Andy Nieblass & Wiley Archbold
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これは少し前の作品だが、
とても気に入っている。
手前の波に乗るのがワイリー・アーチボルド。
その後ろはアンディ・ニエブレス。
横でニーパドルをしているのはリバーだろうか。
リバーが起こしたパドル波紋が三角形に拡がっていて、
ワイリーはフィンレス、
アンディは独特なスタイルはもちろんのこと、
ものすごい高速なのですぐに彼とわかった。
私はミッドレングスがマイブームなので、
そこまでロングボードをしないが、
グライドというかフロウ感が新感覚であり、
けれど良く考えると、
60年以上の前のボードデザインなので、
完全に古い感覚なのだろう。
で、
昔のサーファーはこんなに楽しいものに乗っていたとわかり、
その余波というか、慣性&イノベーションで、
いまや世界で2300万人以上ものサーファーがいる、
大規模なカルチャーとなっていることもわかった。
この2300万人というのは、
International Surfing Associationによる調べで、
それは10年前の統計だということだが、
間違いなく今はもっと多いので、
きっと3000万人くらいの人口になっているのだろう。
思ったのが、
この3000万人の中で、
常にサーフィンをしている人は何人くらいいるのだろうか?
ということ。
Bonzer 6’11”
Photo by Brian Miller
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この「常に」というのは、
フィジカル(肉体的)でもいいし、
マインド(精神的)にでもいい。
見る夢も波乗り関連ばかり。
フィジカルだけで波乗り日を数えると、
ちょうど1万2000日を超えたところだった。
(現在12,070日)
今まで何本もの波に乗ったのだろうか。
何回ウエットスーツを着たのだろうか。
忘れられない波も何本もある。
そう考えると、
これからも長く波に乗り続けたいと改めて感じた日。
52歳だけど、波乗り人生はまだまだこれから。
2万日を目指します。
これは、
7年9か月前に行ったデビルズ・ダンジョンでのソロセッション。
5’0”ボンザーボードの初乗り日。
そう考えると、
今乗っているのがボンザーだから、
このときからそんなウナクネ(オルタナ)ボードの種子が蒔かれていたのだろう。
Tyler Warren Bonzer 6’11”
Photo by Brian Miller
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これはつい先日。
6’11″ボンザーに乗って、
遙かなる距離のバレルを抜けた波。
本当に不思議だが、
7年前より今の方が倍くらい波乗りが調子が良い。
ちょうどベンチュラ・セイジとそのことについて話していたが、
「もしかしたらフィンレス効果ではないでしょうか?」
!
その通りだと感じた。
昨日は胸波セッションだったけど、
フィンレスでサーフすると、
まるで上のバレル波と同等の切り立ちが迫ってきて、
少しでもミスすると、
レイルトラクションを得られずに回ってしまうという状況だった。
テイクオフするとき、
このレフト波、
またはパイプラインを滑るイメージでしっかりと漕いでからボードを落としていくと、
完璧にレイルが波壁に噛みついて、激速トリムとなった。
ちょうどNAKISURF壁掛けカレンダーの、
今月の写真と同じレイルの入り方です。
夢波がまた来るまで、己を鍛えている。
7年前のデビルズ・ダンジョンで感じたのは、
「自分は風が吹くと飛んでいく塵と同じ」
というくらい、
自分の存在が小さく、
そして無に近いものだということ。
それほどまでに海は広大なのだとわかった。
今日もハッピーサーフでいきましょう!
Happy Surfing and Happy Sunday!!
◎