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naki's blog

クリスチャン・ワックとサンオノフレで「お題サーフィン」_インスピレーション展の一般公開日(後編)_(3711文字_中短編です)

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おはようございます。

船木@サンクレメンテです。

ゲートが閉まったサンオノフレ。

けど、車は入っていけないのだが、サーフはしてもいいという。

そこで無人の

ーーいつもは大混雑のサンオノフレ・ポイント(サンオノフレ岬)ブレイクで、

クリスチャンと、柳瀬とそれは楽しいサーフをしてきました。

ノーズライドからビーターに乗り移ろうとしているクリスちゃん。

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ビーターに飛び乗ったのは俺。

最近のビーターはフィンなしが流行中なのです。

そういえばコスタリカにも持っていったのですよ。

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天才クリスちゃんはボードをこんなに浮かしていた。

すごいなあ。

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ボードを取り替えし、

キャンバスのクラシック・ログ9’11″に乗った俺。

ただ乗るだけではつまらないから、とクリスちゃんからお題が出て、

それは「チャインダボウ(chinda-bow)」をするのだと言う。

「何それ?」

と聞くと、彼の造語であって、

要は後ろ向きに立って、テイルに向かって手を合わせて、

「慈悲を乞うんだよ」。

と、なにやら

「悔い改めよ」というDセンパイと同様なことを、

この西海岸でも言われた。

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逆真流なので、思ったより簡単で、

ちゃんとできた俺にクリスちゃんは驚いていたのがうれしかった、

このセッションの詳しくは後日に譲るが、

カメラ交代をした柳瀬もクラシックログのノーズライドを楽しみ、

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そして次のお題のフィンレス・ビーターも難なくこなし、

俺とクリスちゃんに拍手を浴びた。

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「上手な人しか乗れないと思っていましたが、

乗れるものですねえ」

という柳瀬に

「いいボードはね、簡単に乗れるんだよ」

と諭すように言ったクリスちゃんの言葉が印象的だった。

柳瀬はきっとフィンレス・ビーターはその勢いと自信で乗ったのだと思います。

これは800mお隣の「教会ブレイク」。

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「グレイトサーフだったね」

と膝腰ながら波を讃えて岬を後にしました。

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ランチはベーグル屋で、

サーモンサンド・クリームチーズをいただきました。

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「これからコマーシャル撮影でLAに行くんだ」

とクリスちゃんはイソガシランチとなって、

フリーウエイの人と消えました。

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そういえば、柳瀬もクリスちゃん、そして俺もiPhoneでした。

『iPhone三兄弟』って歌があったような。

「それはだんご三兄弟ですよ」

というメールは結構ですからね。(笑)

さて、昨日ポストできなかったインスピレーション展をここにアップします。

2010_CA_Inspiration_V2680会場に入ると、

まずはこのジェームス・ボンドのBD5に迎えられる。

で、左に行くと俺たちが立つサーフアートのセクションで、

2010_CA_Inspiration_V2580ジョエルチューダーのクークボックス。

そのクークボックスのブースの写真を撮ろうとしたら、

「ジョエルがもうすぐ来るから、彼と一緒に撮ってください」

と担当者シゲさんに言われたのだが、

結局ジョエルはやって来なくて、ブースの写真はなし。

まあこれもジョエルぽいエピソードだが、

ブースの写真を撮っておけばよかったと少し悔やむ。

で、その隣がアンデイ・デイビス。

彼とは、「その昔ーーFREE」という時代からの友人で、

その頃から変わらぬ、温かなオーラの男だ。

アートと雰囲気に癒される。

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アンディの右隣がタイラー・ウオーレンで、

こんなシックなブースを展開していた。

BD3とレトロのリミックスボードライダーで、

しかもそれらを天才的に乗りこなし、

その器量と技量を波に描き続けているのがタイラー。

アートも半端ではなく、天は二物を与えた典型。

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写真を撮っていると、お隣アンディも茶々を入れにやってきて、

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みんなで写真を撮ることとなった。

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そのまたお隣がキャプテンこと、

ミッチー・アブシャーのブースで、

彼もまたその昔からの知り合いなのであります。

「ジュン(純城)によろしくな」

と昔と変わらぬ慈愛に満ちた目で俺を見ていた。

いい男ですね。

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そのまたお隣がロビン・キーガルのブースで、

写真を撮りに行ったときがちょうど開店時間だったようで、

慌ただしそうにしていた。

それにしても2時間遅れで開店しているというのもすごいなあ。

ロビンはこうして毎日の伝説を積み重ねているんですね。(笑)

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で、この濃い方たちの向かいに俺のブースがあって、

振り返ると、

このinspiration展の主催者リンタロウさんが遊びにきてくれていた。

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ドノヴァンのエルサルバドル”Into The Sunrise”と

