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naki's blog

【サーフィン研究所】サンオノフレ・モーメント_サーファーズ岬_良い波の乗り方_(2033文字)

Andy Davis’s Studio,  Solana Beach, California

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アンディ・デイビスのスタジオで、

タイラーのファイナルを観戦し、

それからサーフィンの話、

アートの話、

人生の話をしてきた。

彼からインスパイアされ、

ちょっとしたはじまりのきっかけをつかんだ。

ジョエルとテイクオフ競争をしてみた。

彼はキャッチサーフのナンバー2であり、

親日家であり、

ウルトラ・クークでもある。

クークというのは、

スラングで「下手」とか、

「いけていない人」という意味。

さらにウルトラという接頭辞が付くのだから、

名の通り『超下手』ということになる。

ジョエルは自虐的にそれをIG(インスタグラム)名とし、

自虐しつつも、

ウルトラ・クークならではの特技、

例えばサーフボードの性能を低下させることに長けている。

このようにテイクオフがここまで遅いことで、

そのウルトラ・クークならではの威厳をここでも保っていたのだった。

かつ禅師。

ラウンド・ハウス・カットバック。

ターンの粋を結集させたような、

小さな円弧の斬れ味に

私は突然、

養叟 宗頤(ようそう そうい)という名を浮き出させた。

宗頤は、

和泉に陽春庵を開き、

一休宗純と同門ということで私の記憶に残した人であります。

それがかつ禅師と何かがかぶるのでありました。

話がわからなくなったので、

サンオノフレに話を戻すと、

上の画像にキャッチサーフがなければ、

1970年代だか、

80年代なのかがわからない。

そんなクラシックなサーファーたちが集っている。

私も2019年モデルのボードで、

その1960年代トリムをしたりする。

「時が止まった」とは、

よく聞くけど、

サーフィンをする度にこんなことを感じるのは、

悪くない感覚だと感じいった。

【回想編:逗子、湘南】

先日サーファーズ岬で、

エビだかカニの幼虫に刺された。

チク、チクーっと痛く、

ウエットスーツがない場所はほとんどやられて、

その夜の痒みといったら、

地獄か天国のようにひたすら深く、

浅く、そして際限がなかった。

日本語ではちゃんとした名前がないようで、

英語でSea Liceと調べたらAmphipodaと出てきた。

これはウミジラミという生きもので、

なんでも500種類以上あり、

私たちが刺されたのは、

そのどれかは特定できなかったが、

ただひたすら痒い。

台風15号の思い出。

【サーファーズ岬波の回想編】

All Photos by Yasuhiko Hakamada

ドラグラ(旧ウナクネ)界では、

思想と齢70歳とのコンビネーションで、

最高地位を得る横山泰介さん。

思想とは、

デューク・カハナモクの考えを今に伝えるということで、

具体的には、

『博愛ハッピーサーフィン』ということになる。

🙏🙇

きんちゃんは、

岡本さん派という独立した宗派のひとりである。

岡本さん派は、

サーファーズ岬の小坪側を拠点とし、

1980年後期から武家政権と結んだ稲村派と一線を画し、

独自のリベラルな宗風を築いた。

1970年代の湘南学園より始まり、

きんちゃんは昭和50年代に入甲し、

平成時代には、

ビーチクリーン、

令和となって、

ウニ壊滅→農地肥料とした政策で、

サーファーたちの人気を博した。

第六天神社の庇護を得て、

「真明霊神」下に彼らが集まる聖地を築いた。

Dalai Raca XXXVIII

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満面の笑みでハッピーサーフを具現化するラカ法王。

彼についての詳しくは、

巻末リンクをご覧いただくとして、

法王はラッコみたいに波に乗る。

ラッコが波に乗ったところを見たことがないからわからないけど、

そんな感じだと瀧朗や聖式カルちゃんからの報告があった。

ナッキーもサーファーズ岬の魔力に取り憑かれたようで、

波があると聞けば、

眠れなくなり(不眠)、

興奮してめまいと動悸を感じるという。

心配になってキンちゃんに相談すると、

「それが普通だぞ」ということで、

胸をなで下ろしたが、

良く考えると、

私も似たようなものかもしれない。

Catch Surf ®ODYSEA Skipper Fish

Tyler Stanaland Pro 6′0″

Twin + VEKTOR BD

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良い波に乗れました。

良い波に乗る秘訣は、

波に乗る気を一切見せずに、

はるか沖で待っていて、

セットが入ると、

笑顔でみなさんにドーゾドーゾと波を譲ります。

それを数回繰り返すころには、

大きな波のセットが入ります。

いわゆるオバケセットです。

ただこれは、

沖でブレイクしてしまうので、

誰も乗れないことに気づくのですが、

私が沖にいるのと、

無人でブレイクさせるのは悔しいので、

先輩方も含めて、

「フナキ、行け〜!」

となったところでテイクオフしますと、

無人の良い波に乗れてしまうのです。

通常のピークは人間関係の坩堝(るつぼ)だったり、

力や浮力関係の誇示みたいなことになるので、

参加しないようにしています。(笑)

【巻末リンク:ラカ法王について】

【特別講演】ダライ・ラカ法王38世『真のサーファー救済へのメッセージ』_(6454文字)

Happy Surfing!!