新品・中古サーフボード販売、カスタムオーダー、ウェットスーツ、サーフィン用品など。NAKISURFは、プロサーファー、フォトグラファー、サーフライターで知られるNAKIのコンセプトサーフショップです。

naki's blog

NAKISURFコピー集_(3058文字、中短編です)

2010_inaris_V3098

おはようございます。

夜明け前に起きると、きらめく満天の星がそらにあった。

今日は晴れるな、と思ったのだが、

少しすると土砂降りの雨があたりを満たした。

日の出頃に長老フレちゃんから電話があり、

「今日はパスするよ」と言う。

なんでも”ストマック・フルー”という流感に罹ってしまったようだ。

これは名前の通り胃に来る症状で、

昨夜は高熱、嘔吐でひどく辛かったそうだ。

「今朝になってずいぶんと良くなったが、

体力がほとんどなくなったので、一日ゆっくりしているよ」

というので、俺だけで闘牛岬に向かった。

到着すると、ハイウエイに誰もいない。

海まで降りると、浜も村も見事に無人で、

すばらしいダブル虹が沖にかかっているだけだった。

波も膝、

たまのセットの最大サイズでようやく腰の高さ。

この状況を見て、

キャンバスのミニノーズライダーの選択が正しかったことを知る。

オフショアが強い。

15ー20ノット程度だろうか。

(風速7ー10m)

虹は、東側の雨雲の位置によって、

消えたり、また現れたりしている。

たまに二重になり、そしてはほぼ透明なほど薄くなったりした。

セット間隔が長く、

考えようによってはフラットと言っても語弊はない気もした。

オフショアにのって沖に流されてしまう。

ある程度待って、それでも波が来ないと、

テイクオフの要領で全力で岸側に向かって漕ぐ。

「目安は波に三回に押されたら」

そのくらいで戻っていった。

そして、ここが波の来る場所なのだろうとうねりを待つ。

ひとりサーフはソウルだと思うのだが、

ずっと誰もいないと、色々なことを考えてしまうのです。

今日は例によってキャッチコピーの日で、

友人Wangちゃんには、

「不良開始のラジオ体操第一よ」

とわけのわからないのが浮かび、

D先輩には「税務署291」

と、反社会的なものができた。

「イナリーズの帰りに」

これはイシハラマーケットに向けて勝手に作り、

さらには

「東郷神社脇を通って、いらしてください」

と、原宿ショールームのお客さまに竹下通りを通らずに来られる方法を知らせるコピー。

こうなってくると、止まらなくなって、

「キディランドは近所です」

「H&MとFOREVER21もありますよ」

「ビームス横丁からするりと入ったところです」

「ラルフローレン横からも来られるのですよ」

「ジンジャーシロップあります」

と原宿用のコピーがばんばんと浮かんできた。

「波乗り用の、いやNAKISURF用のを考えよう」

と思いつくまま指を折って数え、

それが55のところで波が来たので止めた。

2010_inaris_V3015

波に乗りながらもうひとつ。

「きらめく滑り」

さらにもう一文。

「翼ある世界」

さらに、

「ノーズに乗りました」

「オフショアに押されています」

「キックアウトまで楽しい」

「振り返ると、虹がありました」

とコピー人生となった。

その波待ちの際に完成した55のコピーをここに記しておくと、

「これがボードだ!」

「これから海に行きます」

「フィンとボードのヒミツ関係」

「がんばる前にサーフサプリ」

「温まれ、カラダ」(ジンジャーシロップ)

「ニューボードに誘い出されて」

「ごゆるりバックサイド」

「サーフィンは滑るだけ。ザッツオールでございます」

「ドラマな海へ」

「乗れば乗るほどにファイヤーブレード」

「今日の波は一生に一度だけ」

「Always Surfing.」

「空を飛んだ気がした」

「夕陽がこころを温める」

「波をもっと好きになりました」

「忘れない波」

「バレルの中は全重力」(昨日発売のブルー誌コラム用)

「これ、乗りますか?」

「セミ・ノーズライド」(ミニノーズライダー)

