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【サーフィン研究所スペシャル2】台風15号顛末_ヨノピークの極み_(2312文字)

日本の首都圏に台風がやってくると、

世界先端の交通網が混乱をきたすということが昨日分かった。

これは昨日の続き(巻末リンク)だが、

この波に乗ることができたのは、

鎌倉に到着した夜が発端だったと断言できる。

中村竜さんのとっておきのお店をここで紹介するのもナニだが、

このおばちゃんのすばらしさと、

料理のおいしさに心を打たれたのと、

トイレきれい、お店きれい、

禁煙というスタイルに感動したので、

店主の美人お姉さんが儲かってくれたらいいなということです。

鎌倉駅付近です。

よろしければ検索して探してみてください。

お店に入るやいなや、

「あなたたち、ナニ飲みます?」

「少し考えます」(竜くん)

「おビールもいいですけど、アレがありますよアレが」

「そのーあのー、アレとはなんでしょうか?」(竜くん)

「アレはね。(一拍おいて)紅ショウガサワーよ ウフ」

「えー、紅ショーガっすか!こりゃまた」(竜くん)

「これがいいのよアレよ、残ったらつまみになるし、パンチがあるのよ ウフ」

「じゃそれをお願いします!」(竜くん)

「それね。あなたはナニにするの?」

「えーと全体主義は苦手なので、ビールでもショーガでもなく」(私)

「まあいいわ、ゆっくりとお考えなさいよ。夜は長いのよ ウフ」

そんな文体で出てきた紅ショーガサワー。

「色もきれいでしょ。ナニの方も良くなるそうよ ウフ」

「すごいすごい!」

全員がカメラを取り出して赤酒の撮影会となった。

「ウチはね、お通しにもこだわっているの」

「本当だ、すばらしい」(私)

「あなたたち若いのによくわかるのね ウフ」

「おいしいです!」(竜くん)

「ウチの一番の売りはね、おでんなのよ。食べる?」

そんなこんなで美しく正しいおでんもやってきて、

スープというか出汁のおいしさに目を回したら、

遅れて法王がやってきた。

「あらあら、このお兄さんかわいいわね」

「法王なんですよ。ラカ38世なんです」(私)

「すごい方がいらしてくれてうれしいわぁ」

「すいません。お願いします」(竜くん)

「でもね。ウチは国賓さんでもサービスは同じよ。それでもいいの?」

「もちろんです」(竜くん)

「ウチの一番人気の紅ショウガサワーでいい?」

「はい、それでお願いします!」(法王)

「すごい〜」

法王と中村竜さんのたちで楽しい会話がたくさんあり、

ウミカフェ一平くんとの忘れられない常盤デニーズ(もうない)の

『死にたいのはお前か〜』

事件を語って、

腹筋が数回よじれるほど笑いました。

二次会はここ。

ここも明朗会計、

音楽もすばらしく、

鎌倉ファーストナイトは、

竜くんと「あそこですから」と、

台風波の約束をして、

朧気な月と共に更けていきました。

翌日(土曜日)は思ったように波が上がらず、

ウナクネ会館で読書&料理の鉄人大会となった。

和牛チリビーンズ(絶品)と、

しいたけそうめんなどが人気があったようだ。

明けて翌日も波は小さかった。

Photo by Hakamada

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きんちゃんたちと逗子サーファーズ岬に行き、

きんちゃんが私の1971ボンザーに乗り、

人生最高のセッションとなったり、

これも長くなるので、

今日は割愛して後ほど掲載しますが、

ここにもドラマがあった。

「今から板積んで、ヨノピークに向かいますが、まだ小さいですね」

そう竜くんからメールがあったので、

ドラグラ会館で作った担々麺にお酢をかけながら

「今出ました〜」

そう出前の催促では常套句を返信して、

大町、ウミカフェ、滑川、サーファーズ岬、

泰介さんのデニーズ、

黒野さんのBeachを通過して、

駐車場料金520円を払って海を見ると、

こんなことになっていた。

台風15号おそるべし。

13号のうねりだろうか。

竜くんがセットを乗り、

深いボトムターンは

『魁!!男塾』の

巌娜亜羅(がんだーら)超人拳秘奥義

「夢想攀抓體(むそうはんしょうたい)」を連想させ、

竜くんは矢よりも速くボトムに到達し、

その大きな円弧を描き始めた。

Taisuke Sakuma

Photo by Nao Miyake

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このブレイク名『ヨノピーク』の由来となった洋之介くん。

その実弟の泰介くんは、

兄のマニューバーをなぞらえるようにノーズを落とす。

決意の瞬間であり、

そして刹那の瞬間でもあった。

グレイトサーファーであり、

この波を人生と同じくらい愛している。

泰介くんと同様に遅れてやってきた瀧朗。

ボードボトムに入って、

テイクオフを抑えてしまうオフショアに手を焼いていたが、

一文字流奥義を披露してボイルを避けて、

それは自らを刺し、

背後の敵をくぐるというものだった。

このヨノピークは、

今回も勇士だけがラインナップして、

結局8人だけがサーフすることになったが、

重なる時間でなければほとんどが無人だった。

日曜日の快晴オフショア台風デイになぜそんなことになるのか。

秘密は岩にあるようで、

なるほど、

岩の位置をきちんと知らないと、

ひどい目に遭うといういわくつきのブレイクだったからだ。

上の画像では、

危険な箇所を青い線でかこっているが、

これを知らないと大怪我をしてしまう。

なので、

空いているのだとわかるが、

土佐高知にもSR500等の岩だらけのブレイクがあり、

あそこもサイズアップすれば常に無人になっていた。

私のベストウェーブは、

ほぼノーパドルで乗ったこの波で、

シークエンス写真を得たのでここにポストしておきます。

スクロールダウンしてご覧になってください。

Catch Surf ®ODYSEA Skipper Fish Tyler Stanaland Pro 6′0″

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【巻末リンク:前編(昨日)】

【サーフィン研究所スペシャル】台風15号_洋之介くんの魂を継ぐものたち_ヨノピーク_(1629文字)

Happy Surfing!!