こんにちは、
カリフォルニアからノースハワイに着いた船木です。
出発前にばたばたしちゃったけど、
MTからのそれはおいしい白ワインもケースで受け取り、
空港に向かうためにフリーウエイを北上していくと、
こんな年代物のシトロエンSMが追い越し車線を時速120kmで走っていた。
ドライバーは昔の香港の映画スターみたいないでたちで、
俺たちは1975年にタイムスリップしたような錯覚に陥った。
この車は1971年に『European Car of the Year』を受賞しており、
名車中の名車、しかも35年前以前の車がこうして普通に走っていることに感動した。
サビタは元気かなあ?
と俺の旧車を思いだしていた。
荷物がたくさんなのは、
トレーダージョーズで色々と買い込んだからで、
柳瀬の見送りを受けて、LAX(ロスアンジェルス国際空港)より出発。
例によってユナイテッド機なのだが、
この米国式のエアラインはチェックイン、
そして荷物検査のゲートまでたっぷりと並ばされるので注意が必要だ。
ちなみに荷物を検査するまでは45分間もの行列で、
まあこういうことには慣れてきたけど、
LAXのユナイテッド専用ゲートは特にスパルタなので気をつけたほうがいい。
きっと他のゲートから入り、このサテライトに来られるのだろうが、
なかなかそのルートを持ち合わせておらず、今回もまた行列にKOされた次第だ。
ちなみに出発3時間半前にチェックインして、
普通にゲートでのんびりできたほどだから、問題はなかったけど、
「国内線は出発1時間前にチェックイン」と言われているけど、
その通りに行ったらアウトだっただろうな。
今回の座席が非常口前(16A)ということもあり、
足下がゆったりなのだが、
「零下並のすきま風」に寒い思いをして、
こちらもやはり米国系のスパルタ搭乗だった。
ただ、向こう側の窓側同席の白人は、
毛布もかけずに普通の顔をしていたのが不思議と言えば不思議だったが、
これも白人の「寒さに強い」という特記事項を考えると、不思議ではない。
□
今回の旅も怪我もなく、全て滞りなく通過してきたことに感謝している。
「おいしいもの」も多く味わえ、
最新ヒット作はトレーダージョーズの冷凍パンケーキだろう。
これさえあれば、あの大好きだった朝食カフェに行きたくなくなるほどで、
モチモチっとした食感と、さらりと透き通ったような味に魅せられている。
“Who needs Antonie’s cafe?”
最近サービスが悪くなったしなあ。
とあのカフェを思いだしていた。
今回の旅は色々な夕陽を見て、
色々な波に乗った。
そして色々なボードにも乗りまくった。
上はCOLEルースキャノンで、
下はフィンレス・ビーター。
それらボードをチェックする柳瀬とブンペイ。
ブンペイのお気に入りのステッカー。
クリスちゃんともしょっちゅう一緒にいました。
彼のクラシックログ↑に、
ミニ・ノーズライダー↓。
AVISO版の5’5″ファイヤーブレードにも初乗りしました。
上の写真はトレッスルズのライフガード部長のクレイグで、
彼の特権で、俺たちを乗せて上まで運んでくれた。
ローワーズからここまでは遠く、
さらには機材をたっぷりと持った俺たち、
しかもアフターサーフという疲れもあって、
あまりのうれしさにと歩いている人に
「How’s walking?」(歩きはどうだい?)
と自慢したくなるほどだった。
ローワーズでは初乗りしたファイヤーブレードの速さを知り、
いつも行ったソルトクリークではビーチブレイクのすばらしさを味わった。
こちらはサンオノフレ。
こちらのクラシックなブレイクでは、
クラシックなボードに乗り、逆真流を披露し、
「キャンバスボードの自由さ」をまた知ることとなり、
クリスちゃん考案のネオ・ロングボードのレベルの高さを知った。
ノーズライドについて色々学ばせていただいた。
柳瀬もミニノーズライダーに乗って、
さらにはクラッシック・ログにも乗り、初ノーズライドを決めた。
さらには上がってきて、
「ノーズライディングって簡単ですね」と言い放ち、
クリスちゃんは、
「なってったってボードがいいからね?」
と涼しい顔。
ミニ・ノーズライダーに感動してこんなトップバナーを作りました。
いつ掲載しようかな。
映画『ウオーターボーイ』は観ましたか?
