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【サーフィン研究所】超朝型の日々_準備期間_11年前_(1494文字)

夜明け。

この時間のために夜明け前には起きて、

いろいろを終わらせて、

ゆったりとこれを見る。

思えば、

アメリカに移住したとき

(1994年)からテレ・ワークを始めた。

元々夜型だったので、

夜中にマッキントッシュ6100を使い、

ことえりモードでカチャカチャやっていた。

あれから26年。

パワーマッキントッシュがMacBookプロに変わり、

フロッピーディスクやポケットベルがなくなったが、

車は車のままであり、

冷蔵庫もトースターも靴もあのときのままである。

そしてサーフボードなどは、

さらに逆行して1970年代のものを乗っているのは、

ノスタルジックな気持ちではなく、

良いモノは良いという認める心だろう。

ここで自称ベテラン・テレワーカーの私からアドバイスをひとつ。

「テレ・ワークで協調性を必要としないのであれば」

という注釈が付くが、

「超朝型にすると効率が良い」

見出し4の赤字で書いてしまったが、

元々はドナルド・タカヤマさんに教わったことである。

NALU誌の取材で、

タカヤマさんに会いにオーシャンサイドに行く。

かなりの回数だったが、

待ち合わせの時間はいつも9時。

取材に行くと、

ゆっくりとサーフボード工場の見学をさせてくれて、

それからサーフィンを一緒にして、

ランチを食べて、

さらには彼の自宅まで連れていって、

彼のプール付きの邸宅を愛犬と共に自慢してくれた。

「ドナルド、私と一日一緒にいて、

仕事の邪魔になっていませんか?」

ある日、

そう聞いてみると破顔一笑し、

「ナキ、俺は8時で仕事が終わっているんだよ」

まっすぐとこちらを見て教えてくれた。

彼は朝というか、

深夜の1時からシェイプルームに来て作業していて、

誰にも邪魔されずにシェイプを研ぎ終え、

弁当を摂りつつ、

8時に出社してきた工員たちとコミュニケーションを取り、

終業するというスケジュールだった。

シェーン・ドリアン師範と一緒にいたとき(巻末リンク)もそうだけど、

私は感化されやすいので、

タカヤマさんのように1時は無理だけど、

4時には起きようと決めて、

いまだにそれを守っている。

最近はリズムが早くなり、

3時には起きているけど、

いまの夜明けが5時台なので、

このパワフルな時間まで2時間は作業できる。

もっと言うと、

たいていはこのブログもこの時間に書いている。

ときおりタカヤマさんのことを思いだし、

同時に石田さんやジョエル(チューダー)のことを。

そして野茂英雄だったり、

サンクレメンテのいろいろを思いだしていた。

↑タカヤマさんが晩年、

残された言葉で、

サーファーたちは、

いまこの言葉をかみしめてみると良いかもしれない。

テリトリー意識は、

タカヤマさんのいたサンディエゴより日本の方が高く、

日常生活の人間関係を大きく飛び越えている。

寛容に穏やかに、優しく冷静に。

最近よく聞く言葉だが、

これを機にそういう人が多くなりますように。

Catch Surf Skipper Fish x JOB 6’6″

Nakisurf Original Twin +Vektor VT

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爆弾低気圧波と薄着の私。

またこの波に入るまで、

スクワットと腹筋、

腕立て伏せを繰り返す。

準備期間で鍛錬するのは、

この冬もここでしていたことだ。

暖まったら体調がさらに良くなった。

おかげで伊豆のあの波も、

チバリーズのこの波も乗ることができた。

こうしているあいだに水温はどんどんと温まっていく。

大雨が去った。

ウイルスよ流れろ。

【巻末リンク:11年前のシェーンドリアン師範】

エルサルバドル14日目_最終日_楽しく、厳しく、暑く、激しく、熱い14日間_佳きものをおいしく食べて、体をたくさん動かし、太陽と風、そして海に感謝し、友と食と波、そして時間を分かち合い、家族を想い、考え、眠り、休み、歩き、走り、泳いだ日々

【巻末リンク*2:サーファーズ岬の師範たち】

【サーフィンとは技ではない。総合的なもの。人間力の集大成】サーファーズ岬での先輩たち_(2097文字)

Happy Surfing and Happy Life!!