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naki's blog

三日月サンセット_ごゆるりコーヒー_超ゴジラ波の下で感じたこと_ブルース・アイアンズのトラック_(2888文字、中短編です)

おはようございます。

すばらしい土曜日をお過ごしですか?

南島の津村船長より、

「皆既日食の夕陽が撮れたので送りますね」

とこんな不思議な写真が届きました。

&サンセット皆既日食 032 (2)

三日月湾の夕陽みたいです。

本当に不思議できれいですね?!

津村船長、ありがとうございました。

こちらは時差の関係でまだ金曜日ですが、

月曜日が祭日で、四連休という人が多い週末です。

寒気は弱まらず、今日も寒い朝を迎えました。

20100101_Kauai_V5534

波はようやく下がって、

(9ft@12sec./NW310o)

「日曜日に入ってくる」という大波に向けて体を調整中です。

このうねりも日本を通過した寒波からで、

あれだけ大きかった寒気団からのだと、

またまた巨大なのでは?

と気を引き締めています。

「やっと小さくなった?!」

と喜びながらイナリーズに行き、

美しく楽しい波に乗ってきました。

けれど、流れが強く、へとへとに疲れてしまった。

波乗りを続けていて、

ーー特にイナリーズのように

「パドリングをし続けても後方進行する」

というコンディションで何日もやっていると、

体のここが痛い、筋肉が張る、

という重い体調になってくるので、

こういう日は「ごゆるりと」

ストレッチングや腕を後ろに(背泳ぎの要領で)回し、

疲れてしまった各部をいたわっています。

早川さんが、

「カウアイコーヒーに行きたいです」

とおっしゃるので、試飲も兼ねて本店に行ってきました。

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ここは常時15種類以上ものフレッシュなコーヒーが淹れられていて、

それをこの小カップで好きなだけ試飲ができるのです。

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もちろん無料で、イナリーズや闘牛岬からの帰り道でもあるので、

越してきた当時は毎日のように通っておりました。

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軽食&デザート、そしてエスプレッソなどもあり、

それらは有料だが、なかなかの味なので、

こちらにメニューを載せておきますね。

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店内で、カウアイコーヒーを山ほど購入された早川さん。

試飲では、

やはりハワイアン・ココナッツ・キャラメルクランチ味がお気に入りでした。

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「これは原宿(ショールーム)にもあるんですよ」

とお伝えすると、

「そうなんですね。さすがわかってらっしゃる、おいしいですもんね?」

と終始にっこりでした。

俺もショールーム向けに業務用のをどっさりと買い求めました。

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早川さんが携帯で「これが本店ですね」

と記念撮影しているところをパシャリ。

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駐車場で四駆のシボレー・サバーバンのレンタカーを見つけ、

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「これいいですね?。借りるとおいくらくらいするのでしょうか?」

と聞かれたので、

「そうですね。一日で早川さんのトラック3週間分と同額だと思われます」

と答えると、

「ひえー!でもこの車でぼくみたいな日本人旅行者が三日月湾とかに駐車したら、

白い眼で見られちゃいますし、あのトラックのほうがいいですね」

とノースショア歴25年という早川さんに、

「早川さんはジャパニーズハワイアンにしか見えないので大丈夫ですよ」

と伝えると、「そうですか?」とうれしそうに照れていました。

さて、昨日のブログ

「20ft@13sec./NW 315°」_斜面をただ一直線に滑っているだけのバレル体験_大波のかわし方その一」

の続きです。

20100114_Inaris_T6069

?

「いい波に乗った後にゴジラ級の波の下に潜り、

それをなんとか耐えて上がってくると、もう一波が来ていた」

というところまででした。

.

息も切れ切れに、その超ゴジラ波を見上げる暇もなく、

そのまま海底に再び戻った俺は、

一本目と同様に砂をつかんでいた。

今度は衝撃波が伝わってきた瞬間に俺は泡の中に吸い込まれていた。

手を顔の前で丸め、

「何も考えないように」と意識を切って巻かれた。

ものすごい振動と圧力に襲われたが、それでも何も考えないでいた。

少し経って、初期衝撃が収まったので、

そこから「いち、に」と待つように数え、

海面めがけて浮き上がっていく。

今度はボードがもう先に浮きあがっていたので、

リーシュをたぐりながら上がっていく。

海面に出ると、まばゆいばかりの青空が迎えてくれたが、

一瞬それは視界の全てを包む波斜面に見えたので怯む。

ゴジラセットは二本だけで、

「良かった?」と放心したように泡だらけになった海面を進むが、

流れと沸き上がりでなかなか進まない。

このイナリーズ、うねりが北西や北であれば、

それはものすごい速度の横流れが常時発生している。

20100114_Inaris_T6079

波にとっては、沖への流れ(リップカレント)を発生させずに

斜面を美しく保ってくれる。

だが、こうしてブレイクの下に入ってしまうと、

横と沖に出る強烈な流れによって、

岸に近づくことはできずに、

こうして、「インパクトの真下で喰らい続ける」

といったちょっとした拷問となってしまう。

今回は2本だったが、これが5本、

いや8本だったらよっぽど意識をしっかり持っていないと体が動かなくなる。

動かなくなると、浮きづらくなるので、それは溺れることを意味していて、

とても危険だと感じている。

以前、ギャビン(・ベッシェン)に

「あそこは俺もやられそうになったから気をつけろよ。

しかも5フィート程度の波だぜ」

と教えを受けていたことを思いだした。

波は美しく、乗ると楽しい反面で、

海の一部なので、

しっかりとした自身の技量と経験を持たないといけないな、

と再確認させられた。

教訓教訓。

その後、ゴジラセットを喰らうことはなく、

流されながらも楽しくサーフし、

ブンペイと一緒に上がってくると、

ブルース・アイアンズのトラックがサビタの横に停められていた。

こんな偶然に驚き、

話し込んでいる彼をバックにパシャリ。

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「彼の、島で一番車高が高いトラック」

の話は以前ここでお伝えしていたが、

写真がなかったので、ここに掲載しておきます。

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周りの車はアンディ、ダスティン、カマレイたちのトラックで、

北海岸のメジャーリーガーたちがここイナリーズに集結していた。

ここからまた長いので、これは明日また書きますね。

(すいません、また続きます)

メジャーリーガー(大先生、師範、総長)たちの波乗りを見学し、

それからさらにシークレットに行き、

すばらしいレフト波を俺たちだけで堪能して、

お腹と背中をくっつけながらローカルレストランに行き、

この「コリアンチキンプレート」を食べた。

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これは素揚げ後、ピリ辛&甘という韓国&ハワイアンの味付けで、

みんなでおいしく食べました。

しかし量が多く、もも肉2枚、ご飯たっぷりという盛りに俺とブンペイは降参し、

残りをお持ち帰りとしました。

早川さんは、

「でもどうして味付けがこう甘いのでしょうか?」

「ハワイアンがオリエンタル味とするとみんな甘いですよね」

「きっと本当のオリエンタルの味を知らないんでしょうね」

と会話していた俺たち。

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今日もNAKISURFにお越しくださってありがとうございます。

コーヒーばかり飲んでいる日ですが、

「赤ワインは心臓にいい」という記事を読み、

早速感化されて今日は赤ワインを飲もうかな?

と思っている四連休のはじまりです。

みなさんの好きなコーヒーの味は何ですか?

昔の俺はあまり飲めなかったけど、

最近飲めるようになりました。

お酒もコーヒーも晩年型のようです。

ではではアロハ!