朝晩が冷えてきて、
毛布が必要なほどになってきた。
「暑い」
ということが去っていくのは、
エンドレスサマーという観点から見ると、
いや見なくともどうにもさびしいものだ。
さて、
スカシー・カフェこと、
スカイアンドシー・ムロトのオープンカフェは、
夏季営業なので、
本日がそのピリオドとなりました。
たくさんのご愛顧ありがとうございました。
これからはゲストハウス&イベント、
そして蔵バーやワーケーションというアイディアがございます。
どうぞご期待ください!
さて、
ウニ付きの岩盤を誇るWBP。
WBPとは、
なんの略かというと、
ウォーレン・ボルスター・ピークということであり、
1970年代にここを訪れた抱井さん由来のブレイク名だ。
The Boss on 5’8″ Fish
.
「世界一のグラブレイル」
を誇るシャッチョーにさまざまを学んでいる。
「サーフィンはテイクオフ」
明言だ。
だって、
テイクオフ(波の中に入ること)しないと、
オフザリップはもちろん、
カットバックもエアもできないわけで、
そう考えると、
数字の1(イチ)みたいに重要なのだ。
まずは落とす。
何を落とすかというと、
ノーズを落として、
そして進行方向の肩を落とす。
The Bonzer 1973 / 6’3″
.
落としつつ、
滑落するボードを波に食い付かせる。
具体的にはレイルを掴んで、
無理矢理でも偶然でもとにかく、
斜面にレイルを密着させていく。
ただ、
最初から食い付かせると、
落ちていかずに失敗するのは失速しすぎるからだ。
ちなみに私の左手が上がっているのは、
墜落しているG重によるものだ。
なぜなら、
こんな極限状態のときは、
自身をリラックスさせるべく、
タコクラゲ気分だったので、
手はこうなっていたと確信できるからだ。
Catch Surf® Skipper Fish 6’0″
Tyler Stanaland model
Mega Quad Fins
.
まとめると、
波の下に落とす→斜面にボードを食い付かせる
こんな原則だ。
画像を見て気づいたけど、
ドライ・リーフ(露出岩)があった。
もしメイクできなかったらひどい目にあっていただろう。
それがWBPの怖さであり、
そしてこの浅さによって波は切り立ち、
私たちを興奮させるのだ。
さて、
ついに台風12号の余波、
バックスウェルを追いかけて、
土佐高知の西側、
幡多郡黒潮町までやってきた。
室戸岬から黒潮町までは海岸線の道路が200km弱、
車で5時間くらいの距離感覚である。
高知県は広い。
千葉県だと、
銚子の犬吠埼から野島崎灯台まではおよそ150kmなので、
室戸岬から足摺岬が230km程度。
なので、
海岸線で見ると、
およそ150%以上の違いがある。
地図で見ていたときは、
四国はこれほどまでに広いとは思っていなかった。
そうして考えると、
徒歩でお遍路88箇所を廻っている行者などは、
このものすごい広さを感じているのだろう。
ターボーくんたちと朝サーフし、
これらのボードが活躍した。
美しいサンドバンクを使って長く乗っていく至福。
低速の集中力。
ラインナップでは、
オーシャンマンであり、
柔術家であり、
一流の整体師の濱口健作くんとお会いするに至り、
すばらしいハッピー・サーフセッションとなった朝。
こちらはノスタル前のシャッチョさんと、
そのノスタルの炎の接客で知られるチエちゃん。
年季の入ったサバ手がシャッチョーの凄みでもあります。
黒潮町の、
すばらしい波がありました。
□
Happy Surfing and Happy Life Style!!
◎