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【サーフィン研究所:特大号】龍滑文藝審議会推奨作品_黒潮町に関するサーフ調査研究その38_(2791文字)

黒潮町にやってきた。

黒潮町は、

高知県西南部にある人口およそ1万人の町だ。

ここは、

毎年GWに開催される

『砂浜Tシャツアート展』や、

革新的な町長(3期目)で全国に知られている。

少し文芸的なことだが、

昨日、

芥川賞と直木賞の候補作品が決まった。

私は馳星周『少年と犬』を推しつつ、

同時に賞には興味がない。

だが、

1957年の芥川賞は、

『裸の王様』(開高健)であるので、

「名作を後世に残す」

そんな重要な役割をしていることも理解できる。

「お好み焼きまるや」

黒潮町民は、

大阪に行かずとも本場のお好み焼きが楽しめ、

他所から来た者は、

洗濯物が物干し台に翻る旧道によって、

昭和に引き込まれていくが、

それが「まるや」の舞台装置だったということは、

ずいぶん経ってから、

記憶の彼方におぼろげに知るのである。

「業務用ディスペンサー720cc に3連口で、

スジコンにマヨネーズ縞線を施すシェフ・ド・キュイジーヌ・ターボー・タカマツ」

油彩風味

.

長い名前の絵画作品だが、

特製まるやソースが、

鉄板で焼けた湯気は表現できたと、

ひとりごつ(古語終止形)。

さきほど上に載せたカーブミラーに法王が映り込んでいて、

さらに書くと、

このとき、

まるやの向かいの元クリーニング屋主人が、

緑色のボーダーポロと、

ベレー帽をかぶって海岸方面に向かっていった。

黒潮町の海岸は名の通りに黒い砂浜だが、

ここにはゴミ一つなく、

まるで『海(うみ)』という童謡の、

「松原遠く 消ゆるところ」

そんな正しい歌詞を直訳したような美しい松林海岸だ。

黒潮町にやってきたら、

業務スーパーあるね屋に行き、

ノスタル謹製総菜を買い込むのが最近の流行である。

で、

今回のイベントはこのようなものになった。

韓国海苔巻きを中心として、

具体的には海苔巻きを左手に持ち、

右手でクノーデル、

または旨ダレ手羽と交互に、

三角にいただくのである。

これはスキヤキの正式な食べ方(右)だが、

長谷川のみせかけが星形だったとわかる。

図表にするとわかりやすいので、

いつかノスタル総菜の食べ方を表してみたい。

クノーデルとは二重コロッケ。

具材をジャガイモで包み、

それを揚げたもので、

ノスタル版はハムだった。

Tabo on ANDREINI Vaquero

7’0″ x 22″ x 3″

.

さきほどのシェフ・ド・キュイジーヌであり、

私たちの仲間でカルト的人気を誇るターボーくん。

彼を少年時から知るものは、

正(ただし)くんと発音するのかもしれない。

法王と酒蔵館旦那の近影by瀧朗

神奈川県藤沢市名店ビル地下『古久家』於

.

「まるや」のファンのひとりは、

「完璧なる西方正味。

伝統までもが表現されたお好みです」

そう教えてくれた。

これは駐車場の一角であり、

みんなは鍵などはかけずに、

さらに書くと、

このようにドアを開け放してサーフしていることに驚かされた。

そしてこれこそが、

ノースハワイ風味だと感じいった。

安全な理由は黒潮町民にある。

具体的に説明すると、

サーフブレイク周りの駐車場は、

町民による「相互監視装置」が施してあるのだ。

入野海岸のメインは、

町の社交場であり、

多くの人たちがここを行き交う。

それだけではなく、

ほとんど全ての人がお互いを誰か知るものであるからだ。

マサヤくんとターボー君が波を見ていると、

毎日ここに来ているであろう老人たちがいて、

「おはようございます」

「(波は)どう?」

「(潮が)もっと込んできたほうがええで」

そんな会話となっていた。

都会から来ると、

こんな昭和40年代のようなことが信じられないのだが、

これも田舎の良さのひとつである。

なので、

こんな田舎道を速度超過で走るものは、

大切な孫や子、

猫や犬を傷つける

「未来の悪人」であり、

さらに書くと、

そんな走りをするのは、

市街地から来たサーファーや釣り師であることが多い。

@rivercovey

で、

そんな鬱憤(うっぷん)が他のことに直結して、

「サーファー(よそ者)反対」

そうなるので、

私はよその地に行った際は、

半分程度のスピードで走ることを基本としている。

波乗りの仕方、作法も同じ。

そんなことを考えていた。

.

#みんなでサーフィンを変えていく

こちらがさきほど開け放していたバンの持ち主。

樋口自動車のとおるくん。

前回お会いしたときと同じビッグフィッシュだったり、

あるときはログで、

クールなサーフィンを繰り返していた。

町民たちのあいだでも際立って人気が高いグレイトサーファー。

とおるくんがサーファーとしてすばらしいことは、

「他者を思いやる」ということだろう。

波に乗る動作に入っていた際に進行方向に誰かいれば、

わざとパーリングさせ、

何ごともなく反転していた。

こういうサーファーが増えたらいいのになぁ。

Tyler Warren “2+1: One Off 6’5”

Nakisurf Original Twin (single foil)

.

私も遅ればせながらパドルアウトして、

ツルツルの波面を滑った。

あまりの波の良さによって、

タイラー・ウォーレンのワンオフを持ち出したが、

どんなセクションでも操作できることにうれしくなった。

1本目なので、

まだTシャツや髪が濡れてもいないのも夏っぽい。

フローターで、

5mくらいのセクションならひとっ飛び。

このボードならではの妙があり、

トップでボトムを押しつけるとクンと加速する。

波はシフトしながらウィップの方に流れていく。

そのウエッジを読むと、

100mくらい乗れる波があった。

最終的には、

くるぶし以下のサイズとなるが、

進行方向のショアブレイクにヒットさせて、

砂浜に乗り上げて成仏。

これをマンライ満願と言い、

後ほど

「1本目からマンライ♪アーロロ」

そう書いてタキビ神にSMSで報告したら

「照身呆阿津怒哀声 雨伊豆名雨」

と戻ってきた。

これはトリミロン語で、

「Tell me what’d I say with now」

という意味であるので、

「王! 背怒肥褸往来」

(Woah! Said feel all right)

そう返信すると、

「🙏⚡️🙏⚡️🙏往来王家🙏⚡️🙏⚡️🙏」

(All right, Oh yeah)

となって、

ずっと続くのだが、

トリミロン語はここまでとしておきます。(笑)

詳しくは、

巻末リンクを参照ください。

4時間ほどサーフすると、

少し大気が動いてきた。

これは風と呼ばれるものだが、

存在すら忘れるほどの無風コンディションだった。

梅雨前線からの贈りもの。

NAKISURFオリジナルツインを付け、

小波仕様にしたのが大正解。

ジミTのサーフウォッシュとなった。

流木で物干し台を組みジミTを干した。

つぎのセッションが終了することには、

すっかりと乾いていた。

【巻末リンク:トリミロンとは?】

【サーフィン研究所】マーガリンとジンジャーシロップ_トリミロン楽曲(DGPテーマソング)_(1359文字)

【巻末リンク:トリミロンとは?2】

【ドラゴン・グライド・プロダクション編集部謹製】トリミロンの覚醒_(2539文字)

【巻末リンク:トリミロンとは?3】

【サーフィン研究所&DGPスペシャル】タキビ神が提唱するトリミロン理論_スカイアンドシー・ムロトの初夏メニュー_(1305文字)

Happy Surfing & Happy Life!!