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海賊岬LOVE!
昨夜ベンチュラ・セイジの家で、
かなり長いあいだサーフィンの話をしていた。
イニシャルパドル、
つまりテイクオフに際しての一漕ぎ目の重要さ、
良い波とそうでない波の見分け方。
ボードの選び方、ウエットスーツの相談等々。
「NAKIさんは、僕の最上級のお師匠さんです」
そんな風に誉めてもらっては照れるばかりだが、
考えてみると、
「波乗りというのは教えられる」ということに気づいた。
いつかは1日6時間の授業として、
1時限目はストレッチと呼吸の概念。
(落ち着いていると、軽く1分以上も長く息を止めていられるが、
焦ってしまうとたった5秒で苦しい)
2時限目は、
プールでパドリングをみっちりと教え、
3時限目はテイクオフの練習を陸でみっちりと。
ランチ休憩を挟んで、
4時限目と5時限目は実践サーフしていただき、
その間は3本乗るか、
または乗れなくても20分経過したら一度陸に上がってきて、
私からのアドバイスを受ける。
6時限目は、
それぞれのサーファーが、
私の考える、
家でできる練習の仕方をお伝えして終了。
こんなNHK教育ではないが、
『サーフィン1』みたいなものってあったのだろうか?
こうした指導型で一番楽しみなのは、
2時間目のパドリングでして、
なぜならば、とても上手なサーファー以外は、
ほとんどがパドリングで力を水にうまく伝えられていないので、
これを実際に教えられるというのはうれしい。
いつも海で教えるのだけど、なかなか伝わらないが、
プールでなら簡単に教えられるし、
そんな日が来るのが待ち遠しいと感じ始めた。
このやり方だと、
初級者から上級者まで教えられるというのも魅力です。
もしパドリングができるのであれば、
次にイニシャルパドルでの最大負荷のかけ方という指導もできますし、
各講座は尽きないでしょう。
ベンチュラ・コータによるテイクオフ。
「かっくいいでしょ!」と言っていた。
そういえば、
アトランティックコーヒーの吉川さんも言っていたのが、
「これからのサーファーには、
多様なサーフィンがあることを知ってもらいたい」
ということ。
これは私の考えと共通している。
コンテストの普及で、
コンテストみたいに乗ることだけがサーフィンといまだに思っている人が多く、
先日などは、私がプロサーファーだとわかった人がこう聞いてきた。
「エアリアル360はできますか?」
またはある人は、
「30mくらいの高さの波は乗れますか?」
笑ってしまうが、
聞く本人たちは真剣だったので、
「サーフィンにはいろいろあるので、
技とか波のサイズではないのですよ」
そう教えてあげると、ちょっぴり複雑な顔をしていた。
現在の私はウナクネ式、
つまりオルタネティブ流の広報部長なので、
主流とは別の波乗りに特化しています。
ボードを大きくしたり、小さくしたり、
フィンを一枚にしたり、二枚、
極小だけにしたり、または取り去ってしまう。
柔らかいボードを使って、仲間と波に乗る。
知らない人にもそのボードを使ってもらったりもする。
こちらのやり方のほうが、
小波だろうが、悪波だろうが、
100倍楽しくできることもわかった。
ということでこちらがそのウナクネ(オルタナ)動画です。
SFチックな音にしました。
すばらしい冬にしましょう!
そしてすばらしい週となりますように。
Have a wonderful day to you!!
◎