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必見版【サーフィン研究所&ドラグラ・プロダクションズ特大号】サーフィンの極みとは?ジョエル・チューダーの説法について_(2908文字)

Vans Joel Tudor Duct Tape Invitational & Festival

Men’s Winner Andy Nieblas

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The 1971 Bonzer

at the Our Hope Bay and Studio

Thank Dr. Maeda

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お願いしていたものが完成へと向けて進んでいる。

早くこの目で見たい。

千葉に戻ったら会いに行きます。

さて、カリフォルニアから、

千葉NAKISURF、

そしてすぐに土佐高知へと飛び、

一瞬千葉に戻り、

そして湘南にやってきた。

ここで、

ジョエル・チューダーが提案するイベントに参加しているのは、

偶然ではない。

このイベントのために日本に戻ってきたと言えるほどの大きなことである。

Joel and Tosh Tudor

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ジョエル・チューダーをご存じない方にお伝えすると、

彼は歴史的なサーファーということはもちろん、

サーフ思想家としてもリーダー的要素を持ち、

サーフ界の重要な瞬間を創り出すことができる。

『反骨精神に満たされた思想家』

以前そう書いたが、

少年の彼が波に乗れば、

世の知識人、

高感度人たちを虜にし、

柔術でも由緒正しき派のチャンピオンとなった。

天才以上だと考えなくてはならず、

多くの人が彼の説法を必要としている。

そのジョエルが、

サーフ界のカルチャーを鋭く斬ると、

『out-of-the-box』

そんなことだろうか。

「箱から出た」

直訳するとこんな単語となる。

「アウトオブザボックス」の意味は、

創造的な

独創的な

形にとらわれない

従来の常識を破る

革新的な

こんなことである。

ジョエル総督が持つ反抗精神を伝えるための集いの条件が、

重いログとなり、

妨害はなくなり、

ノーリーシュとなっていった。

仏教で言うところの

『結集(けつじゅう)』であろうか。

ちょうど昨日サーファーズ岬のローカル(良い方の)と話したのだが、

「ぼくたちだけでも、リーシュ使用を禁止するかもしれません」

そんなことを言っていた。

その背景には、

波が出ると、

美波で知られるため、

多くの愛好者が集まります。

昨今のサーフ人口増大の例に漏れず、

あまりの混雑に危険だということで、

試しに一度ノーリーシュ・デ—をしたら、

グッドサーファーばかりになって、

決して混雑することはなかったという。

「みんな良い波だけを待ち、
少しでも抜けられなさそうだったら、
無理だったらテイクオフはせずに他者に譲っていました」

「そうなるよね。

というか、

それがサーフィンなんだよ」

そんなことを話していました。

サーファーズ岬は、

完全なるポイントブレイク。

なので、

もしボードを離して、

流してしまっても、

そこには他のサーファーはいない代わりに岩場がある。

当分の時間をかけて泳いで岬に行き、

そこをよじ登ったりしてボードを取るときがある。

そんな覚悟のワイプアウト。

タイミング良く次の波でボディサーフしてチャンネルに戻ると、

すでに誰かが確保していて、

そんなお互いへの感謝と尊敬による真の笑顔が咲き、

果てはローカルとビジターのコミュニケーションも取れて、

とてもすばらしい時間だったと聞こえてきた。

新味というか、

古来の礼も泳力、

判断力、理知、斬味も併せ持ったムーブメント。

それがダクトテープ・インビテーショナルである。

次世代にもきちんと伝わるほど人気があり、

このムーブメントは当分続くであろう。

サーフィンとは何だろうか?

私にとってサーフィンとは、

最初は

遊び

だった。

次に

修行

となって、

真剣にサーフする日が1万日を超えたら、

サーフィンは遊び

そんな楽しいフィーリングがやってきた。

Catch Surf Skipper Fish J.O.B. Pro Edition 6’6″

Nakisurf Original Twin + VEKTOR VT

Sky and Sea Muroto’s North West

October, 2019

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具体的に言うと、

こういう波の下で、

ワクワクするほどうれしい感覚

そんな感覚を得るに至った。

この波に乗った同じ記憶に札所があった。

それは龍頭山にあり、

私たちは龍の頭に乗ってお参りしたのだった。

光明院 金剛頂寺

弘法大師(空海)の言うところの明星を受け、

室戸岬から西北に向かう。

美しい土佐湾の始まりだ。

古来からの修行の地、

行当岬から連なる原始林の椎に覆われた中に金剛頂寺があった。

今朝、

ドラグラ会館に流れるBS放送を見ていたら、

「剱岳の謎に挑む」

というNHK番組があった。

「あまりにも急しゅんなため、

地獄と恐れられ、江戸時代まで入山禁止だった剱岳。

“初”登頂の際、

山頂で平安時代のものと思われるつえの金具が発見された。

ロック・クライミング技術も近代的な装備もない時代に、

どうやって登ったのか。

謎に挑むために千年前のルートを探った」

そんな内容のものだったが、

まとめとしては、

「修行のために、

あえて厳しいことをして極めていたのではないか。

信仰対象への強い気持ちがこの奇跡のような登山を成しえた」

そんな仮説が立証されていた。

そして修業者たちは、

想いを成就させ、

それぞれの地についていったのではないか、

そんなことを思った。

各地で修行を終えた行者たち。

これに招待されるサーファーは、

いわゆる「わかっている」人間である。

サーフィンはもちろん特級で、

視野が広く、

優しく、

寛容で、

明晰である。

同時に彼らは、

サーフィン業界のこれからを心配している。

競争主義

(意味をなさない)主従関係

道具主義

そんなものこんなもの。

彼らが私たちに伝えてくれたのは、

サーフィンとは楽しいもの

これである。

これだけだが、

各地の剱岳で修行を極めた彼らだからこそ伝わるものがあった。

ジョエル・チューダーの説法によって、

伝わるものがあった。

これがダクトテープ・インビテーショナル。

これもサーフィン。

波乗りをバカにしているわけでもなんでもなく、

「もっと楽しくやりましょう」

日本のサーファーに向けて、

そんな最大表現のイベントです。

音楽もスケートもいかしていて、

しかも入場無料。

世界一のホットドッグが食べられたり、

SURFERSのナチョスは、

ライアン・バーチをして、

「サイコー」ということであり、

彼らにとっては、

懐かしの味でありましょう。

今日も鵠沼プールガーデンで開催しております。

私も会場内におりますので、

どうぞお声がけください。

修行済みならこうして狭いスペースで自身の滑走が表現できる。

しかも笑顔で。

【お知らせ】

私たちが提案するハッピーサーフィン、

ダクトテープ・インビテーショナル発祥の地であるサンオノフレから自然発生的に産まれた

『サンオノフレ・サーフ・カンパニー』

そして、

子どもからスーパープロまで、

全員が楽しくできる

ソフトボードの覇者

『キャッチサーフ』

エントリーモデル群と、

ベン・グレービー率いる、

『ウエィブ・バンディット』

ミッチー・アブシャー総督の

『キャプテン・フィン』

等々の来期モデルが、

渋谷スペースエッジで明日5日と、

明後日6日に開催されます!

こちらも併せてお楽しみください。

Happy Surfing!

#みんなでサーフィンを変えていく


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