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【クリスマスイブ特選】ネコと犬と肉団子と鯖と法王と二郎_(2178文字)

昨日はここで、

「忠犬ハチ公が奄美のパンダというネコになった」

日本書紀を後ろ盾に書いた。

なので、

こんな忠犬を本日冒頭におかせていただきました。

ちなみにこの犬が生まれて初めて波に乗った瞬間でもありました。

浮き具を体に巻いて、

さらにそれに取っ手が付いていて、そんな完全装備でした。

奄美大島北部に龍郷町という地があり、

その南部に名店『重野玉里店』があります。

なぜ名店かと言いますと、

お弁当がおいしいからでありまして、

さらに追求すると、

それはご飯がおいしいのであります。

普通420円のお弁当と考えたら、

古米だったりどうでも良いお米を使ってしまいそうなものだが、

ここはおいしいお米を使ってしっかり炊いている。

なので、

おかずや付け合わせの具合も悪いわけがなく、

さらに書くとサービスも良い。

ある日、

日本の”肉だんご”に感銘を受けたミラー。

それからは各地で肉団子詣でをしていた。

きっとこれはハンバーガーからの転化でして、

どうしても欲しくなるものらしい。

アメリカ人のハンバーガー信仰というのは、

日本人における「丼」文化だと思うのです。

そのくらい欲しくなるものと認識してください。

さて、

旅中盤に肉団子に目覚めたミラーとまで書きました。

この名店にさぞかし美味しい肉団子があるぞ、

そう喧伝(けんでん)し、嬉々としてやってくると、

夕方だったせいもあり、肉団子は売り切れていた。

これが自分のものなら聞きませんが、

ミラーのためならと、

レジ係をしていた妙齢のお姉さんに

「肉団子はもうないですよね」

そんな肯定と否定を混ぜたあいまいな質問をすると、

「作りましょう。幾つですか?」

うれしい返事があった。

ミラーに作ってくれるらしいよ。

いくつ欲しい?

そう聞くと、夕食前なので2〜3個あれば十分だと、

これまたアメリカ人らしい直球の返事がありました。

これが日本人ですと、

「せっかく作ってくれるのなら、手を煩わせるのだろうから」

10個と言ってしまうのでしょうが、

私も手伝って、少しは食べてあげたかったのですが、

上に書いたようにミラーの肉団子狂想曲に少し食傷気味でして、

グリーンヒルのおいしい夕飯も控えておりましたので、

そのまま

「3個だけらしいので、作らないで大丈夫ですよ」

そう伝えますと、

「大丈夫です。作りますね。10分待ってて」

その10分後にできたての熱々を頬張ったミラー。

感涙するほど感激して、

どんなにおいしいものかと、ひとついただくと、

そのお味もさすがシゲノタマサト店の銘味だとなったのであります。

ちなみに私の一番の好物はこの魚(サバ)弁当です。

この唐揚げが肉団子に、

漬け物が生姜だった日があり、

さらには作りたて。

それは私の人生の名作のひとつとして語れるほどのもので、

こうして弁当からも奄美大島のすばらしさと、

その愛を享受できるのでありました。

むずかしい漢字を使ってしまうのは、

この奥に西郷どんの最後の家があり、

そんなエピソードの入り口でもあるからでしょうと、

この大河ドラマを撮影した中村豪さんを思い浮かべた。

Dalai Raca XXXVIII

.

これはラカ法王のニーグライドでして、

彼の乗るホンダ・サバットが御料車となるのだから、

サーフボードは御料板と表記すればいいのかと、

検索しそうになった。

ラカ法王とは、

私たちウナクネ流(巻末注釈リンク*1)の心の拠り所でして、

その笑顔に癒される私たちがそう命名したものであります。

彼の幼名から鯖一郎になったのもこの伊豆で、

それは巻末リンク*2でじっくり読んでいただくとして、

波乗り好きのトップは、

こうして伊豆にまで御参乗り遊ばされに来られた。

二重敬語ならぬ三重敬語を使うのは、

以前はこうして十二単(じゅうにひとえ)のように、

敬う人を表記するのには敬語を重ねていかねばならず、

「明治のどこかの頃から二重敬語を止めた」

そうどこかの本に書いてあった。

さて、昨日。

友人たちと、

勝浦ショアブレイクに行き、

それはすばらしい時間をすごした。

二郎くんが、

「なんだ、かんたんだなと思いました!」

(巻末注釈リンク*3を参照ください)

そう結び、大団円となったセッション。

クリスマスイブですね。

昔の日本ではシティホテルでディナーとか、

ティファニーのネックレスだとやっていたが、

最近はそうでないそうで、

ほっとしたようなそんな気持ちであります。

私時代は不二家のイチゴショートケーキが輝き、

そしてイトーヨーカードーで買ったトリモモ照り焼きと、

シャンメリーで「メリークリスマス!」とやっていました。

意味がわからず、

サンタクロースの誕生日なのかと思っていた幼少時代。

今なら空海の誕生日を祝い、

総帥に裏皇帝、

始皇帝ハービー・フレッチャー、

さらにはタキビシ、

そして先に書いたラカ法王の誕生がクリスマスみたいなものだと落ち着いた。

でもここまで世界的にお祝いされるのは、

きっとすさまじいまでのパワーがあることで、

それはこの西暦という始まりにも現れている。

「拠って立つ」

というのは、中国伝記の『水滸伝』だったけど、

そんな気持ちなのでありましょうか。

そう結んでみました。

メリークリスマス!

【巻末注釈リンク*1:ウナクネの意味とは?】

【特大号】奄美の龍_ウナクネの意味と流行語大賞発表!_(3230文字)

【巻末注釈リンク*2:幼名鯖一郎?】

伊豆に来て良かった_鯖一郎(19年目)の春_(1674文字)

【巻末注釈リンク*3:二郎のかんたん】

Happy Surfing!!