ハート波”One Heart”に興味津々の様子で、

しかも

「実はここ(エルサルバドルのホワイトハウス)でサーフしたことがあるんですよ」

と言うので、「えー、あんな秘境にすごいなあ!」

と驚いてしまいました。

奥のテーブルにいるのは柳瀬で、

ここが簡易NAKISURFオフィスともなっていました。

カフェヒロのヒロさんもいらしてくださって、

カフェヒロ・ファンクラブ会員001の柳瀬と2ショット。

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クリスちゃんとビームス窪さん。

クリスちゃんはビームスが大好きで、

どのくらい好きなのかと申しますと、

太東のWLSで準優勝した賞金を全て使ってしまったというほどで、

そんなエピソードに窪さんも喜んでいました。

これは初日のショットですね。

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初日ならジョエルも来ていたんだなあ、

とファイルから三者会談の写真が出てきました。

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俺ブースのお隣はアート界の大御所豊田さんの

『パーム・グラフィックス』さんで、

すてきな豊田夫妻を撮らせていただきました。

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会場奥に進んでいくと、

この展示会のアシスタント・ディレクターを務めた山崎さん一家に遭遇。

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みなさん日本語が上手で驚きました。

そしてカリフォルニアのパイオニアでもあり、

大御所のTHE SURFさんのブースでは、

選び抜かれた古着と、伝説のクラシックボードが展示されていました。

昔から変わらない紀藤さん夫妻の優しい笑顔と、

愛のたぎるような熱い珈琲をいただきました。

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俺が渡米した際、そしてさらに昔、

選手として南カリフォルニアを回っていたときにものすごくお世話になったのです。

映像撮影の首領でもあります。

適正露出について少し話し込みました。

紀藤さん、いつもありがとうございます。

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中に入ると、サンタモニカの老舗皮革デザイナーのロブが、

俺作品のONE HEARTを持って立っていました。

「コレハ、最近では最も感動した作品なのデス!」

ということで、彼のジャケットを着させていただきました。

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1970年代のビンテージで、こういう歴史ものを着ると、

当時のサンタモニカが体に入ってくるようです。

いまだに柔らかく、そのたくましい服にうっとり。

MEDICINと描かれたTシャツをいただき、

その場で上から着込みブースに戻ると、

ニューヨークのウエブキャスターが俺にインタビューするというので、

サーフィンのすばらしさ、

そしてそれを切り取るアートのすばらしさと、

自分のブログの宣伝もして、長いインタビューとなりました。

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インタビュー収録中、何度も電話が鳴って、

それはドッキーからだった。

メキシコ大ちゃんも一緒の3ショット。

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ハイファッションが大好きなドッキーは、

この展示会に大喜び。

「フナキさんも一緒に撮りマショウ」

とパシャリ。

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ミヤーンさんも大阪からわざわざいらして、

全員で感激の3ショット。

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サンディエゴは、カーディフのToddさんも来てくださいました。

超限定だった「NAKISURFぜひT」を着てくださっていたことにも感動しちゃいました。

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超セクシーなLAジャパニーズガールズもいらっしゃいましたよ。

メキシコ大ちゃんの胸の高鳴りが聞こえてくるようでした。(笑)

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さらにはLAとラスベガスで大人気のスープリーム・レストランを多数展開する

マイクさんと、それはかわいいトモちゃんも来てくださいました。

お二人とは飛行機の機内で知り合ったのです。

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会はあっという間に終焉を迎え、

こちらは「イタリアから来たのデス、グラッツエ」というカップルで、

(彼女はフランス人)

「”Into The Sunrise”をドーシテモ持って帰りたいのです」

と展示品を即決で購入してくれました。R0018335

俺の作品がこうして海を越えて、イタリアの彼たちの家に飾られると思うと、

なんだかうれしいなあ。

「ティ・リングラーツィオ・タント!(Ti ringrazio tanto)」

と、撤収していると、USサーファー誌の人気連載

『Curious Gabe』でおなじみの

ゲイブが俺を訪ねてきてくれました。

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なんだかうれしいなあ。

長いインタビューを俺にしたいという依頼で、

もちろんお受けしました。

サーファー誌かあ、

うれしはずかしのインタビューの依頼でした。

とサンタモニカを後にしてベニスビーチを通ると、

ここにもCOLEボードを持ったサーファーがいました。

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「このサーファーはかなりわかっているぞ」

とつぶやきながらパシャリし、大混雑の405フリーウエイを南下し、

カフェヒロに向かうと、

ヒロさんの娘さんバースデーパーティでした。

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マユちゃん(右)と、そのご学友と写真を撮って、

Happy Birrthday!!

いい歳にしてくださいね。

こうして誰かのバースデーがあって、

今日も明日もすてきな日が重なっていくんですね。

今日にありがとう♪

みんなにもありがとう。

こちらはバレンタインデーなんですよ。

太陽がハートに見えるような日ですね。

チャオ!