で、
そしてそして気温37度という中米はコスタリカ、
カリブ海にも行ったのでした。
デビルズ・ダンジョンの恐い波を滑走し、
おいしいものを堪能し、
インペリアルビールに酔い、
こんなかわいい子にも出会い、
またサンクレメンテに戻り、
映画『アバター』を3Dで観て、
マリナ・デルレイのホテルで合宿しながらinspiration展に参加。
さまざまな人に会いました。
パワーピープルというのかな、
そんな人たちとエネルギッシュな時間を共有しました。
そしてまたクリスちゃんとサーフ。
こうして砂浜に脱ぎ捨てられた衣類を見ると、
ここがカリフォルニアと知ることとなるのだが、
今年は波も多かったようだ。
「またこの大好きなビーチタウンにやってこよう」
ここに11年暮らして引っ越してしまったけど、
「好きな想いは変わらず」そんなところだろうか。
「サンクレメンテにありがとう。また来るね?」
とカリフォルニア編が終わった。
ここはノースハワイ。
夕陽時刻となりました。
ちょうど一番ブイが上がっていて、
「15ft @ 12sec. /NW-325°」
と怒濤のようなうねりが届いている。
早速メジャーリーグベイに行き、ダブルくらいの波に乗ってきた。
ダックダイブして上がってくると、
海面は渦を巻いていて、冬のハワイ波の凄さをまた知った。
明日はどんな波なのだろうか?
□
勇人さんのブログでも取り上げられていましたが、
千葉一宮の海がまた危機にさらされています。
海が好きな方、波乗りされる方はぜひこのリンクを目を通してください。
これをなんとか止めてもらわないと、
次はあなたのブレイクにテトラはやってきます。
今回の一宮の工事は「テトラポッドを海岸と平行に入れる工事」。
日本のどの島に行っても関係ない場所にも入っているのがテトラ。
全ては業者や発注した市や担当者の利権。
テトラポッドは一基何百万円と聞いています。
それを大量に発注し、工事が受注されると、
業者から担当者と市長や重役にはすてきなプレゼントが届くということを以前テトラポッド社の友人から聞きました。
まるでマンガ島耕作の世界です。。。
こんな嫌な利権世界をおいておいても、
実際の海岸にはサーフィンはおろか、海水浴もままならないこととなってしまう。
俺の知っているだけでも、
神奈川県鎌倉市小動(ブレイク消滅、ゴミ多数、砂浜消滅)
茨城県の阿字ヶ浦(ブレイク消滅、ゴミ多数、砂浜激減)
千葉銚子君ヶ浜(ブレイク消滅、ゴミ多数、砂浜激減)
があって、こんな行政がしている
「砂浜を戻す」という説明なんて、
「嘘です」
全ては「海なんてお金儲けの場でしょう」
という利権がらみの役人、そして業者たち。
俺は激しくそう思っています。
特に熱血的に千葉を愛する県知事の森田さんには、ぜひ読んでいただきたいです。
俺たちの、
みんなの愛するすてきで豊かな美しい海岸が消滅させられようとしているのです。
昔は市民がよくわからないままささっと工事が進みこうして海に蓋をされちゃったけど、
2010年の今はそうはいかない、ということを実行したいです。
で、まずは署名です。
まずは賛同いただき、
多くの、より多くの署名を集めてみせましょう。
http://www.ikaigan.com/input.php
PCや携帯からも可能ですのでよろしくお願いします!!!
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