/ Groovy Cut Keel Twinzer TAB-00

私たちは、

レバレッジ・フィッシュに夢中になっていた。

Ippei Takagi / umicafe, Kamakura

それは土佐でも、

伊豆でも、

そして千葉でも同じだった。

Eiji Kawai, Sky and Sea Muroto

じつはかなり前に、

自身のフィッシュ回帰を予想して、

前田博士にフィッシュのシェイプをお願いしていた。

数あるフィッシュの中でもサンディエゴ・フィッシュを選んだのは、

やはり伝統的なもの、

そしてもはやや伝説となったボードを所有したかったからだ。

1967年、

サンディエゴのオーシャンビーチに住む16才の少年は、

ロングボードのブランクスを半分にし、

短い物体を削り出した。

これがフィッシュ誕生の瞬間であり、

それ以来、

世界中のサーファーたちを魅了するボードデザインとなった。

私はミニボード中毒患者であったが、

更生していまにいたる。

ノースハワイでも短いレイルラインのサーフボードの魅力を伝え、

このボードしか乗れなくなっていた。

数年かけて、

なんとか原点回帰し、

のみならずタイラー・ウォーレンとクリスチャン・ワックの手ほどきを受け、

温故知新ということもあり、

長いサーフボードに夢中になっていた。

その心持ちで、

このサンディエゴ・フィッシュに乗ると、

「ターンの斬れ」

ということが感覚的に思い出せた。

のみならず、

あの日の自分やできごとまでがオーロラのように浮かび、

ノースハワイを思い出してターンしていった。

ここに居合わせた先生(目覚めた人)と、

SS氏、

そしてほんたうの山崎さんへ、

「10年ぶりくらいに、

上手にサーフィンができました」

ラインナップでそう伝えた。

サーフィンをしていると、

こんな感動もある。

感動のまま、

NAKISURFに戻ると、

こんなロゴデザインが寄せられていて、

これも原点回帰だと目を細めた。

前述したほんたうの山崎さんがやってきて、

ちょうど完成したTheOne64(190cm)の納品となった。

それはまるで空海が恵果より法灯を受け継いだように、

TheOneが山崎さんの胸に抱かれたのだ。

【湘南回想記】

雨の中ドラグラ会館に行った。

「雨に煙る」

という表現そのままだった。

雨のウェンズデーという大瀧詠一さんの楽曲があるが、

作詞は松本隆さんである。

「壊れかけたワーゲンの〜♬」

大瀧さんは、

そう歌いかける。

「海が見たいわ」

主人公たちはそう言って、

「降る雨はすみれ色」

となっていく。

こちらも雨が上がり、

総料理長が来られるはずのレンバイ方面に歩いていくと、

日産サニー・カリフォルニア(B310)が駅の方に走り抜けていった。

すると今度は、

山口百恵さんの楽曲が浮かんだ。

あの時代に戻りたければ、

この50年近く前の車を探して乗ればいいのだとわかった。

土佐から持ち帰ったものでおかずが揃った。

サバの干物と

冨永さんのレモンと、

漬けた梅干し、

森田さんの畑で育ったブロッコリーに視界がうるんだ。

【巻末リンク:スティーブ・リズの偉業】

【サーフィン研究所:立春特大号】コスモス・サーフボード『サンディエゴ・フィッシュ』本当の歴史_(3069文字)

【巻末リンク*2:サンディエゴ・フィッシュ到着】

【サーフィン研究所】湘南編続きとサンディエゴ・フィッシュ初乗り後の論文風味_(1026文字)

【巻末リンク*3:その雨のウェンズデイ】

Happy Surfing and Happy Lifestyles!

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