黒潮町までやってきた。
室戸岬からおよそ200km、
車で4時間強の道のりだ。
道路標識に動物注意とあったが、
黒潮町の場合は、
タヌキ(タヌーマン)が出没することですと、
スマイリー・グリズリーこと伊藤くんに習った。
でもタヌくんは湘南にいるので、
今回は違う意味だと思える。
美しい四万十川。
日本の原風景にしばし感動してしまった。
四万十大橋のたもとに
『彩市場』という生産者直売場があって、
その交差点で前出したスマイリー・グリズリーと再会を果たした。
するとなんと、
ちょうどデュークTを同時着用していて、
こんな偶然にうれしくなった。
ガォー!
「西に良い波があるかもしれません」
そんなことになり、
国道321号線をスマイリー・グリズリーの愛車ロック・サバ号で南下というか、
西行の人たちとなった。
途中のファブリック岬では、
「うどん朋輩=ヘンプうどん」の長男ゼンこと、
然一(ぜんいち)くんと会えた。
お母さんのジュンコさんいわく、
いつもデュークTを着ているのですが、
今日は洗濯日でした、
とのこと。
揃い踏みとはならなかったが、
ハッピー・サーフィンの普及にうれしくなった。
さらに進んでいくと、
ハンティング・ベイという入り江があり、
そこの波を見ると、
驚くほど良い波で、
アテンドしてくれたグリズリーも
「ここでやりましょか」
そう言って大喜びしていた。
グリズリーは私の72に目を入れてくれて、
ずっと真剣に見ていたのが印象的だった。
サーフィンが本当にお好きなようです。
そのままパドルアウトし、
「ウエットスーツはよう着んです」
毛皮由来なのか、
厚い皮膚の利点を活かしてパドルアウトしていった。
ボディの比重を使ったさすがのダウンザライン。
「あいつはああ見えても260kgはあるんやで」
後ろで知らない人がそんなことを言ったので、
「最近、酒を止めて食管理したから痩せたと言うてたで」
変な幡多弁で返すと、
その人はサバ手をして笑っていた。
お名前を聞くのを失念したが、
この方もハッピーサーファーのお一人だろうと確信した瞬間だった。
高知に来てから38関係ばかりで驚いている。
サーフ後、
スマイリー・グリズリーと再会を祝って、
業務スーパーあるね屋駐車場で、
ノスタル弁当と、
ニコニコ市で購入したかつおとヒラマサがどちらも380円だった。
私たちの正面には、
この38号が停まっていた。
このナンバー自体はそこまで不思議ではないが、
他に車はなく、
この車一台だけのポツリが不思議な38=サバ感をかもしだしていた。
「おもしろい古道具屋があります」
グリズリーがそう教えてくれた中古屋さん。
入店直後にサバ手のクッキージャー(たぶん)を見つけた。
380円。
このレコードプレーヤーも3800円で売っていた。
動作確認をしてみると、
本当は45回転のはずが、
経年劣化でちょっぴり回転が遅くなっていた。
なので、
これはきっと38回転だと察してしまった。
ガッチャマン関係というか、
タツノコプロの作品を見ていると、
誰もサバ手関係をしておらず、
もうサバ嵐は去ったと安心していると、
夜勤明けのスマイリーが寝ていたので、
うれしくて写真を撮ってみた。
次に温泉に行くべく大橋通りを走ると、
前に3814(さばいーよ)号がやってきた。
いよいよサバ大王君臨かと確信して盛り上がってきた。
そのまま名湯『中村湯』までやってきた。
ここはすばらしい泉質で、
昭和の心の優しいおばちゃんが番台にいるのだ。
入浴料380円では20円足りず、
実際は400円。
まるでジブリ映画『千と千尋の神隠し』の気分になった。
いつかこの外階段からスーッと、
カオナシが降りてくると信じているのだ。
その後「ほうばいうどん」の
学くん(冒頭のゼンくんのお父さんですね)が、
上記した中村温泉とセットで
「安くておいしいです」
そう教えてくれた銘焼肉屋に行くと、
ホンダ・サバットが停まった。
「うわ!」
サバットといえば、
サバ手ポーズを世に広めたラカ法王の御料車である。
で、
今日のサバづくしのフィナーレとして、
法王が店内にいるのかもしれないと、
こみあげるワクワク感がある焼肉屋前でもありました。
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【巻末リンク:ペンギン村計画の黒潮町】
【巻末リンク*2:スマイリー・グリズリーの必殺技】
【サーフィン研究所特大号:動画あり】不空の生まれ変わりは空海_ニコニコ・クマさん=スマイリー・グリズリー_(2502文字)
【巻末リンク*3:サバ手について】
Happy Surfing and Happy Lifestyle!!
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