おはようございます。
まだ新月の木曜日をいかがお過ごしですか?
こちらノースハワイの街はクリスマス一色です。
本日から南、
そして南西風のコナウインドコンディションとなりました。
「朝だけは風が弱い」
という予報に食い付いた俺とフレちゃん、
そして昨日約束したカイル鞠黒(マリグロ)も誘って、
彼の名が付けられているマリグロリーフに行ってきました。
途中で波情報の権威&地方議会議員候補のブルース(・プリー)に会い、
さらに詳しい波情報を得た。
彼は浜に打ち上げられたゴミを持っていて、
「さすがだなあ」とみんなで感心する。
こうしてサーファーたちがひとつづつでもゴミを拾っていけば、
波乗りされる海はきれいになると思いますよ。
ブレイクは今日も無人、しかもオフショアコンディション。
前出のブルースによると、後2?3時間は大丈夫だろう、
とのことでのんびりと支度する。
毎日同じ場所を基地にしているから足跡がすごくなってきました。
フレちゃんは、
「もう少しのんびりしているよ。写真を撮らせてくれ」
とカメラに興味を持ったようだ。
カメラセッティングを兼ねて、
波を何本か撮る。
ちなみにISO500, 1/2000@F6.3でした。
「きっとブレるであろうフレちゃんセッティング」
で、2000分の1秒というシャッタースピードのために
絞りを出来る限り開き、
ISO感度も少し大きくしました。
(わかる人にはわかるのです。笑)
昨日より少しサイズアップしたようで、
同じテイストだが、気持ちだけ大盛り波でした。
一本目はいきなりバレル。
昨日見たパイプラインマスターズで、
ケリー・スレーターのラインから得るものがあり、
早速取り入れるとバレル内での速度が上がったようです。
ケリーはレイルにストリンガーが入ったボードに乗っていたが、
これはAVISOとコールの提案する
「レイル剛性が高ければ高いほど、速度が増し、操作性が高まる」
ということで、
コールが8年前からグラブコンケイブという手法で実現し、
AVISO社がカーボンファイバー&中空製で完成させたのが、
世界のプロフェッショナルたちにようやく知られてきたようです。
背景には各メーカーごとの熾烈なデザイン競争というのがあり、
そんなことから他社が提案するアイディアは最後まで使用しないようだ。
「やっとこうして一般化(!?)してきたのはすばらしいことだ」
とTVモニターを見ながらうっとりとしてしまった。
カイルがセット波に乗るが、
波が大きすぎるとメインサンドバー(砂州)に当たらないようで、
こんなリッパブルな波質となります。
(昔はホットドッギングな波質と言ったそうです)
俺のセット波もそうでした。
ここでアインシュタインの名言、
「神がサイコロを振ることはない」
という言葉を思い出していた。
つまり世の中の全ては必然の結果なのであり、
偶然は存在しないと稀代の天才は言っていたわけです。
ここでもその言葉が役立った。
それは「もしかすると大きい波もバレルになるかも」
と偶然を予感させてしまうことだが、
一切そんなことはなかった。
俺は大波崇拝者ではないのだが、
今日のサイズだと、
バレルは大きい方が体に当たらないのでメイクしやすくなるのです。
だが、大きいのは掘れないということを知っている俺たちは小波、
小波、うーん中波、という具合に波を選んでいたのです。
そのAVISOのレイル剛性を信用し、
波の奥からテイクオフし、
短く、強くターンし、
全速で波のポケットに入っていく。
こんな繰り返しが4日目となるが、
一向に飽きる気配もなく、
それどころか
「いかに精緻にセッティングするか」
ということに集中して波に乗った。
今日の波はライトとレフトがほぼ半数ということで、
こうして波を分けあうこともあった。
左側のフロントサイドがカイルなのだが、
まるで俺とテイクオフ対決をしているようです。
こうして見てみますと、
同じボード、同じ体重だとバックサイドの方が
少しだけ早く波の中に降りていっているようです。
走り抜けようとするカイルと、
全身ストール(ブレーキ)でバレルを狙う俺ですが、
速度 (velocity)が違いますね。
フロントサイドとバックサイドの速度の違いを求めようとして、
(移動距離 ÷ 経過時間)
という計算式を思い出した。
このカメラは1秒間に10コマ撮れるので、
一枚が0.1秒となって、距離はサーフボードの長さを定規として?
