「サバ手になっていました」
そんな告白をこのブログ読者のひとりである高貫佑麻くんより受けた。
佑麻くんは、
ドラグラ(オルナタティブ・サーフ)の旗手であり、
新鋭であり、
そしてこれからの世代の真打ちになる可能性を大きく秘めたサーファーだ。
サバ手というのは、
私たちのあいだでは良く知られたポーズで、
旧くは昭和48年頃の曙書房刊の『おそ松くん』まで遡ることができる。
そこには、
「チビ太がうれしいときにする手」
”チビ太の手”があった。
この手の開き、
指の反りに気づいた私は、
絵の賞状をもらうときにこの手をして、
校長先生を喜ばせた。
または、
大好きな献立日の給食にならんでいるとき、
または仮面ライダーカードで、
ラッキーカードを引き当てたとき、
気づくと自然にこのチビ太の手をしていた。
そしてこの行為は、
いつのまにか、
期末テストだったり偏差値とか、
学校規則やたちの悪い大人たちによって、
忘却の彼方に追いやられてしまっていた。
そこに登場したのが、
サバちゃんこと鯖一郎さん。(巻末リンク1、2)
彼の美しいサバ手に全員が恐れ入った。
福顔の破顔と共に表れるこの腕の開きは、
まるで新世界の夜明けの太陽を予感させるものでありました。
宮崎駿さん作品の、
『風の谷のナウシカ』の冒頭部分(ディストピア)で、
ナウシカが乗るメーヴェの羽根にも見えるサバ手だった。
彼は、
その後すぐに鰻捻(ウナクネ。現ドラグラ)昇進を伝えられ、
鯖出身でウナクネを瞬時に経て、
落語も経て、(巻末リンク*3)
最高位の『法位』にたどり着いたのは、
このサバ手と、
どこまでも優しいご尊顔に由来しているのだろう。
□
「寒さに強いアメリカ人よりも薄着だ」
そう言われたのですが、
実際はロングアーム・スプリング・スーツの上からトランクスを履いています。
(巻末リンク*4:秘密その3)
元々は純城のアイディアで、
彼は半袖スプリングにトランクス派。
見た目もいいですし、
トランクス機能である車の鍵を入れたり、
ワックスを入れてサーフすることができます。
GoProも入れちゃいます。
サーファーはブライアン・ミラー。
私たちだけのプライベート・セッションだったニューポート・ピア。
(お隣のブラッキーズは“推定数万人”)
私を見ると、
波の裏を滑り降りるようにして、
パドリング加速していた。
上の画像では、
フォロースイングがサバ手になっていることに気づいた。
前に同間隔で他のサーファーがいるのだが、
このトラックを利用してターンをすることもある。
波乗り世界は多様だと、
ここに書いたことでもあります。
□
【巻末リンク:鯖一郎登場】
【大切なポスト:鯖一郎からラカ法王へ】
【巻末リンク*3:サバ手の落語】
【巻末リンク*4:秘密のウエットスーツとは?】
【GWだ!!特大号テクニック編】新無人波インポッシブル_ファイン&ハイラインで近代サーフ_秘密4つとGWお知らせ4つ_NAKISURFへのお越し方_(4626文字)
【お知らせ】
ナッキーが、
自然派カリスマであるケイレンが主宰する
チョコレート屋さんのHPトップに起用されています。
Sweet made healthy.
Happy Surfing!!
◎