おはようございます。
黒砂の隠れ方が昨日よりアグレッシブになって、
満潮ラインはさらに道路寄りになった。
それはうねりのサイズが上がったことを意味していた。
朝の暗がりの中、
宿を抜け出して『デビルズ・ダンジョン』を見に行ってみた。
するとサイズアップした斜面が姿を見せていた。
が、しかしうねりの向きなのか、
または海底亀裂(リーフ)に対してのうねりが大きすぎるのかはわからないけど、
昨日の方がよりパーフェクトで、美しいようだった。
ローカルのオーディもクリスも
“No parece como ayer”(Not like yesterday)
という発言をラインナップで繰り返していた。
「昨日とは違う」
毎日違う表情を見せる海。
その海と対峙する波乗りでは当たり前のことだが、
波は毎日、いや毎回、全てが違う。
で、いい波に乗り、そして明日もサーフできる環境にあると、
俺たちは、「今日と同じで波であって欲しい」と願い、
あわよくば、「昨日より良いかもしれない」
と幻想しながら、そして祈るように眠りに落ちるものだ。
昨日のブログはこちらです。
https://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/10214
上の写真はバレルの高さが4m、幅(深さ)が3mという縮尺で目を入れていただきたい。
波が各室に分かれているのがわかるだろうか?
これが波の中に8?10m毎にあって、
この部屋の境目というかバンプ(出っ張り)に難儀した。
バレルに入ると、ここで引っかかってしまう、
走っていくときにはこのバンプを通り過ぎることを繰り返さなくてはならない、
そんな小さなことだ。
だが、これは波から振り落とされるだけの起伏であり、
飛ばされるに十分なバンプであるのも事実だった。
波の詳しくは後日に譲るが、そんな難儀するセッションを終えて、
SODA(食堂)に行き、
「カサド・デ・ペスカド(フィッシュ)」
という定食を食べた。
これは定食というだけあって、
白身魚のバターソテーをメインにサラダ、
ライス、ビーンズ、パンがついてきて、
「かなりおいしい」
「まさかおいしい」
という評価を付けた。
なぜおいしいのかは不明だが、
「きっと旅先の雰囲気でおいしいのですよ」
という推測は当てはまらないほどのしっかりとした味だった。
不思議な国だ。
こんな辛ソースもじつに良く合う。
晴れると気温37度は軽く越える。
曇天でも33度はあります。
湿度は100%近くあり、
本当は不快なのだろうが、実際にはそうでもない。
それにしてもここは太陽が近いようですね。
さて、今日も乗り込んだBD3-bについて少し。
「クイックとエレガンスの競走馬」
と形容されるBD3 。
丸く、そして華麗なその外観はどこから見てもBD3とわかるもので、
とりわけて短いということが印象に残るだろう。
「それにボンザーシステムを搭載して欲しい」
という要望をAVISO社に出して、
自分サイズである5’0″と、
王子ニックとクリスチャンのサイズである5’1″を製作してもらい、
3者によるテストをしてみようということになった。
サイド2枚のFCSフィン位置はそのままにし、
シングルフィンボックスを追加した仕様だ。
名作BD3が足回りを変えてきたと思っていただければいいと思う。
実際にグライドしての感想は、
ドライブパワーがついたということだ。
テイルの踏み加減で速度調節できて、全開にすると、
セクションの外に抜けるようなレスポンスを持ち合わせていて、
コントロールしやすく、ボンザーシステム特有の
『粘り』をここに具現化したというのは、
名作BD3デザインの完成度を物語っているようである。
ラフ面、つまり上記したコブなどの対する反応も文句のつけようがなく、
操作がより安心して実行できるということにポイントがおける。
これはシングルフィンの深く、
しっかりした「波面への噛みつき」によるものだろう。
シフトアップは瞬間的に波に駆け上がり、
ドロップはまるでシフトダウンのブリッピング(blipping)が入るようで、
ものすごく安定していた。
21世紀を担うBD3にボンザーシステムを搭載して、
「21.5世紀風」とすれば少し未来的でいいなあ、
と感じながらこれを書いています。
まだこれをお客さまに製作可能かどうかをAVISOには聞いていませんが、
シングルフィンボックス装着はロングボード等で培った技術があって、
COLEへの許可も得ていて、
位置も完全だということで、受注製作とはなりますが、
5’0″
5’1″
5’2″
のオーダーをBD3と同価格で、販売開始と独断で決定しました。
(価格や仕様については以下のリンクを参考にしてください)
https://www.nakisurf.com/brand/aviso-model.html#bd3
さらには、
購入後30日間以内であれば返金できるという業界初の
「AVISOお試しプログラム」
https://www.nakisurf.com/campaign/campaign06.html
も使用でき、
さらにさらには、
55ドルオフ、リーシュ&デッキパッドを無料でサービスという
AVISO 【春を待ちきれないキャンペーン!】
https://www.nakisurf.com/blog/staff/archives/7015
を今月28日までではございますが、
適用しオーダーを受け付けることとしましたので、
ご興味のある方はどうぞこの機会をご利用ください。
あまりこうしてビジネス的なブログは好まないのですが、
それほどまでにこのボンザーをお勧めできると確信したのです。
どうぞよろしくお願いします。
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デビルズ・ダンジョンのローカルのサラスとオーディ。
オーディはこのボードが欲しくなったようで、
「売ってくれ!」
とお願いされたのですが、
「これはAVISO社所有のもので、俺のではないんだよ」
と伝えると、早速NAKISURFサイトを見てくれたという傾倒ぶり。
体重65kgだというのでエキスパートのオーディにはぴったりですね。
サラスも本当に欲しそうにしていました。
今度コスタリカに来るときは、
たくさんのボードを持って来て実演販売をしようかな?
「バナナのたたき売り」ならぬ
「AVISOのたたき売り」とかね。(笑)
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日程表を見ますと、
どうやら明日にはコスタリカを離れることとなりそうですが、
この熱気とオソロシ波、そして妖気に袖を引かれているようであります。
今日もNAKISURFにお越し下さってありがとうございます。
トップページに今日の「今」をアップしておきました。
よろしければ暖かいところで見ていってくださいね。
PURA VIDA!
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