Sunrise Mirage, at Ohama, Shizuoka
ダルマ朝陽 静岡県大浜於
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英語だと、
ダルマという表現でなく、
「ミラージュ」→蜃気楼となる。
抽象を入れず、具体であり、学術的なのだ。
各方面の説明やキャプションによると、
“ダルマ朝陽を見ることはとてもめずらしい”
とあるが、
天才高間教授が研究された
「グリーンフラッシュ」
と同様にそこまで珍しくはない。
これを見る鍵となるのは、
水平線に上る、または沈むこと
よく晴れわたっていること
二つの条件を満たせばいい。
私たちサーファーは、
たいてい水平線を見ている。
なので、
このダルマはそんな珍しくない。
むしろジローくんを見ることのほうが珍しいのだろう。
ダルマより珍しい『毛嵐(ケアラシ)』を見た。
これは、
外気温と海面温度の違いが蒸気を発生させるからで、
実際に海水温が22度、気温3度。
20度近い温度は蒸気を発生させるに十分だった。
漢字が多い世界だ。
とにかくケアラシのダルマだったのだ。
これは静岡新聞が喜びそうなビジュアルだと、
ひとりごちた。
「ひとりごちる」のは、
「助動詞からの連用形ダッシュだ」
前出した小学生のジロー君に教えたいが、
(巻末リンクを参照ください)
遙かなるほど困難なこともわかった。
日本語はむずかしい。
Catch Surf® Skipper Fish Ⅵ 6’0″
Nakisurf Original Twin + Vektor VMK
at Misakimachi, Tosa
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上の写真はまさしく土佐ミサキマチ波。
移動に忙しく、
カメラに入ったままだったのをアップロードできたものだ。
動きが速いうえに硬く、
そして揺れる難しい波だが、
背中側のレイルをロックインすれば大丈夫。
さきほどの国語の授業ではないが、
グラブレイルとの連用形ならば、
どんなに壁が切り立っても大丈夫。
さて、
伊豆下田を後にして、
河津、伊東、熱海、湯河原、
小田原とやってきて、
平塚松風王国地区までやってきた。
また漢字が多くなってきた。(笑)
で、
上の写真はスカイアンドシー・ムロトの公用車であるが、
ここにもハッピーサーフィン、
“This Life is a Gift”と、
うっとり系ステッカーが貼られていて、
ダブルうっとり。
さてさて、
空海が活躍した時代には、
唐という国があった。
いまから1200年前は、
唐の首都『長安』が、
ローマ帝国以来、
世界一の大都市だったという。
松風王国では、
このピースマンギャラリーがその長安の役目を担っている。
『あおぞら写心展』とかいろいろうっとりするほど良い。
ここに到着するのは午後の約束だったのだが、
いろいろあって遅れに遅れそうなので、
その午後のはじまりくらいに
「18時過ぎになっちゃうかも」
そうペシミスティック(悲観的)なメッセージを送ったら、
「大丈夫です。のんびり来てください」
そんなうれしい返信があり、
U-Skeさんは待っていてくれた。
ノースハワイの兄弟であり、
幾度もあるイナリーズ・シーズンを通過したブラザーズである。
さらに書くと、
彼は松風王国の第一王子だ。
王位の法定推定相続人ということでもある。
松風王国は大好きな国であり、
リベラルな国王と、
どこまでも優しいお妃もご健勝であるという。
松風王子の妻ユーコちゃんも相変わらずきれいで、
朗らかで快活だった。
Uさんには、
私から大切なプレゼントをお渡しした。
U-Skeさんが撮るのは、
写真ではなく『写心』だ。
心を写すのだという。
お返しに、
その心が詰まったカレンダーをいただけることになった。
美しい作品は、
やはり「私たちの心」であり、
「結束」のイナリーズが私と同様に選ばれていた。
私も自慢のNAKISURFカレンダー5種をジマンすると、
Uさんは「すげぇ、熱い!」と、
カラーズマガジンのヨゲさんのように喜んでくれるのだった。
「これをこうして重ねるんですね」
さすが知っていることがうれしかった。
サインも書いてくれて、
私たちは2021年に向かうのだと、
新しい気持ちとなった。
今年は大掃除もしないし、
年の瀬とも考えないようにしているが、
こうした新しい決意はすばらしいことだと、
気持ちが引き締まった。
ありがとう松風王国!
ありがとうピースマンギャラリー!!
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【巻末リンク:ジローくんについて】
【サーフィン研究所&ドラゴン・グライド・プロダクションズ特大号】二郎くんのハッピーサーフィン日記『チューブをショウメイしました』_(2944文字)
Happy Surfing and Happy Lifestyle!!
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