新品・中古サーフボード販売、カスタムオーダー、ウェットスーツ、サーフィン用品など。NAKISURFは、プロサーファー、フォトグラファー、サーフライターで知られるNAKIのコンセプトサーフショップです。

naki's blog

【サーフィン研究所】ダルマとケアラシ_ピースマン・ギャラリー@松風王国_(1809文字)

Sunrise Mirage, at Ohama, Shizuoka

ダルマ朝陽 静岡県大浜於

.

英語だと、

ダルマという表現でなく、

「ミラージュ」→蜃気楼となる。

抽象を入れず、具体であり、学術的なのだ。

各方面の説明やキャプションによると、

“ダルマ朝陽を見ることはとてもめずらしい”

とあるが、

天才高間教授が研究された

「グリーンフラッシュ」

と同様にそこまで珍しくはない。

これを見る鍵となるのは、

水平線に上る、または沈むこと

よく晴れわたっていること

二つの条件を満たせばいい。

私たちサーファーは、

たいてい水平線を見ている。

なので、

このダルマはそんな珍しくない。

むしろジローくんを見ることのほうが珍しいのだろう。

ダルマより珍しい『毛嵐(ケアラシ)』を見た。

これは、

外気温と海面温度の違いが蒸気を発生させるからで、

実際に海水温が22度、気温3度。

20度近い温度は蒸気を発生させるに十分だった。

漢字が多い世界だ。

とにかくケアラシのダルマだったのだ。

これは静岡新聞が喜びそうなビジュアルだと、

ひとりごちた。

「ひとりごちる」のは、

「助動詞からの連用形ダッシュだ」

前出した小学生のジロー君に教えたいが、

(巻末リンクを参照ください)

遙かなるほど困難なこともわかった。

日本語はむずかしい。

Catch Surf® Skipper Fish Ⅵ 6’0″

Nakisurf Original Twin + Vektor VMK

at Misakimachi, Tosa

.

上の写真はまさしく土佐ミサキマチ波。

移動に忙しく、

カメラに入ったままだったのをアップロードできたものだ。

動きが速いうえに硬く、

そして揺れる難しい波だが、

背中側のレイルをロックインすれば大丈夫。

さきほどの国語の授業ではないが、

グラブレイルとの連用形ならば、

どんなに壁が切り立っても大丈夫。

さて、

伊豆下田を後にして、

河津、伊東、熱海、湯河原、

小田原とやってきて、

平塚松風王国地区までやってきた。

また漢字が多くなってきた。(笑)

で、

上の写真はスカイアンドシー・ムロトの公用車であるが、

ここにもハッピーサーフィン、

“This Life is a Gift”と、

うっとり系ステッカーが貼られていて、

ダブルうっとり。

さてさて、

空海が活躍した時代には、

唐という国があった。

いまから1200年前は、

唐の首都『長安』が、

ローマ帝国以来、

世界一の大都市だったという。

松風王国では、

このピースマンギャラリーがその長安の役目を担っている。

『あおぞら写心展』とかいろいろうっとりするほど良い。

ここに到着するのは午後の約束だったのだが、

いろいろあって遅れに遅れそうなので、

その午後のはじまりくらいに

「18時過ぎになっちゃうかも」

そうペシミスティック(悲観的)なメッセージを送ったら、

「大丈夫です。のんびり来てください」

そんなうれしい返信があり、

U-Skeさんは待っていてくれた。

ノースハワイの兄弟であり、

幾度もあるイナリーズ・シーズンを通過したブラザーズである。

さらに書くと、

彼は松風王国の第一王子だ。

王位の法定推定相続人ということでもある。

松風王国は大好きな国であり、

リベラルな国王と、

どこまでも優しいお妃もご健勝であるという。

松風王子の妻ユーコちゃんも相変わらずきれいで、

朗らかで快活だった。

Uさんには、

私から大切なプレゼントをお渡しした。

U-Skeさんが撮るのは、

写真ではなく『写心』だ。

心を写すのだという。

お返しに、

その心が詰まったカレンダーをいただけることになった。

美しい作品は、

やはり「私たちの心」であり、

「結束」のイナリーズが私と同様に選ばれていた。

私も自慢のNAKISURFカレンダー5種をジマンすると、

Uさんは「すげぇ、熱い!」と、

カラーズマガジンのヨゲさんのように喜んでくれるのだった。

「これをこうして重ねるんですね」

さすが知っていることがうれしかった。

サインも書いてくれて、

私たちは2021年に向かうのだと、

新しい気持ちとなった。

今年は大掃除もしないし、

年の瀬とも考えないようにしているが、

こうした新しい決意はすばらしいことだと、

気持ちが引き締まった。

ありがとう松風王国!

ありがとうピースマンギャラリー!!

【巻末リンク:ジローくんについて】

【サーフィン研究所&ドラゴン・グライド・プロダクションズ特大号】二郎くんのハッピーサーフィン日記『チューブをショウメイしました』_(2944文字)

Happy Surfing and Happy Lifestyle!!