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【サーフィン研究所スペシャル】台風15号_洋之介くんの魂を継ぐものたち_ヨノピーク_(1629文字)

台風15号ファクサイ。

13号狙いで湘南に来たのだが、

この15号に翻弄されてしまった。

最大風速50mだなんて、

もはやサイエンス・フィクション。

ドラグラの友であり、

土佐清水の仲間であり、

そして袖ヶ浦ナンバーのホンダ・サバットを所有するケイスケ。

彼からジャック・コールマンの最新作DVDをプレゼントされた

ジャックといえば、

ウナクネ・ドラグラ映像師であり、

奇天烈奇妙なフィッシュ・ゴッドをプロデュースした人物として、

この世に広く知られている。

旧ウナクネ会館、

現ドラグラ・プロダクションズ会館が、

そのジャック作品上映会の会場になったが、

あまりに美しいシーンがあり、

それを油絵にしてみてはどうだろうか。

そんな話で盛り上がった。

これは昨日の朝。

NAKISURF初期Tシャツを着られているきんちゃんと、

数年前のビンテージTのツナくん。

ありがたい。

朝はサーファーズ岬でサーフしました。

それから波高をみるみると上げ、

平塚波高ブイを見てみると、

465cmで12秒を超えるモンスターがあり、

これはきっと有効ブレイクならば3倍、

14m近い波だったと推測できる。

シェーン・ドリアン師範がいたら大喜びしたことだろう。

二日前の夜に中村竜さんと一緒に鎌倉ナイトをした。

その際に話題になったのがこの波。

故佐久間洋之介くんのホームブレイクのヨノピーク。

魚のように泳げ、

世界各地のビッグウェーブに笑顔で乗るプロサーファーだった。

彼は日本に入れられてしまった

テトラポッドを取り去りたい夢を持っていた賢人であります。

(巻末リンク参照)

その彼亡きいま、

彼の弟の泰介くんと、

中村竜さんがこの波の持つ意味と意志を継いでいる。

普段は美しいほどフラットだが、

台風によって目覚めたヨノピーク。

中村竜くんのドロップ。

リバース・サバ手で応援しているのが私。

偉大なる波を称え、

偉大なる友がそれに乗る。

セッション中は常に洋之介くんの笑顔が浮いていた。

そんな護られている感を強く感じるサーフセッションは珍しい。

これが最大のセットだっただろうか。

竜くんは終始笑顔で「最☆高!」と言っていた。

彼は洋之介くんと同じように潜り、

楽しく幸せに波に乗る。

世代がこうしてつながっていたことを感じ、

とにかく感動させられた日曜日だった。

この勇敢なるサーファーは、

私のブログの愛読者であり、

どきりとさせられた瞬間を提供してくれた。

この分厚いリップの下に落ちていく気持ちたるや、

いかがなものだろうか。

ご無事をお祈りします。

ドラグラ界では、

眠れる獅子とされるツナくんが、

決意して乗った大切な波。

めでたしめでたし。

中村竜くんの友人のダイキくん。

「彼は世界的に有名なDJですよ」

横にいるタローマンがそう言っていたが、

ダイキくんは「証券会社勤務です」

と言っていたので、

真逆業界に転職したのだとここでわかった。

このヨノピークを愛する成田くん。

スペシャル・シェイプのガンでドロップ敢行。

私の波がやってきた。

Catch Surf ®ODYSEA Skipper Fish Tyler Stanaland Pro 6′0″

.

改めてこうして見てみると、

ヨノピークはとんでもないリーフだとわかる。

リップは重く、そして速い。

キャッチサーフ6フィートで乗った忘れられない洋之介くんの大好きだった波。

終了。

こうしてインサイドは岩だらけ。

中土佐のSR500を思い出すに至る。

(巻末リンク*2を参照ください)

瀧朗がやってきた。

「どうです?1本だけでも乗る価値ありますか?」

「間違いなくあるよ。本当に良い波だよ」

ちょうど竜くんも終了して上がってきたので、

リーフのレクチャー、

ピークのラインナップの説明を受けたことだろう。

瀧朗、乗りました。

スキップ・フライのボリューミーなシングルフィンで乗るヨノピーク。

波がどんどん良くなってきている。

明日に続きます。

【巻末リンク:洋之介くんの夢】

ギネス記録になりそう_教授と護岸_タオルにサーファーズ_法王と魔界皇帝_(2349文字)

【巻末リンク*2:SR500波】

激烈波のSR500_海の事故防止策_(1223文字)

Happy Surfing!!