新しいオフィスに越して三ヶ月経つが、
ここは山の上にあって、
他に民家もないので、夜は人よりも動物人口の方が高くなる。
先日は黒と白のスカンク親子が顔を出し、
その翌日にはこのアライグマがこちらを伺っていた。
湿度が上がった夜にはコヨーテの遠吠えがけたたましい。
昨夜は車の横にいたこのガラガラヘビを踏みそうになった。
(なんとなく気になって、普段見ない足下を見た幸運。写真では明るいが、夜半なので実際には暗い)
こうなってくると、
「自分はとても危険な場所で仕事をしている」という気になってきた。
ガラガラヘビの毒性を調べてみた。
“すぐに血清を打たないと患部からリンパ線に向かって真っ黒に壊死し、
生命存続のためには、腕や脚を切断しなくてはならないという事態となる”と書いてある。
ただ、その血清を打ってもらうと、ここでは1500万円以上の医療費がかかるという。
日本人からすると信じられないような金額だが、
米国は高額な医療費で知られているので、
私はそこまで驚かないが、実際にこういう危険に遭遇した後なので、
人生の危険は案外近くに潜んでいるのだと再確認した日であります。
くわばらくわばら。
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話はオフィス裏手にあるNATION工場へと移る。
外が騒がしいと思ったら、
総勢30人ほどの撮影クルーが駐車場を占拠していた。
何ごとかと思って聞いてみると、
このNATIONサーフボード工場のTV取材であるという。
ワンシーンを撮るのにカメラ5台、
照明にマイク、そして監督までいて、それは大きな撮影となっていた。
このドアの向こうにいる女性はとても有名な人だと言うが、
そういう時流のことを何も知らない私は、
おもしろ楽しくその撮影を見学していた。
これは日曜日のこととなるけど、
ロングビーチ市内で月に一回だけ開催されている
『ロングビーチ・アンティーク・マーケット』に行ってきた。
http://www.longbeachantiquemarket.com/
狙いは、
PUNK GIRL系のシングルフィンかフィッシュ。
昔のラジカセ、そしてバックギャモンという携帯ゲーム台。
昔の興味深い雑誌や広告。
アンティーク・マーケットだけあって、
こうした年代ものの食器に魅せられた。
家具もいいですね。
ミッドセンチュリー(1950年代前後)の芸術品。
古いホットウイールやオモチャ。
自作しているというカスタム家具屋。
メイヤー・マックチーズ(ハンバーグラー?)と、
フライキッズのフライガイをモチーフにした回転遊具。
当時はマクドナルド店内に置かれたであろう逸品が購入できる。
いくらするのかを尋ねてみると、
思っていたよりも安価なので驚いてしまった。
ワッペン屋。
ツナくんはバッジを集めているらしく、
ここで興奮しながら発掘作業をしていた。
1個1ドル。
ジュークボックス屋。
標識や表示、ディスプレイや缶グッズ屋。
シンプソンズのピンボールマシーンだなんて、
自分の米国での歴史も考慮して、記念に欲しくなってしまった。
しかも完動品であるという。
自作オモシログッズ屋。
ビンテージ生地屋。
あまりのすごさに興奮したのか、
真夏日の暑さに熱中症となったのはわからぬが、
クラクラしながらも無事にサンクレメンテに戻り、
サンドイッチを食べようとハンセンズに行くと、
カラちゃん(カラニ・ロブ)と、
ザックが同じくサンドイッチを食べに来ていた。
ツナくんはカラちゃんを見るやいなや隠れてしまい、
「どうしたの?」
「いや、なんでもありません」
「隠れるのは変だよ」
「あ、えーと。有名な人だったので…」
そんなことを思いだした。
私のマイブームがこの
『Pier-side vegetarian sandwich』。
地元で採れた濃い味の野菜を、
(アボカド、キュウリ、レタス、オニオン、人参、ビーンズスプラウト、トマト)
オーガニック・スイスチーズが受け止め、
それをちょっぴり甘いウオルナッツ&クランベリーブレッド(全粒粉)ではさんだ逸品。
グルメ派にも「おいしい…」と放心させるほどの味であります。
https://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/65693
エリック・クリステンソンやブライアン・ミラーではないが、
https://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/65742
「サーファーである自分を食べるものが創る」
そう思いながら体に良いものを食べることは、
波乗りへの強い忠誠心へとなる気がしてきました。
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シルバーウイークも本日まででしょうか?
もしそうであったとしても木金とあって、また週末がやってきますね。
どうぞすばらしい日をお過ごしください。
Have a great day!!
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