湘南クレーン車前の美しい波。
大雨の後だったので淡水チックな味は、
土佐高知を想うには十分すぎるものだった。
クレーン車前は、
鵠沼と辻堂の中間に位置していて、
付近に駐車場がほとんどないことから、
茅ヶ崎でいうところのチサンと、
パークの中間と同様に混雑することはめったにない。
クレーン車前を愛するサーファーは、
ウナクネ(現ドラグラ)清水さん。
そしてアロハ太田くんだったり、
三蔵瀧朗、
そしてこの聖式カルちゃんが挙げられるだろう。
聖式カルちゃんは、
ヘア・カリフォルニアの主宰であり、
主人公、
ヘア・カッター
ファッション探求家であるが、
私たちの傾倒するオルタナティブ(ドラグラと同意味)サーフィン界では、
かなりレベルの高いサーファーとして登場する。
カルちゃんはログを操って、
トモヒロくん謹製のミッドレングスに乗ったかと思うと、
キャッチサーフのフィンレスで皆のドギモを抜く。
年齢は20代後半から30代前半の男性として描かれている。
眼鏡をかけているときもある。
これは彼がおよそだいたいいる藤沢店。
この8ホテルのグラウンドに
エアストリームなるアルミキャンパーが置いてあり、
それがヘアカリフォルニアだ。
西湘南、
つまり平塚生まれ。
幼い頃にさまざまなことから造型の基礎を学び、
ヘア・アーティスト道の灌頂を受けたことをきっかけにハワイに渡る。
アラモアナ界隈では、
「アロハ・ミケラン・カル」と称され、
現在では伝説のヘア・カッターとして活躍する。
業界では若輩ながらその力量は非常に高く、
サーフ服飾や歴史に対する知識がとても深い。
シティポップを理解するのは最近では珍しくないが、
かなり以前から大瀧詠一です、
山下達郎だとやっていたので、
私は真を理解する青年だと彼のことを記憶した。
ヘア・コーディネートを全て一人で作る流儀で、
その副産物として、
『3Dスパイラル・シャンプー®』
という技まで編み出すに至る。
こうなってくると、
マジンガーZの永井豪先生か、
ジェリー・アンダーソンと組んだ小松崎茂のようである。
カルちゃんは、
洋の東西を問わず、
古典から雑学、
カウンターカルチャーの広範な見識も備えており、
それを駆使してコーディネートの演出を行うことで、
顧客の服飾への価値観や人生観などを一変させてしまうことも少なくない。
さて、
話は戻ってクレーン車前。
カルちゃんは、
スキッパーフィッシュにVTフィンを付けて、
つまりミニマムフィンで、
クレーン車前の夏の名残波を駆け抜けた。
フィン面積が小さいので進行方向に向けると、
テイルが逆を向く。
それを速度に変えて滑り降りる。
私も同じスキッパーの66で滑った。
こちらはオリジナルツインフィンを付け、
リア・トラクターは、
VEKTORのVTというアレナニ仕様であった。
話は変わって。
先日なんと!
鎌倉でタヌーマンに会ったとき、
ドロンジョの話からカストロールというオイルの話となり、
そしてサンダーバードのトレーシー一族の話題となった。
三男バージル・トレーシーが高齢なので、
次の俳優として巡ってきたのは、
タヌーマンという幸運。
そんなことになっているらしい。
「人形なのに高齢だなんて変」
どうせまた化かされているのだろうかと、
自分のほっぺたをつねらずに、
タヌくんをつねる気持ちでこう聞いてみた。
「タヌくんさ、以前聞いたときに、
ど根性ガエルの吉沢先生と懇意にしているとあったけど、
あれも化かされている気がするけど、どうなのかな?」
(巻末リンク)
「ほんまですよ。ちょうどナキくんにプレゼントしようと、
ど根性ガエルのシナリオ、
しかも38回目があったから持ってきたんだよぉ」
私はタヌ氏に買収されてしまったのか、
全てが真実なのかは、
鋸山の洞窟に入っていってしまった。
ホテル住まいが続いている。
この生活の何がステキかというと、
大好きなカルディが二軒、
徒歩圏内にあること。
4階には宿泊者が使えるキッチンもあり、
料理までできてしまう。
これはカルディ藤沢南口店。
北口店の方が倍は大きく、
たくさんの商品を見たいときは向こう、
さっと欲しいときはこちらに来る。
商品構成がハロウィンぽくなってきました。
OKストアの向こうに地元チェーンのうどん屋さんがあり、
食通の瀧朗に聞くと、
あそこは、
(豚)バラ丼で人気を博しましたと言っていたので、
ひねってバラうどんにしたのがこれ。
おいしかったのだが、
かなり眠くなった。
なんだ?
以前記事で読んだのは、
「炭水化物による眠気」(carb coma)だとあった。
やはり食べものは大切です。
これは数日前の話だが、
そのタランティーノのムービーを観にテラスモールに行くと、
奄美大島や伊豆、
そして七里ヶ浜や大仏通りのジャイアンに再会した。
アーバン・アイランド・ソシエティの親玉です。
ちょうど私も同じブランドのTシャツを着ていたから、
偶然ってすごいと思っていたら、
向こうからカラーズマガジンの、
ヨゲさんのお母さんが歩いてくるのでした。
すばらしい週末をお迎えください。
今日もNAKISURFにお越しくださって、
ありがとうございます。
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【巻末リンク:タヌくんとピョン吉の関係とは?】
Happy Surfing!!
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