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naki's blog

D先輩による怒濤のインプレッション_うれしい日に禁煙宣言_(4012文字、中短編です)

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こんにちは、
金曜日をいかがお過ごしですか?
もうすぐ桜も咲くというニュースを見ました。
そろそろ波乗りシーズン突入ですね。
水温が早く温まってくれるといいなあ。
こちらノースハワイは、
昨日と全く同様なコンディションとなっています。
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雨が降って、晴れて。
波は膝から腰。
風が当たっている東海岸はオーバーヘッドのチョッピー。
今日も色々と忙しいので、朝ちょこっと闘牛岬に行きました。
ハナペペの街を過ぎると、
風はおさまり、ほぼ無風となった。
樹木が風で揺れないのを見るのはひさしぶりなので、
そんな風景に少し感動する。
闘牛岬に到着すると、
ワイメア病院ER(救急)のデイブがタチアガリを終えたところだった。
彼はAVISOモデルに乗っていて、
うれしくて写真をパシャリ。
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これと同じものをカビカのあっちゃんも所有していて、
伊豆できんちゃんとあっちゃんと3人で波に乗ったことを思いだした。
なつかしいなあ。
こんな日のサビタ車内はこうなっていて、
ミニノーズライダー、
ファイヤーブレード、
そしてBWGの三本を積んでいった。
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先日、日本に嵐をもたらせた低気圧のうねりが週末から入ってくるというので、
コンディションを整えています。
そのうねり群は昨日波高10mを計測していたが、
今朝になると8m。
どこまで大きくなるのか、
またはこのまま下がってしまうのかはわかりませんが、
どちらにしてもまた大波がやってきそう。
セッション途中で復活したフレちゃんもやってきて、
「戻ってきたぜ!」
と、パドリングしているだけで大喜びしていた。
帰り路に『カウアイコーヒー各種』を購入し、
一度オフィスに戻り、
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郵便局でショールームと日本の西に送る手続きをし、
ホノルルはアラモアナと、
ノースハワイはククイウラでこれから展示するギャラリー用のマーチャンダイズ用にTシャツプリントの依頼をする。
もちろんノースハワイ製で、
プリントするのはおなじみカイル鞠黒のドクサープリント。
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これから300枚以上のスクリーンプリントの作業が始まります。
シルクスクリーンというと、アンディ・ウォーホルが有名ですが、
そんなアートの楽しさを感じています。
4月中旬に5種類完成予定なので、
またここでご紹介しますね。
どうぞよろしくお願いします。
と、オフィスに帰ってくると、
大人気のD先輩インプレッションが届いていた。
前回のBD3の日の読者からの反響をここでお見せしたいほどで、
それは熱狂的なのでありました。
それを先輩に伝えると、

「ん、あのブンタイは世界初だべ」
とうれしそうにされていました。
例によって、全文修正なしでお楽しみください。
【D先輩インプレッション】

「COLE LOOSE CANNON」

この板は今までのコンセプトを否定するような全てにおいて完璧なボードでした。


少なめのフォーム量を考慮し、
最初から勢いよく漕ぐと深めのコンケープにパワーが入り爆発的な滑走を始める。

東浪見の大潮。HI→LO
中間トロめのセクションをかわし、
下の棚を狙って準備をしていたのですが、
その瞬間ホイルスピンのような加速で疾走を始めた。

予想より早いその仕掛けは、
カウボーイに投げ縄で首を引っ張られたのかと思ったくらいだ。

それでも落ちないのはボトムの形状にあり、
絶妙な水はけで後足に貼りついてくるよう。

細かいスペックはプロ選手や開発者に任せて、
結論は初心者を三階級特進して上級者にさせちゃうの。
ラフに扱っても優しく扱っても速いし鋭く、扱いやすい。
ホールドのよさを保ちながらも、
ふわりと俺を飛び立たせてくれる。
ラクジュアリー&プレミアムのマネッティーノ風だね。
コーナリング性能やパワーやトルク特性に関しても、
グラスホッパー共々格段なのは疑うことができないね。
なにしろこのルースキャノンとグラスホッパー兄弟は、
オンショア、薄い波でもストレスなく楽しめてしまうボードなんだな。
高性能の民主化がたどり着いた地点の遥かなること、
コールさんの天才さ加減に誰が驚きの念を持たずにいることができるだろうか。

コールさんには100才までシェイプしていただきたい。
うん、そうだな、そんな春の日はめでたい。
サクラサイタゼ。
にくいカルパッチョか。

.
.

「COLE SLING SHOT」

.

