日蓮が開山された妙本寺。
寺宝に『十界曼荼羅』があるという。
日蓮は、
比企能員一族の悔しさを成仏させ、
その繁栄はごらんの通りだろう。
古来から歴史がある集落が鎌倉だ。
西岸良平さんの『鎌倉ものがたり』は大好きで、
夢中になって読んだことを思い出した。
余談だが、
西岸さんと細野晴臣さんは、
高校のクラスメイトだとはあまり知られていない。
しかも漫画つながりで。
朝起きると富士山がきれいで、
法王と小島さんに声をおかけすると、
みんなで美しい富士山を見た。
しかも江ノ島の後ろに見える希少な幸運。
初夢ではないが、
法王を手前において、
一富士
二江ノ島
三法王
そんな作品名とした後、
瀧郎に聞いてみると、
「文脈を織り込んだ上でならいいのですが、
コンスーマーに訴求するかどうかは別の話ですね」
そんなフォーキャスト(予報)をいただいた。
あまり意味がわからないだろうけど、
わかる人にはどきりとする内容でもある。
きんちゃんもやってきた。
このとき写真を撮ろうとカメラをかまえるも、
波が来たようで、
小島さんとふたりで一目散にパドルアウトしていってしまった。
そんな早足ではなく、
悠々と波と対峙するのが法王スタイル。
小島さんも法王とお時間を過ごされて、
「興味しんしんしん(造語)」とされていた。
きんちゃんのTW狂いは有名だが、
この日もボンザーDSで、
緩慢&バックウォッシュ斜面をクネクネされていた。
法王のゆったりライド。
世はすっかりコロナ一色だけど、
よく考えると、
わりかし天下泰平だ。
健やかで、
にこやかな法王は、
永遠偉大(えいえんいだい)である。
サーフ歴40年を越えるが、
ショートしか乗られたことがないと言う小島さん。
キャッチサーフの8フィートをお貸しすると、
まさに疾風迅雷(しっぷう じんらい)のごとく、
バリバリと乗っていった。
4字熟語が多いのは、
相撲の横綱昇進の口上でもなんでもなく、
雨の気候というか、
雨の心象というのもあるのだろう。
Kei Kojima on
Catch Surf® ODYSEA Plank 8′
.
ちゃんと膝を落として、
トリム&ターンにリズムはブギウギ。
なんと、
これは亡くなってしまった石田さんの形見ボードだという。
小島さんもハッピーサーフィンを掲げられていて、
こうして一緒にサーフするのも、
人のつながりやご縁、
輪廻とか示唆があるのだと深く感じた。
エプロン姿のサーファーズ岬のなるちゃんと、
赤いニット帽は小島さん、
サングラスと麦わら帽子がお似合いの泰介さん。
そしてわれらがラカ法王。
まるでロックスターが集まるバンドに見える。
小島さんは、
私がまだ10代のときのサーフ仲間だ。
彼の周りにも天才人が集まっていた。
宇宙的な運動能力を持つナチくん(サンゴくん)、
とっても博識で猫アレルギーの佐藤くん、
最後の用心棒という目つきの裏さんたち一派。
そのなかに小島さんがいて、
独特のヨーロッパ感を醸し出していた。
いまも小島さんは、
ハッピーサーフィンを愛し、
実践してくれるので、
『デュークT』が思想的にもとても似合うと気がついた。
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【巻末リンク:石田さんのお言葉】
Happy Surfing and Happy Lifestyle!!
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