Tyler Warren “One Off 2+1”
7’2″ x 20-1/8″ x 2-5/8″
.
以前からなんとなく気づいていたが、
最近になって、
サーフィンは浪費だと感じるようになってきた。
これは 細野晴臣さんが、
「CHOO CHOO ガタゴト(1973)」
の歌詞にしたためたことでもある。
音楽とサーフィンは似ているのだろう。
それでも私は、
重く、
痛い腕を引き絞って水平線に向かう。
行かないと、
「のしかかってくるもの」
に押しつぶされてしまうとすら思えてしまう。
Recently, I’ve felt that surfing is a waste of time.
It is “CHOO CHOO Gatagoto”
that Haruomi Hosono asked in 1973.
Still, I have to go to get on the waves.
I feel that there is something thick and heavy in my body,
and I am convinced that I have been cornered.
Super Takibi God on
Catch Surf® ODYSEA x Barry McGee 7’
Twin-fin
.
冒頭の文章は、
英語でインスタグラムにポストして、
それを和訳するという逆輸入方式で書いてみた。
ならば表現力は発達するのだろうか?
そんな実験だったが、
逆に迂回というか遠回りだと感じる。
Sting 1973
Ben Aipa / Hiroyuki Maeda 6’2″ x 21″ x 2-1/2″
.
ちょうどこの波が続き、
首は痛み、
膝も背中も腰もしびれ、
感覚がなくて辛いのでこんな気持ちになったのかもしれない。
野球好きなので、
好きな選手の著書を読むことが多い。
その中で達人たちは全員口を揃え、
「痛くない場所はない」
「言ったら(ゲームに)出られなくなる」
どんな一流選手でもそういうことらしい。
ならば、
痛かったり、
しびれていたりしても良いのではないかと思った。
GWできんちゃんとマサルさんがやってきて、
夜明けからエックス、
それからジェフリーズ、
タキビ師ピーク、
たんていレフトとやり、
午後になったらワンちゃんがやってきたので、
ジェフリーズでサーフしていると、
沖にカミナリが落ちた。
爆音というか、
この世の終わりかと思った。
すぐに上がって駐車場で雨宿りしていたら、
割ときれいな虹が上がった。
後ろで誰かがこう言った。
「虹って、本当に7色あるんですね」
声の主は友人の週末サーファーだ。
都会で暮らしていると、
あまり虹は見ないのかもしれない。
サーフィンをしているとき、
波先から散る飛沫でよく虹が見える。
けれど、
そのささやかで小さなものにくらべ、
この虹は、
ずいぶんと長い間そらに丸いアーチを描いていた。
□
【ここで細野さんの「疲れたよ」のメロディを】
Happy Surfing and Happy Lifestyle!!
◎