これは普段私が頻繁に使っているグラスホッパー系のノーウィングタイプ。


ノーマルバージョンはダブルウィングにより回転性を補っているが、

こちらはよりハイスピードに対応するためにレールを長く保ち、そのまま絞った感じ。

サーフボード界のスポーツクーペか。

こちらもコールさんの禁断世界へ誘うようで、

テイルを意識的に短くカットしたことによるトランスアクスル効果があるな。
セールスポイントの走行性が前足下のフォーム量の微調整によって増加されていて、

よりハイスピードと回転性(決してルースではない)を併せ持った見事な出来ばえとなっている。
サーフボード界のガヤルド(Lamborghini Gallardo)か、ロオジエ(銀座L’osier)か。

だが、サーフボードはガソリンも、食後の会計もいらないんだね。

サーフィン界は全ては先払いだよシモーンさん、へへー、ってね。
俺はパッパパスタが好きでさ、デザート三種盛りだぜ港南台は。
おっ話は逸れたね。

テールのデザインは幅広の板でも波に咬みやすく、
強烈なピボットターンを可能にする 為と思われる。

トライ設定にもでき、
多様な波に挑戦できるオールラウンドな仕上がりです。

で、そろそろまとめると、垂涎の逸品。
これは お世辞ではなく本当なの。すごいんだよなあ。
GTRかミウラか。ミウラ2011が出るといいなあ。
買えないけど、これ船木も言っていたな。イオタと書いても良かった。
正当派ど真ん中、そしてモダンでフリークな印象。
コール風味を2010年の現代風にアレンジして登場だろうな。
あくまで王道は貫きつつも、そこに新しい物 を取り入れているぜ。
にくい。

「にくい」が一般的になってきたのは、

これも偏(ひとえ)にみなさんが喜んで読んでいただいているからで、

そんな感謝を先輩にお伝えすると、

「Cうれ」

と、新しい言葉がやってきて、

それは「うれしい」の略だという。

「291によろしい、うれしい」

日本語もグローバルになってきたような。

参考になるかはわかりませんが、

どうぞ楽しく読んでいただけたら幸いです。

朝日新聞WEBを読んでいたら以下の記事があった。

asahi.com

http://www.asahi.com/business/topics/column/TKY201003110534.html

リンクで飛ばしても読めない人もいるので、

下記に引用してみました。

【全面禁煙が、いま世間の注目を集めている】

.

すでに厚生労働省が全国の自治体へ公共施設で完全に禁煙するように通知したが、

強制力をもっていない。

また神奈川県では4月から「受動喫煙防止条例」を施行し、

具体的には厳密な分煙を義務付け、

将来違反者には過料を科すとしている。

ただしこの場合も、

小規模な飲食店などは単に努力義務とされるだけで、

実効面ではもう一つ期待がもてない。

このように完全な全面禁煙に出来ない背景には、

「喫煙者もお客様」という発想がある。

そこで禁煙にすると客離れが進むと心配する。

しかしながら、成年男性の喫煙率は30%台半ばに過ぎない。

そこで残りの3分の2の男性は禁煙者であり大勢の女性や子供を含め、

いつもたばこの煙に悩まされており、受動喫煙の被害者なのだ。

多数派の禁煙者こそが客だという考えに改めるべき段階に来ている。

分煙の施設をもたない居酒屋などは、

もし全面禁煙したら客は、

分煙施設のある店に逃げることを恐れているようだ。

それならいっそ、規模の大小を問わずに、

すべての飲食店を全面禁煙にしたらよい。

施行前にその是非を巡り、

侃々諤々(かんかんがくがく)の議論があった航空機、

タクシー、列車、長距離バスなどでの全面禁煙は、

いまやごく普通の風景になっている。

居酒屋よりもっと長時間利用するこれらの公共機関は、

喫煙客の不便を考えずに全面禁煙にしている。

それなのに、飲食を伴うときだけ、喫煙者を特別扱いにする慣行が分からない。

中途半端に例外を設けるのでなく、

全面禁煙の次のステップは文字通り完全な全面禁煙にするべきである。

.

パチパチ?。

そろそろそんな時勢になってきたような気がします。

俺が考える「たばこ」というのはドラッグそのもので、

調べると、依存性は全ての上、

なんとヘロインと同じ位置でした。

あれだけ強いドラッグが税収のために容認されているわけだけど、

法律が変わったらどうなるのだろうか?

と考えるときがある。

特に飲食店では吸わない人が辛いからといって、

お皿を持ったまま動くわけにはいかないので、

なかなか難儀するのです。

以前に仕事先の人が、

「たばこいいですか?」

と聞きながら火を点けているのを見て、

みんなは、

「あの人、ああして聞けば吸ってもいいと思っているんですよ」

と蔭で言っていたのを思い出しました。

吸わない人にとっては、

目の前で吸われちゃうのはかなり辛いことなんですよ。

「いや、吸わないで欲しいです」

ということを言える時代なのかもしれないな、と感じました。

以前にD師範(シェーン・ドリアン)のインタビューで、

「なぜ海に来て、あんなにいい空気なのにたばこを吸う人がいるのがわからない。

もしそいつらが自分のことをサーファーだと言うのなら間違いなく偽ものだと思う」

とあったことを思いだした。

自然が大好きなサーファーは、

LIVE LONG(長く生きよう)ということですよね。

すばらしい毎日のために何かできることをしましょう。

今日もNAKISURFにお越しくださってありがとうございます。

窓から暖かな夕陽が見えますよ。

美しい週末になりますように。