「板ひとすじ」(コール)

「新鮮滑走」

「原材料:海。」

「最小ボードBD3」

「やわらかいのが波」

「歌うように乗ろうよ」

「幸せに向かうパドリング」

「波のきもち」

「これからやってくる波へ」

「ノリノリもいいけど、男の乗りを見せようぜ」

「くつろぎの一本」

「最初に乗った波はどこですか?」

「It’s a Aviso」

「きょう、AVISOで」

「波と生きる」

「I’m Surfin’」

「のってセレナーデ」

「やがて心に変わります」

「Kandoサーフィンへのいざない」

「みなさまのボードです。」

「21世紀のソウルサーフィン」

「どこまで行けるのだろう?」

「海に浮かべる生活」

「波は人を磨きます」

「Surf Your Soul」

「たっぷり、海」

「夢滑走いつか」

「波の記憶、酒に溶かして」

あれ?、

48までしか思い出せず。。

後7つは蒸発しちゃったようです。

と、オフィスにやってきてメーラーを開く。

そこには昨日発売となって、

土井さんから暖かくもありがたい感想をいただいたBLUE誌の画像を見ていた。

IMG_2212

シングルフィン特集なんですね。

「サーフィングのミニマルな楽しみ方」

をこうした強力メディアが提案していくのってすばらしいです。

スナプキンさん、ニュルさん、

これからも楽しみにしています。

さて、自分のコラム。

IMG_2217

実体験を基に書き上げてみました。

波一本のことで5000字となり、それを削って磨いて3000文字とし、

それでも多く、なんとか2000字以下として、

林編集長が2段組にして流し入れてくれた文章です。

このブログとは違う文体で書いていますので、

どうぞどうぞ読んでくださいね。

さらに弊社とタッグを組んで、

千葉太東ででAVISO試乗プログラムを実施しているテッドさんの自伝から

鋭意編集された『落第生のわだち』が16ページ掲載されていることを知り、

波乗り歴史文学を愛する俺は少し震えています。

IMG_2222

こういうのって、本当にすばらしい。

佳い時代だったんだろうな、

と当時の先輩たちの青春海を思い浮かべていました。

ノースハワイでアートギャラリー業を営むチャドが会いに来てくれた。

5月に新店をホワイトハウスの近くにオープンするそうで、

その誘いがあった。

その会話の中で、

「アップルの株価見たか?」

とあって、株には興味がないので、

「クイックシルバーが1セントというのは知っているけどね」

と答えると、なんでもすごい値上がりをしているらしく、

全てはiPadの発売の期待を受けているという。

iPadはウエブ、メール、写真、映画そして書籍を閲覧する画期的なデバイス。

薄く、軽く、どこにでも持ち運べる大きさと価格。

アメリカでは499ドルと、5万円以下の価格を達成していて、

絶妙なる値段設定にうなる。

そんな新製品にアメリカは沸いているようです。

けど、この発売時に「すごいよiPad!」

と日本の人と話したら

「フラッシュが使えないみたいですよ」

とか、

「iPhoneで出来ることが大きくなっただけ」

と否定的な意見を聞いたが、

これも国民性なのか。

俺は肯定派で、

こうしたテクノロジーがどんどん進んで、

自分たちの好きなように選択できる時代というのに感動しちゃっています。

iPadの詳しくは下に

http://www.apple.com/jp/ipad/

アップル製品大好きです。

初めてのパソコン(先輩時代なのでマイコン)から使っています。

それから「欠けたリンゴ」のファンとなり、

今ではアップルストアでイベントをやらせていただいて、

この上ないほどうれしいのです。

Art_R0018092

さて、暦はもう木曜日ですね。

雪は溶けましたか?

なんだかこれで晴れて春になったような気がします。

季節って、変わるときはすごい違いなんですね。

夏になる前には梅雨になって、

秋になるときは台風。

冬になるときは秋雨。

浄化浄化で新しくなるのだろうな。

すばらしき、明るい日にしましょうね。

今日もお越しくださってありがとうございました。

ALOHA!