とやろうと思ったが、
それで速度数が出たからといって、
その「ほんの少しの違いが何になるのだろうか」
と気づいて止めてしまった。
南風が吹いてきた。
明日はノーサーフとなりそうです。
□
昨日ここで、「1988年式セフィーロが欲しい」
と書いたらD先輩が
「ヨースイと同色のが四国の中古車屋にあったぞ」
と画像を送ってきてくれました。
改造車だということと、
46万円ということで、購入までは至りませんでしたが、
陽水さん人気がないノースハワイはどうだろうか?
と探してみると、このA31セフィーロって、
北米では『マキシマ (MAXIMA)』として販売されていました。(多分)
同年式はありませんが、
1990年代式でしたら10万円以下で購入できることもわかりました。
欲しいなあ。
.
さて、そのD先輩ですが、
いきなりNAKISURFのTwitterにハッキングしてきて、
ツイートしていました。
(実はスタッフからパスワードを入手したという確信犯)
かなりお詳しく、昨夜スカイプ通話で事情聴取したのですが、
本人のDDG、またはDODOGEというのは存在せずに
「なりすまし」疑惑が持たれています。
ただ、スカイプはあんまりのようで、
「コンタクト認定」
「チャット」
「ファイル送受信」
ということでつまづいていました。
しかし、先輩は今なお新しいものに挑戦しているお姿がすばらしいと思いました。
この携帯電話から始まり、パソコン、
さらにはSNS等のコミュニティサイト等々。
それを使わずに生活することもできるし、
または使い倒して、「新時代の波に乗る」
という選択の中で、波に乗っているのは美しく思えるのであります。
いつかこのブログにもやってきそうで怖いです。
「へへー」
と始まるブログの日がやってきませんように、
とお祈りしておきました。(笑)
.
そんな先輩は弊社提携リペアショップ『AREA 51』で、
「ジュクで(御宿)クラッシュしてしまったグラスホッパーを直してもらったよ」
とにっこにこの画像がスカイプより送られてきました。
さらにはチャットで、
[09/12/17 3:16:05] DDGMIURA:
へへーお疲れでした。
クリスマスの支度で靑山行ったぜ?
ルイスビッチョンもクリスマス仕様だったね。
[09/12/17 3:18:33] DDGMIURA:
よく見るとさ、ルイスビッチョンじゃなくて、
ロウイスヴイッチョンだということに気づいたよ。
君にはどうでもいいことだけどさ。
[09/12/17 3:18:51] Mitsuhide Funaki: 完璧です。
[09/12/17 3:16:55] Mitsuhide Funaki: へへー、
これで『ファイル送信』もばっちりですね!
.
とDセンパイにチャット返信をしておきました。
黒電話からスカイプ通話。
この変化を進化とするのか、
または進行とするのかはわからないけど、
国際通話料金が無料になったことは確かです。
□
106年前の今日、
ライト兄弟が動力機の初飛行に成功した日なんですね。
(1903年=明治36年)
ライトたちはこんなに民間航空機が飛び回っている100年後の今を想像したのだろうか?
そんなことを考えていた12月17日です。(ハワイはまだですけど)
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今日もNAKISURFに来てくださってありがとうございます。
そうだ、
「NAKISURFギャル語撤廃運動」
が発令されたんですよ。
ギャル語は元々少なかったのですが、
ショールーム大家のSOLのスタッフが使い、
弊社スタッフがNAKISURFメルマガで使用したので、
今朝、使用禁止メールを全員にしたところです。
少しでも読みやすくなりますように、と考えております。
「正しい言葉(日本語)には豊かな心が宿る」
と信じている古風なNAKISURFですが、
これからもよろしくお願いします。
よろしければ他のページも見ていってくださいね。
スタッフ渾身のページが数多くアップされてもいますので。
寒いので暖かくしてお過ごしください。
もうすぐお正月ですね。
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