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ポイントブレイク、クラシカルブレイクの不文律_海の日は湘南鵠沼海岸でRVCAビーチハウスオープン記念パーティ!!_(2880文字)

Tyler Warren’s Big Dream Fish 6’7″

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どの世界にも不文律というか、

暗黙の了解というのがある。

このことを英語では、

unwritten ruleというのだが、

波乗りにもたくさんある。

例えば、

1.波に乗る順番

2.波の良い場所にいる人を優先すること

3.クラシカルなポイントブレイクでいきなりピークに行かない

そんなことに代表されるさまざまなことがあるが、

昨日の波もまさにそれだった。

朝2時に起きて、夜明け45分前に到着すると、

このパーフェクションがうっすらと見えた。

8時間前よりもサイズは上がっていて、

台風からのうねりが活発になっているのか、

向きが良くなったのであろう。

けれど、

これを”ソーシャルメディアにリアルタイムでは掲載しない”

というのも不文律のひとつで、

私はだんまりを決め込んでいた。

それはすなわち聖域を守る上でひとつの形かもしれない。

けれど、

これがみんなが目にすることができる一般的なブレイクなら該当しないし、

こうやって普段波がないところに入ってくるグッドサーフは、

やはりそっとしておくのが一番なのだと感じた。

事実、ここはちょっとした秘境なのだが、

どのブレイクに行ってもみんなが嘆くように、

波質に対して、サーファーは吟味されていないようである。

私も人のことは言えないが、

波を待ち構えている人たちからの不満としては、

1-a. 波のことを何もわからないで入っている

1-b. よって最初に崩れるピークセクションからテイクオフしようとする

1-c. 結果、その人は間違いなく乗ることはできないのだが、

自分がテイクオフするときに無我夢中で次のセクションの入り口上で漕いでいる人を見るのはあまり良い気持ちがしない

2-a.水着風のかわいいウエットスーツはいいのだけど、彼と一緒らしく、

さらにはその彼もこういうポイントブレイクの不文律をよくわかっていないので、

ふたりしてライディングラインでパドルアウトして、ちょっとした危険というかおじゃまキャラ

2-b.  わざと出しているアニメ声がうるさい

3.ローカルのふりをしているが、じつはそうでないことが私たちにばれている派手なおじさん

4.沖から乗ればいいだろうと、9’8″くらいの大きい板で待ち構えていて、

事実セットが入れば、ピークに何人いようと、さっき乗ったばかりなのに、

乗ろうとしたり、乗っていってしまう、フルスーツの上からトランクスを履いた人

5.パドリングがなんとかできる程度だが、フラフラとピークの下にいるので、テイクオフの際にとても邪魔だし、もしかするとこちらにボードを投げる、蹴り出すかもしれないので恐い某有名ブランドの前ジップジャケットを着て、某人気ブランドの限定トランクスを履いている人

たちに向けた不満等々が聞こえてきた。

みんなは徐々にその不満を圧縮するようにそのお邪魔、

または意味不明のサーファー風の人たちとのセッションは進んでいくのだが、

とつぜん蛸操さんという、

伝説のグレイトサーファーが入ってきたら、

3のローカルのふりの人はさっといなくなり、

4の人はよくわからないけど、

さっきまでと雰囲気が違ってきたので、

隣のブレイクに行き、

地元の子どもたちは、無理して波を追いかけなくなった。

これこそ不文律があり、

1とか2、5の人たちは別として、

「伝説のサーファーは敬え」

ということが浸透しているのだと、胸をなで下ろした。

私はその蛸さんと話したのは、

1.昔の松部波

2.昔のマリブ波

3.私が何をやっていても誰かから文句を言われること(笑)

4.昔のサーフボード

5.伊豆のシークレットで初めてサーフしたときの模様

6.昔のサーフ誌の編集者でサーフできたのは石井秀明さんだけだった

7.「かくい」という食堂には朝定食がある

8.丸いノーズの人は円い波に乗る

9.湘南の青木さんは松部で泳いで写真を撮り、

10.近藤さんは船を出して300mmで撮った

11.凡鳥弁当の山岡さんのこと

12.うねりの向き(南東だとおっしゃっていた)

そんな12ヶ条に渡ることだった。

にっこり、のんびりとしつつも、

完璧な場所から波に乗る蛸さんを見て、

みんな背筋直立セッションになるかと思いきや、

1の人はいまだにショルダーから乗れない波に乗ろうとしているのであった。(笑)

元有料道路下はこうして日陰になるので、

雨の日、そして暑い日にとっても便利。

最近はみんなキャッチサーフですね。

奥から6’6″、6’0″スキッパーフィッシュ、

そして5’0″スタンプ。

スタンプ以外はスペシャルフィンが付いています。

勝浦の帰りにいすみ市みさき町の「ごじゃ箱」で、

かつおを見ながら、

釣り立てだというキハダマグロを購入し、

一宮に戻り、NAKISURFのみんなでポキ丼をいただき、

まだ向こうに残っていたタキビシファミリーは、

「もう小さくなってしまいました」

とあり、その後すぐに

「エックス&ジェフリーに到着しました!良い波です!!」

とあったので、慌てて向かうと、

台風からのうねりに加えて、

沖から風が吹き出した波が合わさり、

セットでオーバーヘッドはあった。

そして最後の波ではなんと200m超えという波を得た。

夕ご飯は、

この波サイズでは最長不倒距離のお祝いだと、

前出した「ごじゃ箱」で購入したキズありフルーツトマトを甘酢に漬け、

ウナクネ会長河合さんからいただいた四国はつるぎ町の、

たきはら製麺の『半田手延素麺阿波おどり』を表示時間茹で、

それを冷水でしめ、トマトを付け汁と合えて、

黒すりごまをかけて、

カウアイジュース社謹製のキワビソースをたっぷりとふりかけていただきました。

和とカウアイのコラボ味に感激。

トロちゃんが、「サバスティック」

という希有なるボードを発見した歓びに満ちた写真。

【お知らせ】

この海の日16日は、

鵠沼海岸の海の家『ビーチハウス・クゲヌマ』で、

RVCAのパーティがあります!

バンドあり、タキローあり、聖式カルちゃん、

ラカ38世や、京都橘旦那あり、

さらにはもしかしたらタキビシも登場するかも、

そんなウナクネ系の集まりです。

私は行けるかどうか未定ですが、

クゲヌマのショア接骨院で膝とかを看ていただきたいので、

もしかすると、この日から当分湘南かもしれません。

明日から都内です!

それではHappy Surfing!!