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【サーフィン研究所&ドラゴン・グライド・プロダクションズ特大号】タイラー・ウォーレンの岬装備_ジミTの朝焼け_72時間限定『まるやオリジナルT』_(2719文字)

これはタイラー・ウォーレンの車内だが、

良く見ると色々入っている。

ログにビッグフィッシュ、

実験ボード、

フィッシュ3本、

シモンズ系のスワロウソープが6本、

2本はショートボード系のクアッドと5フィン。

それでもスワロウテイル。

はて、

シングルフィンがログにしか付いておらず、

そのことを聞いてみると、

この日に向かうのは、

掘れ上がるテイクオフという

それから3つほどセクションが連続する岬波で、

ブレイクのすぐそばに車が停められるので、

そんな波用ボードをテストする選択だったという。

ログは、

万が一波が小さいときにの保険らしい。

少し前の72時間限定シリーズで製作したジミT。

完成度はピカイチとなった。

最近は薄い生地のT生地が少なく、

さらに細身または普通幅が、

ワイド系に設定されているのはヒップホップの影響だろうか。

私はロック魂であるので、

たまにはヘア・カリフォルニアRVCAがやるワイド系、

巨大バックプリントにも振るが、

基本はあの時代の思想にこだわる。

「もう二度と買えないというのが最高です」

Uくんはそう教えてくれ、

「スゲー評判いいよ〜」

そう教えてくれたのは、

鎌倉の @gerrunii さんでありました。

ただ受注生産のワナもある。

受注終了後に業者に注文すると、

「Mの在庫が切れてしまいました。次回の入荷は未定です」

そんなことになる。

そうならない工夫と、

情熱を持って製作する裏話でございました。

Catch Surf ®ODYSEA Skipper Fish 6’6″

Nakisurf Original Twin Fins

.

前線が太平洋側に離れて南風が吹いた。

ややと言いつつ、

ティンパンアレーを聴きながら黒潮町まで行き、

いつものところでやりつつ、

さらに四万十までやってきた。

Zenichi Fujisawa on

Catch Surf® ODYSEA Skipper Fish

VCA Pro 5’6″

.

昨日も登場したゼンイチくんと、

ラキラニ・ビーチでサーフした。

彼はなんと今スイッチフッターであると言い、

ライトに滑るときは、

レギュラー・フットであり、

グーフィーもフロントサイドだった。

「もうこれだけで最上級なるサーファーだと思いますよ」

お母さんにそう言うと、

「だったら良いんですけど」

そう喜ばれていた。

小さいがワンセクションあり、

なかなか楽しい波だった。

現地では伝説のグレイトサーファーでありつつ、

魚群には、

アベンジャーズ並の脅威である横ちゃんと、

鉄兵さんにもそれぞれウィップ(ムチを漢字で)と、

ラキラニ・ビーチでお会いできた。

こんなに遠出しても、

偉人たちの笑顔にうれしくなった。

そして中村温泉のネコにも会えた。

水温が温かいので、

懐かしのサーフウォッシュでTシャツを洗った。

【お知らせ】

【まるやT “オリジナル”】

高知県幡多郡には、

黒潮町という海沿いの街があり、

そこにターボーくんというグレイト・サーファーがいる。

土佐西に行くと会いたい人のおひとりであります。

ターボーくんは、

真正なるお好みを焼く真実の人として知られ、

美味はもちろんのこと、

志があり、

家族を大切にし、

流行には見向きもせず、

大酒を飲んでも乱れず、

一切泣かず、

まるで昔の、

男という見本の、

河島英五の歌詞のようだ。

ターボーくんは、

まだ誰も見向きもしない時代よりミッドレングスを乗りこなし、

身の回りがとても清潔で、

車もピカピカであり、

全てが磨きに磨き上げられている。

「お好みにはおいしいビール。

ビールサーバーこそ重要です」

そう言いながら分解して毎日掃除されている。

氏は片手で卵をコン、パカ。

コン、パカ、

そしてコン(ややあって)パカと,

3つ鉄板の上に割り、

コテを使って、

クルクルっと熟練さながらに丸めつつ、

トンペイ焼きを仕上げていく。

またはスジコンを刻みキャベツの上に乗せつつ、

サーファーによる同調圧力の愚痴を聞いてくれる兄貴であり、

同じ歳の友人で、

車の足回りをカリカリにしたグッドサーファーだ。

繰り返すが、

最愛の奥さんを持つ家族思いの優しい男である。

ちなみに生はキリンのハートランドであり、

私の好きな音頭も笑顔で聴いてくれた。

で、

先週黒潮町に行ったとはここに書いた。

じつは今もいる。

(巻末リンクを参照ください)

初日にターボー氏が着ていた「マルヤT」に心を打たれた。

「それ、お店で売っているの?」

「いや、これ一枚しかないんや」

「ほう」

「というより、これ一枚しか作らなかったんやね」

「プリントゴッコで作ったの?」

「いや、砂浜美術館のTシャツアート展に協賛すると、

一枚作って、展示終了後にもらえるんですわ」

「じゃあインクジェットだね」

ターボーくんの名物「マルヤ・ガル・ウイング」

(旧名:マルヤトリム)

.

「インク、そうなんやね」

「NAKISURFの72時間受注Tがあるから、

それでまるやTを作ろうよ。

スクリーンプリントで作ればロゴはかすれないよ」

「そりゃすごいわ。こんな田舎の店のTシャツなんて売れますかね?」

「売れなくても受注なので大丈夫。一枚からでも」

「そやったな、お願いしようかな?」

「やろうやろう!俺も欲しいし。これで二枚だ」

「それやったら、もしものお願いがあるんやけど、

マルヤのロゴをタワレコのオリジナル・フォントでお願いできる?」

「もちろん。なんでも」

「看板のときもそうやったけど、

当時はタワレコ・フォントがなかったんやで」

「フォントがなければ、描くので大丈夫だよ」

「ほんま!?」

「フォントだけにフォントやで」

「さすがやね」

ターボー氏のお洒落度合いと合わせて、

ブランクス(素材)は、

アメリカの老舗Tシャツメーカーであるギルダンの4.5オンス。

襟幅2cm、

首と肩廻りはテープ仕上げで伸びにくい仕様は、

業務用洗濯機に乾燥機と、

またはサーフウォッシュとラフに着ることができる

ツルツル&ドライという風合いのクラシック・アメリカンT。

色落ちしずらく、

プリント部の通気が良いので、

真夏に最適でしょうズバリ!

『「まるや」は、

高知県幡多郡黒潮町入野海岸の、

海のそばの旧道沿いにある小さな名店です。

人格者ターボーくんの織りなすいろいろが詰まったTシャツ』

本日より72時間ご注文を受け、

その数だけ製作いたします。

ホワイトとコーン・シルクの2カラーで展開し、

各5サイズから選択いただけます。

詳細はこちらのページをご覧ください。

https://www.nakisurfshop.com/SHOP/2020_maruya_tee.html

前回のターボー氏遭遇はこちら。

すばらしい時間でした。

【サーフィン研究所:出張編】黒潮町大方の砂浜美術館_マルヤ・ピークとマルヤ・トリム_(2763文字)

Happy Surfing and Happy Life Style!!