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naki's blog

春の始まりは極寒日続き_Safe Surfing…_(1638文字)

波が小さく、

風が強く、そして寒い。

昨夜から今朝まで雨。

予報では土曜日まで激寒とあり、

あの暖かいカリフォルニアはどこか遠くにいってしまったらしい。

インスタグラムでもハッシュタグ

#WorstWinterEver

というのが多く見られる。

それにしてもここまで寒く、

そしてうねりも入らずという冬は始めてかもしれない。

ロッキーショアのシーズンなんだけど、

まだあそこでサーフしてもおらず、

もしかすると今年はブレイクしないかもしれない、

そんな懸念がある冬も珍しい。

ちょうど日本は春一番らしく、

NALUのテラさんが教えてくれて、

次には奄美の緑くんが、

「春一番吹いてきました」

そんなうれしき2月最終日。

南風ベースなので、

ソルトクリークに降りると、

「(キャッチサーフの)ナンバー2」

というニックネームのジョエル・マナラスタスと、

コールトンだけがサーフしていた。

コールトンは身長2m近いのに、

今年新作の54(フィフティ・フォー)モデルでリッピング。

(54インチ=全長137cm)

60cmも短いボードだなんて、

もはやボディボードかビート板ですね。

この冷風吹き荒れる海で、

さらに水温14度しかないのにトランクス一枚でサーフしている猛者がいた。

ノーグローブだと、

手がしばらく感覚を失うほど冷たい。

だけど裸。

尊敬はしないけど、

どこかの神経が混線、

または歯医者のように神経を抜き去られているのかもしれない。

デューク・カハナモクの思想を今に受け継ぐアロハ・スコット。

だが、彼の奥さんのアリサが、

オーシャンサイドで大怪我をしてしまった。

良く晴れた朝。

無風の膝波のオーシャンサイドハーバー。

なんでもないワイプアウトだったが、

自分のログ(重く、大きなロングボード)をこめかみにヒットさせてしまった。

辺りは血の海。

ちょうど現場にいた総帥(アレックス・ノスト)たちが救助し、

救急車で病院に連れていき、入院となって、

高性能レントゲン写真を撮ったら、

頭蓋骨がこんなことになっていた。

幸運だったのは視界や視力を失わなかったということ。

もし、後2cmずれていたら失明しただろう。

で、私がスコットに

「キャッチサーフならこうならないよ。膝波なら余計に」

そう伝えると、

「アリサもそう感じている。楽しく安全にサーフしよう。

日本のみんなにもそう伝えてください」

そんなメッセージをいただいたので、

ここにそのことをポストしました。

経過は良く、

先日2回目の手術があり、

砕けた骨片を取り除くものだったそうで、

波乗りに戻るのはまだまだ先のことになるらしいです。

Safe Surfing…

話は変わって、

駐車場で見かけたのは、

ショットガンを積んだ単車だが、

これが盗まれたりしないのかどうかが気になった。

物騒だが、これもアメリカ。

武装しなさいと、トランプ大統領が好みそう。

こちらはもっと話が逸れて生ハムのピザ。

モッツァレッラチーズとの相性も良さそう。

大谷翔平さんが入団したエンジェルスの本拠地は、

ここサンクレメンテから44km、

30分の距離にあるので、

もうすぐ始まるオープン戦を見に行きたい。

自分は超が付くほど野球ファンなのですが、

USAでの大谷ブームはすごい。

ちょうど投打元祖2刀流ベーブ・ルースが、

メジャーで10勝10本塁打を記録したの100年前。

太谷さんには、

その倍以上の20勝50本塁打を達成していただきたい、

いや可能性は大だと感じている一人であります。

ここ何晩かかけて作品のバックアップをしている。

偶然出てきたのが生前のアンディ・アイアンズ。

ボロボロのボードなのは、

ここがイナリーズだからで、

この強力波の下にボードを入れてしまうと、

安弁当の割り箸のように折れてしまう。

アンディでさえもそうしていたことを改めて知り、

イナリーズ波のすごさを再確認し、

この世からいなくなってしまった人たちのことを考えていた。

ラジオからドアーズがかかり、次はトム・ペティだった。

Aloha….