新品・中古サーフボード販売、カスタムオーダー、ウェットスーツ、サーフィン用品など。NAKISURFは、プロサーファー、フォトグラファー、サーフライターで知られるNAKIのコンセプトサーフショップです。

naki's blog

【サーフィン研究所】光粒に見たのは、広大で強い示唆_ネコ映画にタイラーとトム・カレンの現況_ズレがいいのだ_(1999文字)

チカチカチラチラ

キラキラピカピカ

光の粒は、

星座にもなったし、

何かの模様のようにもなった。

朝陽が跳ねる海を見ていると、

その光はさまざまな明滅の集合体だとわかる。

その光塊の端に目をやると、

単数となって散っていく光粒がある。

その中でも光量というか、

光の力の強いものだけを抜き出して見てみると、

さきほど書いた星雲などの印象を残した。

嵐が通り過ぎ、

きっと最後であろう冬の塊を北に押しやった。

この光粒の手前には横浪半島があり、

ちょうど太陽や月が昇る方向に青龍寺がある。

とすると、

私はいま青龍寺のフィルターを通してこの光模様を眺めているわけで、

そう考え直結的にカメラを持ってきた。

ちょうど4月のまんなかの、

純度の高い春風も入り込んだ作品となった。

「青龍座」

“The Constellation Blue Dragon”

そんなタイトルが付いた朝。

季節だったり、

太陽だったり、

目を向けるだけで深い意味が示唆されているのだと、

樹木が合わさってできた緑色を見ていた。

それぞれが独立するように揺れているのは、

それら木々の特徴だったり、

それぞれのエリアの年齢に由来しているのだろう。

2019 Augusut

Tyler Warren Dream Fish 6’5″

Nakisurf Original Twin Fin

.

さて、映画を観た。

アマゾンプライムで

『MIC・メン・イン・キャット Nine Lives』

というタイトルだった。

「MIBの真似だよ〜」

と言いながらも監督を見ると、

なんと、

ウイル・スミスのMIBと同じだという。

評を見ると、

ひどい映画として評されていた。

Rotten Tomatoesの批評家支持率は11%、

名映画評論家のピーター・トラヴァースは、

『ローリング・ストーン誌』内で、

星ゼロという最低点数を叩きだしていた。

そこには、

「この映画は猫愛好家のほとんどを猫嫌いに変貌させるだろう」

ともあった。

ケビン・スペイシーが主役で、

私の大好きな映画

『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャンCatch Me If You Can』

でディカプリオ演ずるフランク・アバグネイルの父親役の、

クリストファー・ウォーケンが出ている。

彼らが出ているのなら見ましょう。

たぶんつまらないけど、

サーフィン界のサブカルチャーである

「ドラグラ・プロダクションズ」広報部ですので当然です。

そんな感じで見ると、

すばらしい内容だった。

くだらないところが古典として感じられ、

ラストには手を叩いて喜んでしまった。

Tyler Warren Dream Fish 6’5″

Nakisurf Original Twin Fin

.

見終えてわかったのが、

あの酷評は、

「真面目に見てしまった結果の評」

であるということ。

映画に最高峰や完璧を求めすぎなのだ。

かんたんに言うと、

日本で育ったことがないジャパン好きの日系人がいて、

その彼が床の間をこしらえたようなものだろうか。

わかりやすく言うと、

「ちょっとずれている」

そんなことが良かった。

そして私はすぐにサーフィンに転化し、

イメージ・サーフィンを始めた。

Tyler Warren Red Line

6’5″ x 19-5/8′ x 2-5/8″

Nakisurf Original Twin Fin

.

足はこれだけ絞って、

テイクオフし、

今まさにボトムに降りるところである。

レイル角度はこのくらい…、

シャドウ・ボクシングではないが、

そのずれた日系人の零戦フジヤマ、

キモノなどを思い浮かべながらボトムターンをすると、

大好きだった*カブキ・ターンが極まり、

「これはこのタイミングでもいいかも」

そんな達観がやってくるのだった。

*カブキ・ターン=ヤング・トム・カレンのターン。

(はみだし近況)

当年56歳となるトムカレンは、

この冬はタイラー・ウォーレンとメキシコにいた。

トムとお別れ後のタイラーいわく、

いまだ魅惑的なサーフィンをしていて、

かなり感じいったとしみじみしていた。

来る途中に見た見事な景色。

桜は夕陽に透け、

そして心に溶けていたさまざまなこと。

それらが合わさって立ち上がるように像を結んだ。

閑話。

尊敬する人のブログが、

心ない人たちによって攻撃されていたので、

援軍到着とばかりに援護コメントをしたら、

形勢逆転となってめでたしめでたし。

こんなときだからこそ、

寛容に穏やかに進みましょう。

Let us go singing as far as we go: the road will be less tedious.

歌いながら行こう。そうすれば、つまらなくなくなるよ

【巻末リンク:ファン垂涎、

トム・カレンのウナクネカード】

サーファー図鑑_ウナクネトレーディングカードの概要_トム・カレン_(734文字)

【巻末リンク*2:トム・カレンのRED LINE!】

【特大号】Tyler Warren’s Red Line タイラー・ウォーレンの新作レッドライン・インプレッション_(6372文字)

Happy Surfing and Happy Great Life!!